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大黒島の野生ゼニガタアザラシ

野生のゼニガタアザラシが定住している島です。アザラシとの遭遇率98%を誇るアザラシウォッチングツアーが行われております。このツアーに参加しないと 普通の人には見る機会は無いと思います。が、このツアーに参加するのがかなりの難関。

営業期間・休業日
(2005年度)アザラシウォッチングツアーは5月1日~10月31日ですが、天候や漁師さんの都合により中止になる場合が多々あります。

営業時間
午前の部10:00~12:00 午後の部13: 00~15:00

アクセス
道の駅・厚岸味覚ターミナルコンキリエへ

公式サイト
厚岸味覚ターミナルコンキリエ内のページ

 

雑感・感想など

北海道東部の北太平洋岸に面している厚岸町沖には大黒島という島があり、野生のゼニガタア ザラシが定住している島として知られています。島は基本的には無人島ですが、季節によって漁師さんが漁に使ったりするようです。左の写真では奥の島が大黒 島。上は雲で覆われており、断崖に囲まれた島です。実際に 眺めるとなかなか雰囲気のある島です。ちなみに手前の小さな島は小島と呼ばれており人が住んでいます。

さて大黒島のゼニガタアザラシを眺めるには厚岸味覚ターミナル・コンキリエで行っているアザラシウォッチングツアーに参加するのがベストです。無人島なので公共の島への交通機関などは無いの で。

アザラシウォッチングツアーはアザラシとの遭遇率98%を誇るツアーです。地元の漁師さんが案内しアザラシ以外にも特攻艇の格納庫跡なども回るそうで す。

このツアーに参加するには厚岸の味覚ターミナルコンキリエというところに申し込みます。コンキリエとはフランス語で牡蠣の意味。厚岸は牡蠣の一大産地な のです。コンキリエは道の駅でもあるので厚岸の道の駅を目指せば到着できます。

このツアー、表向きの開催期間は5月1日~10月31日で予約は3日前までにお願いします、ということなので当日いきなり行ってもツアーに参加でき ないので注意してください。参加できないというより、予約が無ければ案内の漁師さんは普通に漁に出てしまうとかでツアー自体が開かれないのでしょう。ある 意味効率的です。

 


奥の平べったい島が大黒島です。

 


ウォッチングツアーの様子。
参加者は平たい船にライフジャケットを着て乗っている様子がわかります。確かに多少の気象条件で中止になりそうです(^^;

 


ツアーの案内。開催期間は5月1日~10月31日となっていますが…。

2006年に4回参加を試み、全て中止になってしまった私としては、そもそも参加するのが至難じゃないの?と思っています。
その辺の事情を紹介すると、まず8月13~15日のお盆は漁師さんも休むのでツアーは開催されませんでした。10月の連休である10月7~9日は厚岸で 牡蠣祭り開催中で漁師さんが手伝いに行くのでツアーは中止。10月11日に今年度の残りの期間の開催予定を尋ねたところ「漁師さんの都合により今年度のツ アーは全て中止になりました」とのこと。またコンキリエのサイトによると今年のツアーは5月20日から開かれたようなのでゴールデンウィーク期間も開催さ れなかった様子(開催が5月20日以降になった理由はわかりません。)
9月16日は開催される予定だったので参加すべく厚岸に向かったところ、厚岸の手前で 「天候不順のため中止」の連絡が。この日はそれほど荒れた天気ではなかったのですが(厚岸近くの気象庁観測点データを見ると風は3~5m程度です。波の データはありませんが…)、左の写真の通りライフジャケットを着て普通の漁船に素人を乗せていくので多少の気象条件でも中止になってしまうのでしょう。
以上のような経験から、このツアーに参加するのは運も必要だと思います。道内から参加するのはともかく、道外から飛行機を使い、厚岸に行ってみたら急きょ中止…となる場合がありうると考えると、かなりの覚悟を必要とするツアーかもしれません。
せめてコンキリエのサイトに最低催行人員が集まった日と中止が決まった日をアップしていただければかなり参加しやすくなると思うのですが、なかなか難しいかなー。

そしてもう一つの注意点が最低催行人員4人という注意書きです。4人以下の場合、原則的にはツアーは開かれないのですが、4人×5000円を負担、つまり20000円を払えば何人でも開催してくれるようです。4人以上なら一人5000円、3人以下なら2万円÷人数の参加費がかかることになります。
少人数の場合、他の4人以上の方が参加する日に便乗すると一人5000円で参加する事が可能です。

?コンキリエの中にはプティという入場無料のミニ水族館がありますがここにはゼニガタアザラシの説明がありました。こちらのほうもお忘れなく。アザラシ以外にも厚岸の特産である牡蠣の展示などがありました。

またおみやげ物売り場ではアザラシのぬいぐるみが置いてありましたがすべて真っ白なアザラシの赤ちゃん仕様。ゼニガタは産まれた時から大人のゼニガタ模様な わけですから、これはちといただけません。ゼニガタ模様なら買ってたな。襟裳岬もそうですが、ゼニガタアザラシのいる場所でくらいはゼニガタ模様のお土産を置きましょうよ。とはいえよく売れるのは真っ白なアザラシのぬ いぐるみなのかもしれません。

 


クリックすると大きな写真が見られます
ミニ水族館プティのゼニガタアザラシの説明パネル

 


プティ内のウォッチングツアーに関する注意書き


展示パネルの一コマ。大黒島=ゼニガタアザラシだと思っていたのですがゴマフアザラシもいるのでしょうか。

 


アゴヒゲアザラシの剥製。
厚岸町の愛冠岬にある北海道大学の愛冠自然史博物館には大黒島のアザラシに関する展示やアザラシの剥製がありました。時間に余裕がある際はそちらもどうぞ。
アザラシの剥製はゴマフ・クラカケ・ゼニガタ・アゴヒゲアザラシの4種となかなかの品揃えでした。

 

2006年10月11日改訂

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