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札幌近郊を自転車を持ってうろうろ(新十津川駅・北広島エルフィンロード)

昨日の日記に書いたとおり、折り畳み自転車(DAHONのBoardwalk。このブログのキーワード検索で来られた方を見るとDAHONやBoardwalkと検索をかけて来られる方が多いのに驚きました。)を抱えて札幌近郊を汽車に乗ってぶらぶらしてきました。
特に何かしたいというわけではなかったのですが、夏休みでちょっと遠出をしたくなったので、JR北海道の未乗区間に乗って北広島から札幌市まで続いているサイクリングロードを自転車で走って当日中に帰ってこようかな~、という短距離な旅です。
まずは札幌駅から札沼線という地味な線に乗り北にある新十津川という駅を目指します。札沼線の北部は終点の新十津川に行く列車は1日3本という内地から見るとちょっと俗世から離れたダイヤをしている超ローカル線です。
列車(もちろんワンマン一両編成)はこのようなのどかな小駅に止まりながら新十津川を目指します。
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車両は国鉄時代の年季の入った車両。クーラーは無く扇風機を回し窓を全開にして風を浴びながら走ります。草のにおいがしてむしろクーラーより快適です。新十津川まで行く客は鉄道マニアか旅人のような私との同好の香りがする方が二人と夏休みのおじいちゃんの家に行く風情の小学生の少年一人。定期的に乗っていそうな客はおばあちゃんが二人ほどいました。計6人の乗客です。
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終点についた列車と新十津川駅舎。1日3往復しか列車が来ないところなので、内地の人から見ると、どれだけ何もないところなのかと思われがちですが、新十津川町は北海道の一般的な町村とあまり変わりません。
むしろ北海道の場合、鉄道が現存しているだけで結構な「都会」です。駅から程近い国道275号線沿いにはコンビニがあって、札幌からもちょうど良い位置なので車旅行だと私の休憩スポットの1つです。275号線自体も高速を使わない場合の札幌~滝川・深川・旭川といった道央~道北の街へ行く最速ルートなので混んでいますし。新十津川町も結構な町ですよ。
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1日3本しか列車が来ない駅の時刻表。
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札沼線は石狩川の右岸の町に沿って走ります。一方、左岸には
函館本線という幹線が走っています。
私が乗ってきた列車の折り返しを見送った後、1日3本の路線を後にして持参の折り畳み自転車で左岸の鉄道駅を目指します。新十津川駅の最寄の函館本線の駅は滝川駅。距離にして4~5kmほど。出発前に新十津川駅前で自転車を入れて写真を撮りました。なんかそれっぽい旅の写真のようです。
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石狩川にかかる橋梁から上流から下流方向。左岸が滝川・右岸が新十津川。
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ほどなく滝川駅に到着です。
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滝川から南方の岩見沢を目指すのですが、一時間半後まで普通列車はやってきませんので、自転車で滝川市内をうろうろしたり空知川の河畔で転がったりしていました。
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滝川駅の跨線橋で見つけた広告。見難いですが奥から「自然は圧倒的に九州」「歴史は九州が古い」「食は九州がダントツ」「九州人はアツイアツイ」「温泉は九州の勝ち」とあります。「ダントツ」や「勝ち」の対象を明らかにしていませんが、特に「自然」「食」「温泉」は北海道とかぶっているし、歴史が浅いのは北海道の弱点でもあるし(強みでもあるときがあるが)、私は最初に見たときは「北海道を挑発しているのか!」と感じましたが後からじわじわ来るなかなか秀逸な一品だと思います。。注目を集めるためにあえてこのようなコピーにしたのかな?
滝川からはこの赤い電車で岩見沢へ。こいつも国鉄謹製でクーラーは無し。個人的には窓を全開にすれば北海道ではクーラーより全開のほうが快適だと思います。
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本日の装備品。
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リュックと折り畳み自転車。自転車は電車に持ち込むためにカバーをかけストラップを付けてあります。リュックの中身のクリアファイルには時刻表と駅のスタンプを押すノート。iPodも持っていったけど使わなかった。あと写真を撮っているデジカメも。
岩見沢駅到着です。岩見沢駅は何年か前に火事で駅舎が燃えてしまったので、再建中です。現在は仮設駅舎。
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岩見沢はばんえい競馬の町。ホームにも馬の像が置いてありました。これは燃えなくてよかったな。
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岩見沢からは室蘭本線で苫小牧へ。これがJR北海道未乗最終区間です。未乗の最終の割にちょいと地味な路線ですが。写真は無人駅ながらなかなか立派な構えの由仁駅。
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今回も古い車両で天井には扇風機です。JNRのロゴが光ります。日本国有鉄道のロゴですね。東京等の大都市に住む方にはすでに懐かしいロゴかもしれません。
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苫小牧に到着したらすぐに札幌行きに乗りかえ。新千歳空港を尻目に北上します。そのまま乗っていれば札幌に着くもののあえて北広島駅で途中下車。エルフィンロードという札幌まで続くサイクリングロードを自転車で走って札幌に戻ります。写真は北広島駅下のサイクリングロード入り口。
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エルフィンロードはこのような立派な道。本格的な自転車乗りの方の他にも私のようにとろとろ走る地元のおっさんや高校生なんかも生活道路として使っていました。
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たまに森の中に突っ込んだりします。付近は野幌森林公園の裏手に当たるのでなかなかな森です。
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やがてサイクリングロードは白石サイクリングロードに名を代え札幌市街へと向かいます。市街に入るとマンションの裏や公園を掠めながら走ります。荷台に母ちゃんを載せ、母ちゃんに励まされながら走っている男子高校生を見ました。二人乗りは危ないなぁと思いつつもちょっと微笑ましくもある光景でした。写真はサイクリングロード出口。
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その後、12号線を走り、街中をやいやい走り、無事に家まで帰り着きました。なかなか楽しい旅行でしたが、課題もありました。折り畳みとはいえ自転車は結構大きな荷物になりますね。今回乗ったのは閑散ローカル線が中心だったので(4人ボックス席に私一人というような路線ばかり)たいした問題は無かったのですが、混んでいるときはちょっと迷惑かな?でもデッキに立っていれば問題ないかな?まぁ北海道では札幌の通勤時間帯を除けば、あまりこういった悩みが起きそうにないのですが…。
さて明日からは新潟に帰省します。新潟まで自転車を担いで普通列車とフェリーを乗り継いでたまに自転車に乗って行きますよっ。
久しぶりに貧乏学生らしい旅行を堪能しようと思います。

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