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旭山動物園のゴマフアザラシの紹介

2004年アザラシ館をオープンした何かと話題な動物園。アザラシのみならずいろんな面で注目されている動物園ですが…。

 

管理人による お勧め度 A-

営業期間・休業日
(2005年度)夏期:平成17年4月29日~10月23日(無休)
冬季:平成17年11月3日~平成18年4月9日(12月30日~1月1日休業)

営業時間
夏期:9:30~17:15(入園は16:15まで)
冬期:10:30~15:30(入園は15:00まで)

アクセス
旭川駅前アサヒビルから旭川電気軌道バス41、42、47 番旭山動物園行き。所要時間は約40分。運賃は片道400円。
また公共無料駐車場1000台あり。

公式サイト
旭山動物園ホームページ

 

独断による評価
総得点
14点(18点)
評価理由

 

入場料
4点
大人(高校生以上)580円と標準的な値段ですが、年間パスポート1000円であることと中 学 生以下無料というかなり良心的な値段なので高評価にしました。

アザラシ
1点
アザラシはゴマフアザラシ一種のみ、また数もそれほど多くないのでアザラシそのものの評価は こんなものです。

展示
5点
なんといっても全国的に有名になったアザラシの円柱水槽は一見の価値ありでしょう。確かに他 の施設では見られない角度でアザラシが見られますし、見ていて面白いです。プールも直方体のいかにもなプールではなく北海道の小さな漁港を再現したという コンセプトで作られています。

企画
4点
エサの時間には職員さんによる解説があります。アザラシの体の特徴や泳ぎ方、飼育について いろいろ盛りだくさん。

施設
0点
(4点)
辛口評価となっていますがこれには理由が。管理人は8月第一週日曜日の昼頃という超繁忙期と1月第三週平日の閉館15分前という超閑散期に行ったことがあります。
有名な動物園ですから夏の休日にはあざらし館を見るのに30分待ったりとか、トイレがめちゃくちゃ混んでいたり、あるいはマナーの悪い客が目に付いたりという事態が起こっ ていました。ある意味仕方ないのですが雰囲気と して は…。旭山動物園自体は悪くないのですけどね。
でも一月の平日はあざらし館に客がちらほら、時には管理人貸切という状態になったりしていました。この時の雰囲気はとても良かったです。
評価は夏の休日なら0点、冬の平日なら4点ですね。まぁ左のグラフは最悪の場合を想定をしてということで(^^;
できるなら夏休み期間は訪問を控える事をお勧めします。
(あざらし館自体は良いので、それは「展示」としての評価に含みま し た。)


雑感・感想など

 

ユニークな展示方法により、2004年の入場者数が地方の小動物園ながらも国内上位に食い 込み一躍有名になった旭川市の旭山動物園。その辺はさんざん ニュースで取り上げられたので割愛します。また年間パスポート制度をいち早く取り入れるなどさすがだと思いますし、好感も持てます。
しかし、人が殺到しすぎていまして、アザラシを見に行ったのか、人を見に行ったのか、という状況になってしまいかねない状況です。
例えば夏の休日には駐車場が埋まってしまい駐車まで30分待ち、あるいは旭川駅からすし詰めのバスに40分に揺られたり、トイレに長蛇の列、お腹が空い て売店に並ん でも再び長蛇の列、何よりアザラシ館に入るのに再び長蛇の列と、混んでいるところが大嫌いな管理人には殺人的な混雑具合をかもし出しています。こういった 点で上の評価では施設面が0点になったわけ です。ただ、これは旭山動物園がすばらしいから人が殺到するわけで、もともとは一地方動物園にすぎない旭山動物園のキャパシティを上回る人が来園する以 上、仕方のないことかもしれません。徐々に改善方向に向かうでしょうし。
それでも冬期はだいぶ落ち着くようでお客さんもかなり減ります。ゆっくり見たい方は冬の方をお勧めします。ただこの動物園は旭川の山のほうにありむちゃ くちゃ寒いところなので覚悟して行ってください(^^; マイナス10度の屋外で数時間動けるくらい覚悟で行けば完璧です。いや、脅しではなく普通の真冬 の日はマイナス10度くらいにはなる場所ですから。

 

あと冬期間の開園時間短いので気をつけてください。これでも2004年以前(11時~14時)に比べれば伸びたのですよ。


冬のアザラシ館

 


入館したらアザラシが出迎えてくれました。


動画(1.52MB)

↑方向に進んでいたアザラシが水槽の途中で体を回転させ
↓方向に泳いでいきました。


動画(3.15MB)

円柱水槽の隣はガラス張りになっておりプール内部を
側面から眺められます。アザラシは円柱水槽はゆっくりと泳ぎますがプール本体ではビューっと泳ぎます。

アザラシについて言えばなんといっても円柱水槽が有名ですね。口でどういうものか説明する のは難しいので写真を見てください。ただ、この円柱水槽、眺め ている分には楽しいものですが写真撮影をしようとすると、ボツ写真を大量生産するものに豹変します。なぜかというと、まず円柱水槽のあるアザラシ館内部が かなり暗くシャッタースピードが遅くなること、またストロボをたくと円柱水槽のガラスに反射してしまいますし、それ以前に動物に向かってストロボを使うの はよくないでしょう。それではストロボを使わないで遅いシャッター ス ピードに対応できるように三脚を使おうとする と、これは次から次に人が来るので、通行の邪魔になります。そしてなによりこの円柱水槽を取り囲むように360度の人垣ができるので、どの 方向から撮影しても円柱水槽の向こう側には見知らぬ子供やおばさん、おっちゃんが入ってしまうのです。これも人気がある動物園の弊害ですね。旭山動物園 を特集した雑誌や、公式のパンフレットはこの人垣が無い状態で撮影しているのですばらしく見えますが…。
またアザラシの種類もゴマフアザラシだけと少しさびしい状態です。ただ内陸にある動物園なのである程度仕方ないでしょうし、ゴ マフ一本に絞り掘り下げて展示するのも悪くないです。
パネルを使ったアザラシの解説はとても面白いものでし た。そういうところをきっちりしているのはさすが旭山動物園です。話題になっていることから、動物が好きでもない、あまりアザラシに詳しくない方も沢山訪 れると思いますが、そういった方にも興味を持っていただける解 説でしょう。

 

管理人のお勧め度についてはアザラシ面から考えるとゴマフ一種なのでC、展示面の工夫(円柱水槽、パネル、給餌解説)でB、さらにアザラシ以外の動物の 展示も一見の価値ありなのでA-としました。

 

 

 

 


動画(1.57MB)

男性職員さんの投げるホッケをキャッチするアザラシ。
職員さんの足元にいるのは2005年に産まれた「そら」

 


動画(3.82MB)

給餌の最後部。
アザラシ館は北海道の漁港を再現したものなのですが
実際の漁港にあるのに再現しなかった「もの」があるそうです。
皆さん何か分かりますか? (正解は動画の中に出てきます)
上の写真は空のバケツを見て餌が無いことを悟ってそそくさとプールに帰るアザラシたち。
旭山動物園では給餌の際にアザラシの解説を職員さんが行っています。アザラシの特徴や生態 をユーモアを交えて紹介してくださいます。
冬期の場合、11:45と14:45の二回。お客さんの多い動物園ですからこの解説の際はアザラシプールの周りにびっちり人間が陣取りますので見たい方 は早めに場所を確保することをお勧めします。

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