夜の鳥取市街~鳥取・島根旅行②~

未踏だった山陰をめぐる今回の旅行。兵庫県から西進して、鳥取砂丘で日暮れを迎えたので、今夜は鳥取市内で宿泊です。

鳥取といえば砂丘(とそこで栽培されるらっきょうや梨)のイメージが強いですが、鳥取は泊まるにはいい街なのです。なぜなら県庁所在地にもかかわらず駅前に温泉が湧いているから。この温泉は、最近の掘削技術の進歩によって深々と井戸を掘って温泉というか地下水を無理くり出す温泉ではありません。100年以上の歴史があるらしい由緒正しい温泉です(詳しくは鳥取市のサイトを)。紀行作家の宮脇俊三先生も”鳥取駅で長時間停車をする各駅停車列車に乗ったなら駅前で一浴することも可能”といった趣旨を書かれていたような・・・。

私もこの日は鳥取駅が徒歩圏内の温泉旅館に泊まることにしました。夕飯もまだなのでチェックインしてから夕食を求めつつ街をうろうろしてみることに。

何かあるかなー、と思ってまずは鳥取駅に。なんとなく駅に行けば何かあるだろう、、、という思いがあります。駅は街の顔ですし。
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なかなか立派な鳥取駅。高架の駅です。非電化の在来線のみの線路ですが、最近出来た田舎の新幹線の駅より風格がある。さすが県庁所在地。

構内には砂のコナン像。
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鳥取といえば砂!で、これに鳥取県出身の青山先生のコナン。鳥取らしいのかな。

駅を出て、駅前のアーケード街のほうへ行ってみます。
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、、、人がいないぞ。店も開いていないぞ。19:40くらいなのでそんなに遅い時間でもないのですが、日曜の夜だからか。。。夕ご飯に一人で居酒屋に入る気分でもないなぁ、、、と思って写真右の店には入らず。

鳥取県自体の人口が50万人台で、その県庁所在地の鳥取市の人口も20万人を切っている市という認識はありました。が、やっぱり寂しい。

アーケードを抜け、歩いていると”大物な雰囲気のある交差点”に出ました。
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↑これ面白くて、思わず写真に。左の高いビルは映画館”鳥取シネマ”。シネコンじゃない映画館が生きているんですね、鳥取では。20万人クラスの都市でシネコン以外の映画館が街の一等地に生き残っている街がどれほどあるでしょうか。

そしてその隣にある店が不思議な名前のお店。”万年筆博士”さん。既に閉っていますが、ただならぬ匂いを周りに振りましているので↑写真を撮った後、交差点を横断して店の前に。
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いや、”万年筆博士”という名前の”万年筆”はモチーフか何か(南仏の保養地名の「コート・ダジュール」がカラオケ屋さんの名前になっているように)で、オサレカフェ的なものかと思って近寄ったのですが、ガチな万年筆屋さんでした。しかも職人さんがしっかりと作りこんでいる万年筆。改めて万年筆博士さんのサイトを見ると買いたくなります。
このようなお店が街の一等地に成立しているということ、映画館の存在からも鳥取の文化程度は高そうです。駅前が猥雑で賑やかな街は関東にごろごろしていますが、このような街がどれだけあるのか。

文化には敬意は払いますが、夕飯のため一人で入ろうかな、、、という店はみつからず。。。です。

このパターンのときは幹線国道沿いにあるスーパーに行くのです。22時くらいまで開いているし、地元っぽい食材や酒も買えるのです。

再び車のエンジンを廻して買ってきたのがこちら。
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鳥取県智頭町の諏訪娘と鳥取県岩美町の瑞泉(同じ銘柄の大泡盛メーカーがありますが、私は白百合のほうが好きです)。酒の相手は山陰名産とある「するめ糀漬」に、お店にあったとうふ竹輪二種。そして一個前の記事ででてきた浜坂駅のある浜坂直行便のホタルイカ!

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なかでもこのホタルイカ。良いです。酒にあう。いくらでも酒が飲めそうな。部屋に戻って事実あっという間に2合の日本酒が空きます。追加で酒を求めて外へ。、、、ま、客観的に見るとおっさんが一人で温泉旅館で酒盛りをしているだけなので、侘しいことこの上ないのですが(^^;

しかし見知らぬ街のホテルで行う一人酒盛りがこんなに楽しいのはなぜなのか。酒は上等じゃなくて良い(この日は上等だけど)。つまみも上等ではなくて良い(この日は上等だけど)。コンビニで買う酒とつまみでいい。ただしホテル一人宴会の時の酒はアルコール度数は15度以上のやつに限ります!。

この宴会のためにビジネスホテルに泊まっても良いくらい好きです。