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ジュネーブからフランス経由で帰国:冬のスイス・ジュネーブ⑤

スイスの仕事を終え、ようやく日本へ戻ります。

夜のジュネーブ旧市街をさまよう:冬のスイス・ジュネーブ④
今回のスイス滞在はジュネーブを拠点にしておりますが、日中はジュネーブ郊外に行っているので明るい時間帯の市街を見ることが無いのです。 それどころか夜もそれなりに予...

スイスは飯は旨いし、諸々の物価が高めとはいえ、ビールとワインとチーズは安いので、酔っ払いには優しい良い国と思いますが、私には訳のわからないフランス語圏なので辛かった。。。スイス人は私を含めた日本人よりよほど英語が通じるのでホテルに引っ込んでいる分には不便はないのですが。
さてジュネーブ空港20時30分発くらいの飛行機で、フランスのパリのシャルル・ド・ゴール空港経由で日本に戻ります。
しかし、ジュネーブ空港に行ってみるとスイス人(とフランス人)たちが所狭しと溢れている!
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本日、ジュネーブの天候は雪。この影響かなんかで機材到着が遅れたらしく、軒並み2時間遅れの様子。。。パリの乗り換え時間も約2時間なので、こりゃやばい。日本へ帰れるかな。
ということで、カウンターのエールフランスのおっさんに、東京行きに乗り換えるんだけどパリで乗り継ぎできる?と聞いてもどこかに連絡する感じもなく適当な感じで「OK、OK、You Can」としか言わない。東洋人と思ってバカにしやがっているのか、と思いますが、このおっさん以外に飛行機について話せそうな人もいないので困ったもんです。
そして悪いことに私のチケットが格安チケットのせいか、席は最後尾付近の窓側。こりゃ詰んだかな、、、と思いつつ、少しでも早く機外に出るささやかな抵抗として通路側に座ります。当然通路側の席に座るはずのおっさんが来ますが、おっさんもわけのわからんフランス語を話すのみ。こっちもやけくそになって日本語で席を変わってくれとかいろいろ言っていたら諦めたのか、おとなしく窓側席に座ってました。おっさんは窓外とかいろいろ撮影していたようで窓席を楽しんでいたようでよかったけど。。。言葉の通じない深夜のパリに放り出されるのはさすがに勘弁願いたいので私も必死です。
CAにもパリで東京行きに乗り変えたいんだけど、、とさりげなく言っておきます。
離陸してほどなく、パリのシャルル・ド・ゴールに着陸。機長がすっ飛ばしてくれたお陰で、滞空時間は40分くらいでした。周りののスイスっ子かパリっ子たちが拍手しているほどだったので本当に速かったらしいです。
着陸寸前にCAが寄ってきて、東京行きに案内するから降り口の係員に声をかけろ、東京行きには接続するから安心しろとのこと、ジュネーブ空港の無愛想なおっさんはちゃんと仕事をしていたようです。疑ってしまい申し訳ない。。。
とにかく飛行機を降りて係員と合流し、広いシャルル・ド・ゴール空港を小走りで駆け抜け、出国手続きも突破します。それにしても泣きたいほど広い空港です。フランス入国は初めてですが感慨に耽る間もない。深夜に差し掛かり人のいない動く歩道の上を駆け抜けながら一枚だけ写真を撮りました。
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なんとか東京行きに乗り込みほっとします。しかし、この慌ただしさからジュネーブからの荷物の積み替えはできなさそうでロストバゲージの可能性は相当高いような。。。
ジュネーブから東京行きの乗り換え客は5名ほどいた様子で、我々がもちろん最後の乗客になりました。この便も窓際の席。やっすいチケットなので三列シートの奥に押し込まれます。トイレに行きにくいぞ。
それはトイレに行きたくなってから困ることにして、窓の外を眺めます。ようやく落ち着いてフランスを眺めます。外はエールフランスの飛行機が止まっていますが、何の変哲もなく、かつ夜なので眺望の効かない空港の風景ですが。
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駐機場から少し動いたと思ったら、翼についた霜を落とすとかで、30分ほど離陸が延期。窓の外は霜落としマシーンの出す湯気に包まれている。
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ようやく離陸。時間は大体夜中の12時。窓からフランスの夜の様子を眺めます。土曜の夜のせいか車はポツポツ動いているようですが、あまり店は開いていなさそうな。そしてオレンジ色のライトが多い。地上の明かりの並び具合からも日本とは街の造りが違う国だな、と実感します。↓写真はシャッタースピードが稼げずぶれちゃっている写真ですが。
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ようやく、フランスかー、と落ち着いて考えられるようになり、そういえばリンドバーグの「翼よ! あれが巴里の灯だ」なんてことを言ってたな、とぼんやり思い出し感慨に耽ります。飛行機はフランスから北上してベルギー・ドイツのあたりを飛んでいきます。
時刻は現地時間1時に近いですが、機内食が出てきました。もう仕事が終わったし、この時間なので遠慮なく白ワインを頂きます。このあとコニャックの小瓶もいただきご満悦。フランスの航空会社良いですね。
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深夜便なのでほどなく消灯されますが、神経が昂っているのか眠くないですし、日本着も翌日19時くらいなのであまり眠らないようにして、三列シートの奥で過ごします。フランスからは約12時間の予定。。。
途中ちらっと窓のシェードを上げたら夕暮れの海と大陸が。昨夜遅くにフランスを出ましたが、真冬の大圏コースを通るため、夜明けや昼間らしい昼間を迎えることなく夕暮れに。ロシアの日本海の畔あたりの上空です。
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着陸二時間前くらいに軽食。これは量が少なかったので、もう一個くらい食べたい。
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私がしつこく機内食の写真を記録しているのは、妻からの「なるべく食べ物の写真を撮ってくるように」という指令のためです。
日本にさらに近づくと日は沈み、星が輝き出しました。日本領空内に入るとすっかり夜。
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帰りは我が家に近い羽田空港着陸。成田着に比べありがたい。
そして預け荷物は予想通り、ジュネーブからの飛行機から日本行きへ積み込みができずロストバッゲージに・・・。
嘆いても仕方ないので、羽田空港国際線ターミナルを一回りして帰路に。
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家には21時頃着きます。もう海外も馴れたもので、帰ってもそれほど感慨があるわけでもなく、何をするわけも無いですが、自宅近くのラーメンでも食いにいこうかという気分になります。

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