能取岬のオジロワシとゴマフアザラシの闘い 2008年3月22日

(曇り-0.5℃ 風速4.4m/s:3月22日11時網走)
  
 網走湖でアザラシを見て、次の目的地である能取岬に向 かいます。今回は岬ではなく、2007年12月にアザラシが上陸しているのを観察した岩場に 向かい ます。
 先回は初冬でしたが今回は晩冬。流氷に岩場が覆われていたらアザラシは上陸できないんじゃないかなーとか、海面が出ていれば上陸しているかも、、というようなことを考えながら現場に向かいます。

 


3月も終わりとはいえ、まだまだ森の中には雪があります。時には膝以上まで雪に埋もれながら進みます。スノーシューがあれば楽でしたね。もちろん防寒靴を 履いて防寒対策は最善を尽くしてあります。


岩場を望見できる高台に着きました。12月にたくさん上陸していた岩場は流氷の残骸なのでしょうか、氷に覆われておりました。アザラシは近づかないでしょ うねぇ。。。


とはいえ海面が見えます。なんとなくですがアザラシが「いる」気配がありました。全く自分の勘ですがなんとなく分かります。


そこで双眼鏡で周囲の海を丹念に捜索することしばし。
海面からひょっこり出ている海坊主頭を見つけました。


画像が粗くて申し訳ないですが、かなり遠かったです。
12月は一番右上の写真で説明すると、一番手前の岩場の辺りにたむろしていたのですが、今回はその岩場よりかなり先の海面ですから。良いカメラとレンズが 欲しいものです。


動画(1.08MB)

ばしゃばしゃやっているので不思議に思ったのですが、どうやら二頭でじゃれて遊んでいるような?動きをしていました。


と思ったら、ぼちゃんと海中に。
海の中ではどんなことをしているのでしょうかね(^^)
私も入ってみたいものです。


この写真では前足が写っています。

? そんなのんびり遊んでいるようなアザラシを眺めて観察すること数分。時おり彼らの表情も見えてなかなか楽しい時間でした。
 と、そんなのんびりしていたところに緊張が走りました。急に「彼ら」がやってきたのです。彼らとは本ページのタイトルにもあるオジロワシです。いやー びっくりしました。まさしく「猛禽」という飛び方で視界に入って来るんだもん。
 一応タイトルでは「闘い」と書きましたが、想像すればすぐわかると思いますが、海から出られないアザラシからオジロワシに攻撃をできるわけはなく、アザ ラシは防戦のみ、オジロワシは攻撃し放題なわけです。そんな野生動物の世界の1シーンをご覧いただきましょう。私自身、話には聞いておりましたが、実際に 海ワシがアザラシにちょっかいを出すのを目の当たりにするのは初めてでかなり興奮しました。

 


オジロワシが突然飛んできました。
海面の泡立っている辺りにアザラシがいます。


アザラシは急いで海中に避難した様子。
オジロワシの足が立派。私はアザラシ好きですが、オジロとオオワシのかっこよさは認めます。アザラシにはないかっこよさでであることを認めます。


オジロワシはその場でホバリングできませんから旋回するように飛びながら何度もアザラシの上空にやってきました。


オジロワシの下には2頭のアザラシの姿が海面に出ています。このときはアザラシもかなり焦ったのではと思います。


オジロワシがアザラシに襲い掛かろうとします。アザラシは海中に逃げなんとか難を逃れました。この写真では後ろ足が写っていますし、海面が荒れています。 このときもアザラシはかなり焦っていたのかもしれません。


オジロワシは執拗にアザラシの上を旋回し、ちょっかいを出します。ただアザラシのほうもそれなりに大きな個体だったので水中にいればそうそうオジロワシに 命を取られないのではと思います。


オジロワシも飽きたのか何回かちょっかいを出したらアザラシの上空から去っていきました。


オジロワシは近くの氷の上に止まりました。
休んでいるのかな?


一方、オジロワシの去ったあとのアザラシの様子。「びっくりしたー、危なかったー」とでも言いながら顔を見あせているのでしょうか。ただ彼らは野生動物、 きっと一瞬の油断が命を落とすことにもなりかねないことを知っているでしょうから、陸にいる人間では想像できないようなも切羽詰った会話をしているのかも しれませんね。


アザラシの表情を撮りたかったのですがだいぶ遠かったですね。。。
オジロワシが襲来した海域には少なくとも三頭のアザラシがいたようでした。左の写真では左側に二頭、右側に一頭の姿が写っております。

?野生生物の厳しさを目の当たりにしたような気分になって引き締まった心持ちで能取を後にします。今回のアザラシはそれなりに大きなアザラシ だったので、オジロワシもどれほど本気で狩ろうとしていたのか、本気を出していたのか分かりませんが、実際オジロワシがアザラシに攻撃を仕掛けた場面を見 て、やはり彼らは野生動物であることを実感しました。以前よりアザラシも猛禽もその他の生き物も含め、野生動物の素の姿を見たくなりました。
 能取の次は知床半島の付け根の羅臼に向かいます。本日の宿泊予定地ですが、宿に入る前に羅臼でアザラシの姿を追いかける予定です。

2009年11月3日作成

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