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旧ひろお水族館の後継施設 魚など2000匹死ぬ 6月末以降

北海道新聞の記事です。
『 【広尾】昨年十一月に閉館した十勝管内広尾町の「ひろお水族館」を引き継いだ同町の施設「魚類飼育展示館」で、二千匹のニシンや、環境省のレッドデータブックで絶滅の恐れのある種とされているアカウミガメなど、魚類を中心に展示動物の半数以上が死んでいたことが、八日分かった。
同町によると、六月末に八時間の停電があったことや、七月以降に水の冷却装置が故障したことが原因で、ニシンが全滅したほか、三匹いたオオカミウオなど寒流系の魚が相次いで死んだ。四月に約六十種類三千匹いた魚類は、度重なるトラブルによって約二十種類千匹程度になったという。
また、死んだアカウミガメは「カメキチ」という名前で、一九九六年におたる水族館(小樽)から来た雌。七月ごろから餌をあまり食べなくなり、八月二十二日に死んだという。
旧ひろお水族館の管理は今年四月、財団法人広尾青少年教育協会から広尾町に移管。閉館に伴い、ペンギンなどは他の水族館に譲渡されたが、多くの魚類やトドなどはそのまま飼育され、魚類飼育展示館として一般公開している。展示館の管理について、町は、旧水族館の飼育担当者一人(現在町職員)と臨時職員一人のほか、「町水産観光課の職員全体で対応してきた」という。
大野進広尾町長は「非常に残念な事態。停電や機械の不備というアクシンデントが重なったとはいえ、今後の反省材料にしたい」としている。
一方、日本動物園水族館協会の小菅正夫北海道ブロック代表理事(旭川市旭山動物園長)は「カメキチは貴重な種を残すために協会内で譲渡先を調整中だった。悔しい。広尾町が、貴重な野生生物を飼育する責任をどう考えていたのか疑問だ」と話している。 』
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関連エントリ:魚類飼育展示館(旧ひろお水族館)訪問記録

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