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神威岬でアザラシ探し=北海道積丹旅行5=

さて、積丹岬を後にしてやって来たのは、神威岬。

ナデ肩にセグロカモメとトドの○○=北海道積丹旅行4=
野生のエゾリスと遊んだ後は島武意海岸の駐車場に車を止め、積丹自然遊歩道で女郎子岩まで往復し、海岸に何かいないか探す予定です。 先回の記録はこちら と、その前に、...

神威岬は積丹半島から日本海に突きだした岬です。
先端の灯台まで崖の上の尾根にアップダウンのある遊歩道でアプローチできます。
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上の写真では灯台が見えるところが岬の先端。途中崖の上に道を整備しているところが写っていますが、なかなかスリルがある遊歩道です。道はよく整備されていてスニーカーで十分歩ける道ですが、岬の地形という関係上、風が強くなると遊歩道は封鎖されます。

岬周辺は岩礁が多くいかにもアザラシが上陸しそうな地形が多く広がっています。私も「ここは確実にあいつらがいるでしょー」と思っており、これまで3~4回遠征に来ていますが、どういうわけか私とは相性が悪く、アザラシは空振りが続きいており、未遭遇です。
この日は風も少なく波も穏やかなので、最低でも泳いでいる海坊主頭を一つくらいは見つけられるでしょう。
さっそくカメラと双眼鏡を担いで、門を潜って海上にも気を配りつつ、岬の先端を目指します。
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門。風が強い日はこの門より先は封鎖されてしまいます。あと日没後も封鎖されるので注意。

この日の海は穏やか。崖の下には積丹ブルーの海が広がります。
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天気は穏やかなのですがさすがに岬は風が強く、風の当たる場所で双眼鏡を覗いていると、風に双眼鏡が煽られ酔いそう。

岩が風よけになっているところで、双眼鏡を駆使して周辺の海上で気配を探りましたら、早速海坊主を発見しました。ゴマフアザラシです。
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3頭くらいで戯れるように泳いでいます。

さらに丹念に探したら3頭が岩場に転がっているのも見えました。
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乾いたゴマフアザラシの毛皮は保護色ですね。

岬への遊歩道の入場門を潜ってすぐのところで姿を見えましたが、かなり遠い。少し説明しがたいのですが、駐車場から岬の突端に向かう遊歩道とは違う方向にも遊歩道がありまして、そちらからの方が近そう。あとでそちらからも眺めることにして、ひとまず岬の先端を目指すことにします。

ちなみにアザラシがいたのは神威岬遊歩道から見える水無の立岩付近で下の写真の左側の岩場。この日は西の風だったので、ちょうど神威岬が風を遮ってアザラシがいる辺りは穏やかな波です。
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岬の先端にいくほど風は強まり、岬に当たる波も激しくなるようです。
岬の先端に到着です。
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岬の先端にはアザラシやトドが上がることがあると聞きました。
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確かにこれは海獣が上がりそうな地形。

ただ本日は時間帯が悪かったのかもしれませんが、岬の先端は風が強く波も多少ありアザラシが上がるには厳しい感じです。私がアザラシならさきほど見た波も穏やかな岩場でごろごろしていたい。
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それでも双眼鏡を使って丹念に岩場を探しますが、岩場はカモメとウミウの楽園になっていました。
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しかし風が強く遮るものが無い岬の突端で双眼鏡を振るのも一苦労。

双眼鏡はあきらめ、視野は狭く暗くなり、倍率も低くなるのですが、カメラのファインダーで探すことにしました。カメラの望遠レンズは手振れ補正機能が付いているので、風が吹いても、双眼鏡よりはいくらか揺れが少ない視野になるので、このようなシチュエーションになるとありがたいです。

やっぱりアザラシは確認できず。

さて、岬の先端から引き返します。この日は詰め込みなのでこの後も行くところがたくさんありますので長居はできないのです。

遊歩道を振り返ったら神威岬灯台と積丹岳が綺麗に見えます。
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まずは行く途中で見つけたアザラシに近づくべく、遊歩道の入り口付近まで戻ってきます。

岩場のどこにあいつらが寝ているのかわかっているので、肉眼でも相変わらず転がっているのが識別できました。

遊歩道脇ででかい男がでかいレンズを構えて何やら撮っているので目立つのですが、私も邪魔しにくいオーラを放っているせいか、話しかけられることもなく一通り観察します。

あ、水の中で寝ている一頭が起き上がってこっち見ていやがる。
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ふと見ると20代後半~30代前半の夫婦?カップル?が隣にきて、私が何を見ているのか気にされている様子。明らかに堅気の人です。

このような場合、私はあまりフレンドリーな対応をすることが苦手なのです。決して意地悪をしているわけではなく、堅気の方の肉眼では見えない距離で、識別できないものを教えてもそれは野暮ってもんでしょうし。

でもこのカップル、男性の方がなかなか立派な双眼鏡を持っていらっしゃいます。ここで双眼鏡を使おうとする気配は無さそうですが、これを使えば十分アザラシを見ることができそうです

私と同世代っぽいこともあり、せっかくなので、野生のアザラシが転がっていること、どの辺の岩場にいるかということ、お持ちの双眼鏡を使えばアザラシが見えるだろうことを簡単に教えました。

二人は変わりばんこに双眼鏡を覗いていましたが、野生のアザラシを見て、思いのほか喜んでくださり、私も久しぶりにいいことした気分。

一頭泳ぎ出しました。
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しかしアザラシまでやっぱり遠いです、神威岬周辺は。。。神威岬周辺は海から断崖になっているので、どうしても海面まで距離がありますし、上から俯瞰するような形の眺めになってしまいます。ちなみに普通のコンデジのズームではこのくらいの写り具合。上の写真を撮った位置と同じくらいの場所です。(上の写真はトリミングしているけど)
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この日はまだまだアザラシを求めてうろつきたいところがあり神威岬はこのくらいにします。次は積丹岬方面で気になる場所がもう一箇所あるので道は積丹岬方面へ戻ります。

続きはこちら。

積丹岬近くの岩場に転がるゴマフアザラシたち=北海道積丹旅行6=
南米から戻ってきました。なかなか興味深い生き物たちがいたのでそれは別に書くとして、中途半端になっていた北海道積丹旅行の続きを再開します。 先回の記録はこちら。 ...

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