IKEAやニトリの椅子からThe Chairまで試座してみる~団地暮らしの椅子探し3~

書斎用の椅子探しの様子を紹介した先回に続き、今回はダイニング用の椅子探です。

椅子選びはブランド名や価格より、座り心地を重視するという方針は書斎用椅子でもダイニング用椅子でも変わりません。なので、基本的にはお店に出向いていって、実際に座ってみて座り心地を確かめて選ぶ、、、ということの繰り返しで選びます。

書斎用の椅子はWORKAHOLICさんのオフィスチェアの品揃えが素晴らしく、めぼしいオフィスチェアは集中していましたが、ダイニング用の椅子は種類も桁違いで一店だけでOKというわけにもいきません。なので昨年の初夏の頃の週末は、家具店・デパート・椅子メーカーショールームから近所のホームセンターまで出向いて、椅子に座りまくる日々でした。

椅子選びは見た目から選ぶのも楽しいですし、選定に馴れてくると合わない椅子は座った瞬間に”違う”とわかりますし、座った瞬間の印象は良くても5分くらい経つと妙に違和感を覚えることも。ちょっとした差が体に合ったり合わなかったりだと思いますが、椅子は似たような形に見えても座り心地は千差万別で、同じ椅子でもその人の体型や癖によって椅子の評価は変わると思われます。

そんな中、印象に残った椅子を思いつくまま順不同に書いていこうと思います。

マルニ木工

広島が本拠の国産家具メーカー。特に惹かれたのは、代表ブランドのHIROSHIMA。板座の美しい椅子でした。椅子探しの初期の頃に出会ったので、座りやすさに驚いた記憶があります。あとラビットチェアは可愛い。さすがにおっさんが座るにはアレですが。

天童木工

こちらは柳宗理など日本の気鋭な作家やデザイナーの品を多くを製作している会社。団地が産まれた頃の戦後日本の産業界、工芸界の気概が受け継がれていそうなのも惹かれます。港区のショールームがあります。しかし、ショールームのチェアを一通り座りましたが、座り心地でもデザインも私が惹かれるものはなかった・・・。
有名なバタフライスツールは、美しいけど腰痛持ちの私にはリラックスして長時間座っていられる感じではなかった。この椅子は長時間座るというより見て楽しむものかもしれません。

カリモク家具

こちらも国産家具の老舗。デザインは結構好みでしたが、座り心地で私に合うのなかったのが無念。。。

柏木工

飛騨高山のメーカーさん。ここも椅子の種類は多く出しております。私にはウィンザーチェアの”シビル”がとても座り心地が良くお金を出してもいいかなと思いました。購入候補です!

ニトリ

外しちゃいけない、お値段以上の商品。確かに他の椅子メーカーに比べるととても安い。この値段でこの品が買えるのかと思うと驚きます。しかし、値段の偏見無しに実際に座ってきましたが、あまりピンとくるものはなく、、、でした。悪くはないのですが、ずっと座っていたい、購入したい、、と惹かれる椅子はなかった。

無印良品

近所にあったので他の買い物のついでに寄ってみました。まぁ椅子メーカーではないですから上の家具や椅子メーカー達の作る椅子に比べれば微妙な座り心地なのは仕方ないのかと思うのですが、値段は強気な設定でした。

Awaza

”腰にやさしい日本の椅子を届けたい”というキャッチフレーズだったので、期待して試座したのですが、、、。なぜか私には全く合わず、むしろ腰が痛くなって5分も座っていられずでした(´・ω・`)日本人平均に比べれば私が大きいからかな・・・?
Awazaの名誉のために書いておきますが、腰痛には個人の指向があるので、この商品が全ての腰痛にとってダメということは全くありません。単に私に合わなかったのだと思います。そこは誤解なきようにお願い致します。

飛騨産業

神谷町に大きなショールームがあるキツツキがトレードマークの家具の老舗。会社名のとおり飛騨高山が本拠のようです。
ここは種類が多く、私好みの椅子がたくさんありました。全て木でできているKISARAGIは綺麗でしたし、座り心地も悪く無かったです。でも、私が一番惹かれたのはウィンザーチェアのNEWMCKINLEY(ニューマッキンレイ)の座り心地。この商品はショールームでも隅っこにあり、デザインも結構好みがありそうなので、おそらく売れ筋商品ではないと思いますが(失礼!)非常に座り心地が良かったです。背もたれも座面も大振りな椅子で、でかい私の体を包み込むような座り心地で、いくら座っていても疲れなさそうな素敵な椅子でした。これも購入の候補です。

宮崎椅子製作所

飛び込みで入った椅子屋さんに多くの展示品があり、どれも個性的で面白い椅子ばかりで惹かれました。ここもたくさんの製品を出しているのですが、No42(北欧のカイ・クリスチャンセン氏の椅子の復刻)、DC09、DC10というモデルは記憶に残っており、デザインも座り心地も非常に素晴らしかった!調べてみると徳島県の会社のようです。購入の候補です。

日進木工

こちらも飛騨発祥のメーカーさん。が、あまり私の体に合う椅子は見つけられず、印象に残っている椅子がないです。

続いては海外メーカーの椅子。

PP MOBLER

ハンス・J・ウェグナーのデザインした椅子を作るデンマークの有名ブランド。その名もズバリなモデル「The Chair」は1950年の発売から60年以上も売られています。米国大統領候補ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンがこの椅子に座り、討論会を行ったことで有名です。
さすがに外国メーカー製らしくゆったりとした大振りの椅子。座り心地も素晴らしかったのですが、お値段もさすがの60万円超でした。腰痛持ちの私としては椅子には金に糸目はつけない、、、といいたいところですが、さすがにこれは予算オーバーです(^^;
発表から時が経ちオリジナルの数分の一の値段のコピー商品が氾濫しまくっています。ジェネリックとかレプリカとかかっこつけて呼ばれていますが、要はコピー商品じゃね?と思います。こういうのは我が家には絶対に置きたくない・・・。

ハーマンミラー

書斎用の椅子選びに出てきたアーロンチェアを作るハーマンミラー社はアーロンチェアとは性格が違う有名な椅子をもう一つ造っています。それがイームズのシェルチェア。アーロンチェアと違ってそこまで気に入る座り心地ではなかったのと、デザインも我が家の団地っぽくないので、残念ながら購入候補にはならずでした。
しかし椅子としては面白く、やはりその辺の椅子とは違うオーラがあります。そしてこちらの椅子も、本物の値段の数分の一のコピー品が大量にネット通販に溢れています。まがいものを数千円の値段で売られたらオリジナルのメーカーは溜まったものではないでしょう。中古で買うときは裏のメーカーの刻印を確かめましょう。

カールハンセン&サン

こちらもハンス・J・ウェグナーデザインのYチェアが有名なブランドです。Yチェアは、座り心地は悪くなかったけど決め手に欠けるというか、、、。これなら国産メーカーの椅子のほうを購入しようかな、という感じでした。
これもジェネリックという名目でコピー製品が出まわっている人気椅子。

IKEA

忘れちゃいけない家具界の巨人で黒船。ここも何の偏見も抱かないように、まず値段もデザインも全く考えず、頭を空っぽにして、横浜港北店においてある椅子の座り心地を片っ端から試していきます。
しかし残念ながら気に入るものが無かった。この値段で一つの椅子に商品をまとめて販売できるIKEAは素晴らしいと思いましたが、一方で値段相応に造りが雑なものも目に入る。そういうのを見て、家に帰ってきたらそんな椅子が待っていると想像すると若干切なくなる、、、。ここの椅子を買って、カスタマイズする材料にするという考えはあるかもしれません。
椅子とは関係ないですが、久しぶりにIKEAに行ったら、日本の家屋に合いそうな日本風というか、従来の”北欧万歳”以外の商品が全体的に増えてきたかな、という印象をでした。

ここに挙げた他にも国内外の椅子をたくさん見ましたが、あまり記憶に残っておらず、買おうと思った椅子はなかったので割愛です。

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椅子選びの一コマ。宮崎椅子製作所のNo42(右上)、DC09(左下)、柏木工のシビル(写真左上、右下もシビルの仲間)。椅子を並べては座ってみます。

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座り心地の印象が良かった飛騨産業のニューマッキンレー。ちょっと変わったデザインのウィンザーチェアです。

結局、椅子の購入候補はマルニ木工、柏木工、飛騨産業、宮崎椅子製作所の製品。国産メーカーの品ばかりが残ってしまいました。我が家のリノベーションでは漆喰の壁洗い出しのタタキ玄関檜や杉の床畳に古建具が使われています。日本の在来工法や材料が使われていますし、そもそも建物が団地ですし、結局椅子も国産物のほうがしっくりくるのかもと思いました。

ちょっと椅子探しそのものからは外れますが、こんなに細かく椅子探しのことを書いているのは、私が椅子を探すときにネット情報が少なく難渋したので、書いておけばどなたかの何かの役に立つかもと、思ったのもあります。気に入った椅子やメーカー見つけて、ネットを検索すると、ほぼ家具屋さんの”◯◯が入荷しましたー”的な記事くらいしか引っ掛からないのです。家具屋さんは当然その商品を売ろうと思っているわけで、基本的にはその椅子を褒めることがメインでしょう。それぞれの椅子のオーナーさんの熱い想いやなぜその椅子に辿り着いたかに私は興味があったのです。 このサイトは椅子製作会社やメーカーがバックにいるわけでもないので、感じたままに書きました。繰り返しになりますが、ここに書いたのは私の主観であり、各椅子やメーカーさんの商品がフィットするかは大きな個人差があると思います!
私に合わないからといってその商品がダメなわけでは全くないです。

さてさてこの椅子選びフラフラ記録ですが、次回は再び書斎の椅子選びに戻りたいと思います。

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