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京都旅行 水族館に入らず西本願寺へ

先週末、西の国へ行く用事があり、ついでに京都に寄ってきました。お目当ては開館したばかりの京都水族館!
行ったのは月曜の午前だったので、がら空きだろうとタカをくくって向かいましたが、全くそんな事はなく、11時頃の時点でなんと入場30分待ち、中もかなり混んでいる様子です。京都水族館恐るべしです。入館するかどうか迷ったのですが京都にはまた来るだろうし、そこまで水族館・アザラシにこだわらなくても京都は行きたいとこはたくさんあるしで、今回は入館を見送りました。
京都水族館に行くときのコツは、MMさんのブログに詳しいので行かれる方は必見です。特に前売り券の購入は必須だと実感しました。私が行った時も当日券売り場は長蛇の列でした。その他、水族館には駐車場がなく、周辺のコインパーキングを使用することになるので、公共の交通機関で行ったほうが良いかなと思いました。
まぁ次回は泊まりできて、入館と同時に入るくらいの勢いで参りたいと思います。
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というわけで、京都水族館を離れますが、代わりに向かったのは西本願寺。「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されている浄土真宗のお寺です。世界遺産登録されている史跡の一つですが、あまり観光客もそれほど多くはなく(=私も着たことがない)清水寺や銀閣寺などの寺に比べると観光的には地味な?お寺です。京都水族館からは歩いて10分もかからない位置にあるとっても大きなお寺でした。さすが浄土真宗本願寺派の本山。
細かい寺の特徴や文化財などはwikipediaに譲るとして、この西本願寺はなかなかすばらしいお寺でした。
一番気に入ったのは、平日だったせいかもしれませんが、観光客が少なかったこと!
清水寺・二条城・銀閣寺等々。。。こういったところは修学旅行の中高生であふれていて落ち着いて拝観できないものですが、西本願寺はこの類の人々がほとんどいなかった!(修学旅行生を京都から排除せよ、言うつもりは毛頭ありません。中高生の頃に本物の日本の文化に触れることや木刀や新撰組の半被を買うことや寺や神社で騒いでおっさん観光客や外国人観光客に非難のまなざしを向けられうことや夜更かしして先生に怒られることは、日本人の共通の体験として必要なものだとと思います。)お寺が大きい上に人が少なく、非常に落ち着いた雰囲気で伽藍を回ったり、御影堂でお経を上げるのを後ろのほうで拝見したりできました。大きな御影堂の廊下・縁側部分は床の木が綺麗に磨かれてあり、靴を脱いで歩くのが非常に気持ちいい廊下でした。天井も高く・地面からも高い位置にあるので風が通って気持ちよく、のんびりぼんやりするには良い場所です。
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廊下で面白かったのが埋め木。廊下の床材の節を塞ぐための接ぎのようなものですが、これが動物やモノなどいろいろ象ってあるんですね。昔の京都の大工さんの粋さやお坊さんの大らかさが感じられます。こういった心意気も「古都京都の文化財」かと思います。
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これはヒヨコ?木の節がちゃんと目になっています。
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お寺なのに、徳利(^^)そういえば羽黒山の参拝道の石段にも徳利の絵がありました。信仰深い所にあえてお酒の絵を書くのは昔からの日本人の性なのかな?
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西本願寺の国宝・唐門。華やかな桃山文化が偲ばれます。門の彫刻にはいろいろな動物がちりばめられていますが、故事が判ればこういったものももっと面白いんだろうなぁ。。。門上部には菊の紋が中央、左右に五七桐があって天皇家と豊臣家の濃厚な歴史のかほりがむんむんします。この門を見る観光客は他にはおらずゆっくり眺めることができました。
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西本願寺は、お寺自体が恋おみくじとか恋愛成就開運グッズ的なものを売る商売っ気はまるでなく(そういえば拝観料すら要らなかったです)、全国各地の浄土真宗の信徒の方が熱心にお参りに来ている様子や一見派手なおねーちゃんがさらっとお参りして帰る様子がいかにも「京都」っぽいなぁと思いました。こういった有様が世界遺産の「古都京都の文化財」と感じるお寺でした。

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