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ワモンアザラシが国際自然保護連合による気候変動の象徴種に選ばれたようです

現在デンマークのコペンハーゲンで開かれている国連気候変動枠組条約第15回締約国会議(COP15)で国際自然保護連合(IUCN)からによって温暖化の気候変動によってダメージを受けるであろう生物の象徴種として10種の生物種が発表されました。その中にワモンアザラシが含まれていました。
(ソースはIUCNのサイト→http://www.iucn.org/knowledge/news/?4292/Species-on-climate-change-hit-list-named
このサイトは英語なので日本語はナショナルジオグラフィックのサイトがよくまとめられております。→http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=10613683&expand&source=gnews
リンク切れになったらごめんなさい。)
ワモンアザラシは日本で天然の個体を見るのはゴマフやワモンに比べるとレアかもしれませんが、種としては非常に個体数の多いアザラシ。日本ではゴマフアザラシのほうが一般的に見かけることが多いですが、ワモンは世界的に見ればゴマフより個体数が多い種類のアザラシ。取り立てて現在の絶滅に瀕している種類でもありません。IUCNのレッドリストでもLC(軽度懸念)ですし。軽度懸念といってもLCはLEAST CONCERNの略。ちなみにleastを辞書で引くと(〈物・事の〉(大きさ・量・程度が)もっとも小さい;〈量・程度・距離などが〉最少の)、CONCERNは(1 [III[名]([副])] ((~ -selfまたは受身))〈人が〉(…に)関係する, 関与する, かかわる, (…を)問題にする, (人を)相手にする((with, in, about, over …)))。
ややこしいですがワモンアザラシが絶滅に瀕している種ではないことは伝わったのではないでしょうか。
さて、話を戻してこの気候変動の象徴種ですが、今現在絶滅に瀕している種ばかりではありません。今回は10種選ばれていますが、それはワモンアザラシ以外はコアラ、カクレクマノミ、コウテイペンギン、ホッキョクギツネ、シロイルカ(ベルーガ)、オサガメ、サケ、ミドリイシ(これは種名ではなく属名??種名は〇〇ミドリイシが大半ですが)、アロエ・ディコトマ(植物)。コアラやシロイルカ、やコウテイペンギンはともかく、サケが入っているのが面白いですね。サケはIUCNのサイトを見てもsalmonとあるのであの親愛なる鮭のことかもしれません。今現在、日本では切り身で100g100円程度(季節によってはそれ以下)で売っているあの魚です。
身近な魚でそんなモンが減るのかよ!と思いますが逆にこういった今たくさんいる生物を指標にするほうが変化を実感できるかもしれません。
さてワモンアザラシと気候変動(あるいは温暖化)と言われると、私の中では数年前の真夏の紋別で見たモンちゃん(ワモンアザラシ)の姿が真っ先に思い浮かびます。彼女は真夏の太陽が照りつける中、堂々と転がっていました。(当サイトhttps://pixisuke.com/archives/185をご覧下さい。)北海道とはいえ真夏の日差しが降り注ぎます。この季節に野生のワモンアザラシの姿が北海道沿岸で見られることはまずありません。ですが、そんな環境でものんべんだらりと過ごしているモンちゃんを見ると、多少暖かくなっても何とかなるんじゃないの?とか思ってしまいます。またおたる水族館でもワモンアザラシの繁殖の事例もあるし。。。
どんなもんでしょうかね。楽観視しすぎているような気もしますが、根拠の弱い気候変動悲観論には流されたくない、そんな気分です。

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