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小物ポイント・マリンレイクの夕暮れ~パラオダイビング旅行記11~

マンタのジャンプを撮影した後、ついにパラオダイビングの最後となるポイントへやってきました。

ここは”マリンレイク”と呼ばれる極浅いポイントです。細い水路で外の海とつながっている汽水性の入り江です。航空写真で見るとこんな具合。下が外海で上がマリンレイクだと思うのですが、この辺は外界から閉ざされがちな似たような地形が何個かあるので自信はないです。

↓がマリンレイクに向かう水路の入り口。

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水路は細いので船では侵入できず、潜水しながら遡ります。左奥方面がマリンレイクです。

 

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水路は極浅く、我々以外は人間はいないし、波もここまでは入ってこないので不思議に静かさに満ちたダイビング。海面から顔を出すと南の島のジャングルが拡がり、静寂。岩肌が迫ってきていて何か畏怖のようなものを感じます。

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突然、ジャングルから南国の鳥のけたたましい鳴き声が水面上に響いてきます。やっぱり変なダイビングでした。

 

マリンレイクは小物の魚の宝庫。日本にはいないセグメンテッドブレニーやブルースポットダムセルといった魚がいるそうな。ブレニーはギンポの仲間のことで多分丸っこいひょうきんな顔の魚で、ダムセルはスズメダイの仲間なので、多分青い点があるスズメダイが見られるのでしょう。

 

早速見つけたのは”イチゴパンツ”の愛称があるマンジュウイシモチの子ども。
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ユビエダハマサンゴの上を泳いでいました。大きくなると結構気持ち悪いのですが、このくらいのサイズなら可愛いで許されます。こいつは何年か前に西表島でも見ました

次に出てきたのは、、、
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セグメンテッド・ブレニー!こいつか。。。やはりモンツキカエルウオトウシマコケギンポのようなギンポ系のとぼけた顔をしています。目の上に眉毛のような触角のような変なのが生えているし、口は半開きだし。

次に出てきたのは、ニシキテグリ。
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コイツの色使いは何でこんな色をしているの?と言いたくなるような色使い。サンゴの隙間をくねくね逃げ回るので撮影は至難です。私は小物撮りに飽きたののとあまりの動きの速さにあきらめて他へ遊びに行ってしまいましたが、妻がしつこくニシキテグリの撮影をしていました。そのうちの一枚が↑の写真です。もう夕方で暗くなって来たのによく撮ったと思います。

このあとブルースポットダムゼルも見たのですが、私はマクロ系を追いかけて撮影するのに疲れたので、コクテンフグを追いかけまわしたり、砂地で見つけたサカサクラゲをいたずらしたりして過ごしていました。サカサクラゲ↓

パラオのラストダイビングらしく、静かな入り江で、それぞれのんびりとやりたいことをして過ごします。

やがて日も暮れてきたし撤収です。暗くなってきたから家に帰るというのは子どもの頃の遊びと一緒です。
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水中から暮色に染まる空の色を撮ってみました。水の中はあっという間に暗くなり、水中ライトがないと心細い。ふと浮かび上がって水面に顔を出すと、夜になりかけの鬱蒼としたジャングルの闇と静寂が怖い。再び水底に戻って、船に向かって泳ぎます。

このマリンレイクは浅く、ダイビングログは最大水深6.3m、平均2.5mのポイント。65分の長いダイビングでした。

暗くなったパラオの海を後にして陸に戻ります。3日間という短時間の割りに魚の群れ、大物、マクロから沈船、ゼロ戦まで、さすがにパラオの海はバラエティが豊富な海でした。ログ付け・支払いを終えてホテルに戻ります。

本日の夕飯は、もうコウモリのメニューに触れられることなく、インド料理のザ・タージへ。無事にダイビングが終わったので祝杯を挙げます。タンドリーミックス($40)を頼み、その他バターチキンカレーやナンやらを頼みます。

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明日は早起きして早朝ダイビングに行くという学生の合宿のような予定は無いので、カパーッとビールをぐびぐびやります。いやー良い夜です。

飛行機に乗る前、18時間以内はダイビングは禁じられているので、我々の帰国は明後日。明日はダイビングではない海のアクティビティに参加します。行き先はやっぱりパラオに来たからには一度は行っておかねばならないミルキーウェイの泥パックとクラゲの湖に向かいます。もう黄金のパラオ初心者です(^^)

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