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小さなコショウ挽きにこだわる/クリスマスイブ2017

クリスマスイブの22時ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。小生、単身赴任先にて何年ぶりかに単独のクリスマスイブを満喫しております。しかし、やることも無いいつもの日曜の夜なので書斎のPCの前で正座し海獣記を記そうと思います。

さて糞野郎の一人暮らし、おっさんの一人暮らし、男の一人暮らしを始めるときに何を買うべきか、というのは永遠のテーマです。しかし、その際に自分の胃袋を満たすために自炊をするか否か、あるいは自分が作る料理で女性陣の胃袋を掴んでくんずほぐれつを目指すか否かによって選択肢は変わります。

何の目的であれ糞野郎が自分で料理をするという選択肢を選ぶ場合、大学進学の10代から結婚するまでの30代になるまで、また結婚してからも単身赴任生活を余儀なくされ、約15年くらいの自炊生活を営んでいるおっさんである私が、調理道具分野で”これだけは買っておけ”と後輩にアドバイスするとして、真っ先に推薦するものがコショウ挽き(コショウミル)です。男臭く表現したいのでコショウ挽きと漢字交じりで書いていきます。

糞野郎の一人暮らしの自炊では、やっす~~~~い肉を買ってきて、フライパンや中華鍋に油を引いて塩と胡椒だけで肉を焼いて酒を飲みがてら食べるなんてことが日常茶飯事。私の経験ではその時に使うコショウが旨いかで生活の充実度は変わってくると思います。塩ももちろん上等なものが良いのですが、コショウほどは差が出にくい。クリスマスにおねえちゃんを部屋に連れ込んで食事を奢る際、旨い料理を振舞えば、料理上手で素敵!となりますし、それに連れ酒もすすむのです、きっと。
その時、香り引き立つコショウがあればやっすい肉でもそこそこ食えるものに化けます。そしてコショウの香りは何といっても挽き立てがすばらしい。すでに挽いたものをパックして売っている商品とはぜんぜん香りが違う。生ウンコと乾燥粉糞くらい違います。なのでコショウ挽きを常備するのは男のたしなみであり、それを細かく挽くコショウ挽きというのは重要なのです。中華鍋より重要アイテムです。

前置きが長くなりました。コショウ挽き自体は世にいくらでも売っているので、好きな物を購入すれば良いと思いますし、私自身どれが良いと言えるほどコショウ挽きをいろいろ試したわけではない。ですが、私が長きに渡る独身・単身生活の末に本年購入したのがこちら↓

フランスのプジョーというメーカーの白木のもの。

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プジョーはコショウ挽き界ではスタンダードでメジャーなメーカーです。
フランスの”プジョー”というと自動車メーカーのPEUGEOTを想像するかもしれませんが、実は同じ企業のようです(コショウ挽きと車のメーカーがなぜ同じ企業なのかはまた後述します)。 私が購入したのは本体の高さがわずか10cmほどの物。


ひっくり返すとミル部分にメーカー名のPEUGEOTという刻印とともにFRANCEの文字があります。

なぜこの商品を買ったかというと、本体の高さが重要だったのです。私は全高11cm以下のコショウ挽きにこだわって探していました。
その理由は我が家(単身赴任先じゃないほうの団地の家)のキッチンであるグラッド45がネックだったのです。


上の写真の赤で囲んだ部分に小さな引き出しのようなものがあります。ここはスパイスラックにしており、いろいろなスパイスを入れているのですが、この引き出しの高さは約10~11cmほど。なのでここに入る背の低いコショウ挽きを探していたのです。

以前使っていたミルは、インターネットで探した背の低いコショウ挽き。

以前に使っていたミルとPEUGEOTのミルを並べるとこのとおり。圧倒的に以前のミルの背が低い。前のミルはそれはそれでがんばってくれました。


ひっくり返したところ。前のミル(左側)はTAIWANという刻印もあるけど、食器で名が知られている新潟県燕市(新潟っ子としては燕産というのもポイント高い)のメーカーの物で高さはとっても低い全高7cm!のミル。小さいけどコショウ挽きという機能には問題はなかったのです。しかし1年ほどでネジが固まってしまいコショウの補充や荒さを変えることができなくなってしまいました。

アクリル プチミル (佐藤金属興業)

値段も千円台前半ですばらしい物だったのですが、やはり耐久性というか安定性は、この大きさや価格の犠牲になっているかなという感があり、購入から約1年で、使えなくなってしまいました。

そして今回購入したのがプジョーの白木モデル。

全高も抑えられており、かつミル部分も伝統あるプジョー製品で耐久性もあるのではないかと期待して購入しました。購入した物には以下のようなタグが。

FRANCEで1840年からコショウ挽きを作ってきた。180年ほどの伝統があるのですね。ちなみに「Poivre」というのは英語のPepperという意味らしいです。Poivreが大きく書かれているのがフランスのメーカーっぽい。


フランス語で書いてありますけど、英語で併記されているので助かります。コーヒーミルから初めて1874年にコショウ挽き、そのミルという歯車製品から発展して、それからいろんな製品製作に移行し、フランスを代表する自動車メーカーになったプジョー。その原点のコショウ挽きをいまだに作っているのが頑固おやじっぽくて好き。


図で説明した使用方法。仏語、英語、蘭語、独語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、スウェーデン語、日本語、ロシア語で記入されてあるのが世界各地で使われているんだなと。


日本語の説明部分。5年の保証がありグラインダーシステムは無期限保証。男気がある保証です。買っておいて間違いはない商品だと思います。

コショウ引きの中に入れるコショウは特段こだわりはないですが、今は単身赴任で物流が滞っていることもあり、メジャーなGABANの物を入れております。

安定して安心した品質で十分といえば十分。挽かれてあるコショウとホールで買ってミルで挽いたコショウを比べると著しい落差を実感します。そのくらいコショウ引きはお勧めのキッチン用品です。

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クリスマスイブの夜にコショウ挽きの話をするのもなかなか乙です。一家に一個はコショウ挽きお勧めです。本当に。

 

(2018年3月2日付記 ここで紹介した胡椒挽きのpeugeotの白木10cmのものははグラッド45のスパイスラックには入りませんでした。。。無念です。)

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