夏を前に旅に出たくなる本~1冊目『「青春18きっぷ」ポスター紀行』~

本日は関東では今年初めての真夏日。気温が上がってきて、青から白っぽい空を見ると夏休みが近づいてきている子どもの頃の感覚が懐かしく思います。中学生くらいからウロウロするのが好きだったのです。当然お金も大して持っていないので遠くに行く旅行ではないのですが、電車に乗って知らない街に行くだけでもワクワクしていたあの頃。今はお金もそこそこあり、海外にも何度か行きましたが、あの頃の何も知らなくて何でも吸収できた感覚はもう無いのが寂しいような。でも暑い中のだらだらした旅には無性に出たくなるのです。

目的もあまり無いような旅に出たくなる本を書棚から何冊か紹介したいと思います。(個人的には「どくとるマンボウ航海記」「深夜特急」辺りが旅の名著だと思うのですが、これらは長期の海外旅行の話なので、あの頃の感覚とはちょっと違うのであえて今回は出しません。)

やはりお金の無い学生旅。お世話になるのは”あの切符でしょう”ということでまずはこの本。

「青春18きっぷ」ポスター紀行・込山富秀

夏・冬・春の学生の長期休暇を狙った頃に売られる全国のJR線の普通列車乗り放題となる「青春18きっぷ」の発売ポスターの1990年から2015年前の25年分をまとめた一冊です。見開きページにポスターが掲載されてあり、そのポスターを本書の著者であり、ポスターのクリエイティブディレクターの込山氏が撮影地や撮影時の裏話的なものを解説するというスタイルの本。青春18きっぷこそ目的に乏しい旅の強い味方。当然青春18きっぷの販促というポスターですから強烈に旅に出たくなる成分がむんむんと含まれています(^^) そして青春18きっぷファンにはたまらない一冊。

見開いてみるとこんな具合。

ポスターが詳細まで見えるサイズで一面に掲載されているのがありがたい。 ↑は2002年冬のポスターのページ。このポスターはよく覚えています。まだ大学の学部生時代のときのもので、それこそ18きっぷで旅をしている最中に北海道の小駅で、汽車の乗換え時に通ったガランとした細めの跨線橋の壁に貼ってあったりしました。

1990年代半ば~2000年代はまさに高校~大学時代の私が18きっぷでウロウロしていた頃で、本書に収録されているポスターはで泣きたくなるほど懐かしい。何もかも見るものが新鮮だった時の旅の最中で見たポスターたちが収録されているんですもん。

青春18きっぷは高校~大学生の頃散々お世話になりました。学生時代札幌から新潟まで18きっぷ1日分で帰ったこともあったし、逆に何日もかけて東北地方をグネグネ廻りながら札幌に戻ったり、北海道中の鉄道路線を乗ったり、見聞を広めるのに使った思い出深いきっぷ。そういえば今は妻になってしまっている女性と18きっぷで日光に出かけて、私だけインフルエンザを貰ってきたこともありました。

社会人のおっさんになってみたら、飛行機や新幹線代を払って時間を買っているときもありますが、オフの時はなるべく無駄の多い旅をしようということで、今でも18きっぷを買うこともあります。ただ5日分使い切るのがなかなか難しい(^^; 年を取ったなと思います。

なかなか旅に出られない時、一杯やりながら本書を見返して、過去の旅を懐かしむのもオツなものですが、やはり、、、どこか旅に出たくなる。これを書くために本書を読みましたが、もうどこか辺鄙な小駅とかに行きたくなってます(^^)

 

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