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真冬の太陽の下のゴマフアザラシ=2008年2月24日=

天候:晴れ 気温:-12.0℃ 風速:7.8.m/s=稚内2月24日8時現在=

前日に引き続き稚内市の抜海港を訪問します。本日は前日と打って変わって良い天気!でも気温が低く風も強く体感気温は物凄く低い状況です。

厚着をして車の外に出ます。

アザラシは当然のように転がったり泳いだりしておりました。この季節の抜海に行けばほぼ100%野生のアザラシを見ることができるのではと思います。本日は天気が良いからなのかアザラシも活発に動き回っていて見ていて面白かったです。


この写真からもなんとなく活動的な様子が伝わるかと思います。じーっとしていることが多いアザラシですがこの日は妙に活発に動いている個体がいました(個体によっては相変わらず転がっていましたが(^^;)


雪に顔を突っ込んで這いずり回る個体。


動画(1.60M)

前足にも雪をつけて水際で海に顔を突っ込んだりどろどろになって動いていました。


不意にカメラのほうを向きます。
アザラシは目がいいですね。目がよくないと野生では生きていけないのかもしれませんが。人間も生まれてきたときは目がいいはずなのですが年を取るにつれ視力は悪くなる一方。文明との引き換えでしょうか。アザラシを見ながらそんなことも思います。


太陽の下のゴマフ模様の彼らの毛皮はほんとに美しいですね。


雪がシャーベット上に混ざっている海の中でもじゃれあうアザラシたち。


アザラシは短い手(前足)と丸い顔が可愛いのでしょうか。人間の赤ん坊に通じる可愛さかもしれませんねー。


アザラシの後足は彼らにとって重要な「水中での推進機関」。陸に上がるときも後足を守るように写真のように丸めて守っている事が多く、水族館でも後足を触ると嫌がる、と言ったような話をどこかの水族館で聞いたような記憶がありますが定かではありません(^^;
話の正否はともかく確かに他の写真でも後足を丸めて転がっている個体が多いような気がします。


水の中にいるのは激しく、陸の上にいるのも時折顔を上げます。あまり寝こけているのはいなかったなぁ。


前足で仲間をバチバチ叩いている瞬間です。近寄りすぎたのでしょうか。叩かれているほうの表情も含め、本人達は本気なのかもしれませんがちょっとユーモラスな表情です。


動画(3.07MB)

陸でも海の中でもいちゃいちゃしおって…。と、2頭が顔を近づけているのを見ると、そんな風に見えますが彼らにとってはそんな気は無いでしょう。


顔の反らせ具合と後足がピンとあげているのが面白かったです。そういえばお腹側を見せてアザラシが陸に上がっている場合、後足をだらんと地面に付けている場面はあまり見たことがありません。近くに敵がいる時は足を上げているのでしょうかね。
人間が見ていないときはだらんとしているのかもしれませんね。そういや野付や焼尻でもそんな傾向だったかもしれません。


天気もよくて利尻もご覧のとおり。


海の上にもアザラシたちがぷかぷか泳いでいました。


ドラゴンボールが抜海港にあるかと思ったのです。


鼻の穴が開いていますが水入らないのかな?
ほとんど陸上で暮らす人間に比べれば、アザラシにとっての水中は人間にとっての「空気中」のようなものだとは思いますが、鼻の穴に水が入ったときの率直な感覚を聞いてみたいです。


テトラポッドもアザラシの楽園になります。水が凍り付いていますが関係なし。


左の写真の左側の個体、前足の爪を使って氷をよじ登るように上に這い上がります。後足は登るのに役に立っているのか分かりませんがびちびちやっていました。


テトラポッドの上に無事に登ることができました。


もう一体のアザラシがテトラの上に登ろうとするシーン。この個体はテトラに登りきりませんでした。もう少し後足の推進力が足りなかったとか?


テトラの上に上がっても特になにかをするわけではないんですけどね…。こいつもたまに人間のほうを見たり、、、


昼寝をしたり、、、


ぼーっとしたり、、


やっぱり寝ている時間が多かったですね。
いいな、いいな。私も来世こそはっっ。


冬の太陽を水で濡れたお腹が反射します。


よく肥えたお腹。お腹のふくふくさはアザラシの特徴のひとつですね。


彼らの眠そうなお腹とふくふくのお腹を見るとワシワシしたくなりますが、彼らは野生動物。迷惑なんだろうなー。


水の中ではじゃれあっているように見えるアザラシ。
ほんとは激しく喧嘩していたのかもしれませんが。。。


波打ち際では前足でたたきあったり、かみ付き合ったり。


お互いに激しく体をぶつけ合っていますが
のどかな光景に見えてしまう。漁業被害といってもそう見えてしまう。


この日の朝の観測はこのシーズンにしてはかなり少な目の28頭。私が訪れた時は上記の写真のとおり上陸個体数がかなり増えていましたがそれでも昨日より少なかったです。


抜海港からも利尻富士が見えました。
7~9合目は雲で覆われていました。

お昼近くまで抜海港でゴマフアザラシを見て、東京に戻るべく移動を開始します。東京へは新千歳空港から21時半頃出発予定です。ひとまず札幌を目指し日本海側で南下を開始します。


羽幌付近を走行中、今回の旅の目的だった焼尻島(左)と天売島(右)が見えました。この日は天気はよかったものの風は強く波も高めでした。フェリーは出たのかな?フェローが出たのか出なかったのか、出たとなると悔しいのであえてフェリー乗り場には寄りませんでした。


左の写真を撮るために車を止めた際に撮影した車の前輪部。タイヤとボディの隙間には巻き上げる水が茶色い氷になってこびりついています。北海道の国道は気温も低い上に、まっすぐがちできついカーブも少ないので、走っているうちにこのようになってしまいます。タイヤの中心から放射状に延びている氷もなかなか精悍に育ってい ました。
このような状態だとハンドルを目一杯切ると氷が邪魔になっていました。急なカーブがあると危ないので休憩時におとしておきます。

? 稚内から南下し、札幌が近づくにつれ、道脇に積もる雪の量が、どんどん増えていきます。札幌近郊では路肩の除雪がおっつかないようで3車線道路のうち 2.5車線くらいしか使えない道路もちらほら。カーラジオからは降雪による影響で交通機関の乱れが頻々と放送されます。中でも新千歳空港の滑走路の除雪作業が追いつかなく、空港封鎖中であることが報じられます。
それでも天気は回復傾向にあり、除雪終了次第飛行機は飛ぶとのことなので新千歳に向かいます。

さて、19時半頃、私が新千歳空港に着いたら何十回とこの空港を利用している私が見たことが無いほどの大混雑ぶりでした。日中から滑走路が封鎖されたおかげで、飛行機に乗れなかった各方面 へ向かう乗客が、家族ごと、グループごとにまとまって運航再開を待っています。たくさん置いてあるベンチは全て埋まり、床には毛布が敷き詰められ、さながら避難所のようなありさまです。

この日は日曜日、午後の便を中心に東京、大阪等各方面に向かうお客さんで混雑していたようですが、これらの飛行機は全て運航中止になったそうで、これらの影響で明日の飛行機も東京方面は満席。
私が乗る予定の飛行機も大幅な遅れが出る予定になっており、20時の段階で2時間遅れの23時半発となっておりました。仕方ないので私も空港の一角にスーツケースを置いて座り込みます。乗る予定の飛行機が、遅延ならば自分が持っていた航空券で乗ることができますが、運航休止になったら予約の取り直し。。。大混雑の中ですから次の便の席といっても相当先の便になります。遅延で済むならありがたいもんです。
しかし、私の便の23時の出発予定も再延期され、25時発に。なかなか深夜の空港を味わう機会も少ないので貴重な機会です。深夜1時を過ぎて周辺の公共交通機関からもシャットダウンされた明るい空港というのも何かわくわくするものがありますが疲れきっているのも事実。新千歳にはラウンジもありますのでそっちでだらだらしようと思ったもののラウンジは開いていませんでした。
満員の乗客を乗せて飛行機に乗ったのが25時、乗客はもちろん疲れていますが、乗員皆さんは疲れている顔を見せないのはさすがプロです。
離陸後は神経が高ぶってあまり寝付けずに今回の旅行で撮影した写真を見たりしていました。さすがに飲み物の機内サービスは無かったように思います。みんな寝ているんだもん。
27時半頃無事に羽田空港に着陸。でももちろん公共の交通機関は動いていません。リッチな方はタクシーへ。私は羽田からタクシーに乗ると10000円 以上かかるところに住んでいるので、初電まで待つことにします。本日は空港は終夜開放するようで、私のような初電待ちの方も数十人単位でおりました。毛布を配っていたのでそれを受け取り、あまり人が通らない階段の踊り場のような場所に巣を作って束の間の仮眠…。あ、そういえば帰宅の際の交通料と称して航空会社が5000円入りの封筒をくれたのでありがたく財布にお金を移します。

私が再び目が覚めたのは6時過ぎ。すでに初電は動き出していたようで人影はだいぶまばら。。。朦朧とした頭で毛布を返却し、自宅に向かいます。自宅に着いたのは7時頃。7時間遅れ程度で帰宅できたのは喜ばしいことですが、この日はさすがに仕事を休みました。

2009年2月24日作成

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