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西表島に渡って船浮・網取でダイビング~西表島ダイビング1日目~

石垣島の三日間のダイビングを終え、八重山旅行の後半は西表島に移ります。 石垣島から西表島への航路は特に島西部の上原港行きの船は天気が悪いとすぐに欠航になるのですが、今回は問題なく出航です。そもそも9月は台風シーズンで、飛行機や船が欠航になってもおかしくないのに、ここ数日は空は晴れ渡り風も穏やか、波も低めです。

この日は始発便で石垣島から西表島の上原港に渡り、すぐにショップに移動し、船に乗り込みダイビングです。↓地図の石垣島から西表西部に向かっている便に乗ります。

 

今回の西表行きの最大の目的は仲の御神島でダイビングを行うことです。仲の御神島は、西表島の南西15kmに浮かぶ無人島で海鳥の楽園。この島は仲の御神島、仲ノ御神島、仲之御神島、仲御神島、仲の神島、中の神島、仲ノ神島、仲之神島といろいろな表記がなされ、呼び方もナカノオガンジマだったり、ナカノウガンジマだったり、単にオガンと略されたりしています。この記事を書くにあたり国土地理院の電子国土も検索しましたが表記は「中御神島(なかのうがん)」と書いてあったり、「仲の神島海鳥繁殖地」と書いてあったり、これまた統一感に欠けていました。国の地図がこんなにブレブレでいいのかという気もしますが、これも中央国家権力が届いていない感があっていいですね。ひとまずこのサイトでは”仲の御神島”の表記で統一します。私のPCは「おがん」で変換すると”仲の御神島”と出るように登録しました。

仲の御神島は、西表のダイビングに来るなら潜ってみたいのポイントの一つ。この島は無人島で、人間がたくさん暮らす西表島や石垣島から離れており、島の周りの海が陸域の影響を受けにくい位置にあります。ですので、透明度が非常に良かったり、大物が見られたりするポイントになっています。ジンベエザメが見られたこともあるそうな・・・。

一方で、近くに大きな島がないということは、潮の流れをさえぎるものが無く、潮の流れが非常に速いポイントです。ダイビングスタイルも船が完全に停泊することは無く、ダイバーが素早く潜るドリフトダイビングもあるので、それなりのスキルも求められます。また仲の御神島に船が避難できるような施設はなく、人の生活から離れている海域なので、天候が荒れたら仲の御神島に行くことすら出来ないことも多い。

私も仲の御神島でダイビングをしてみたいということで、おっかなびっくりショップに申し込んだものの、申し込んだショップでは、仲の御神島でのダイビング可能な条件は経験本数50本以上で、さらにダイビング参加初日にダイビングスキルを見て、仲の御神島でもやっていけそうなことを確認したうえで、2日目以降に仲の御神島方面に行く船に乗ることができるという体制でした。仲の御神島の厳しさを感じます。

 

なので西表に到着したその日のダイビングは仲の御神島ではなく西表島の西側で通常のダイビングです。 この西表島の西側辺りまで来ると日本の涯て感たっぷりです。西表島西部は道路は白浜という集落までしかなく、その先には船浮という船でしか行けない集落があり、その先は1970年頃に廃村になった網取集落跡があり、その先は終戦後まもなく廃村になった崎山集落があったのみです。

そういえば、この辺には石垣在住時にもこの辺にダイビングに来たことがありました。あの時の海も綺麗でしたが今回改めて海を眺めてもやっぱり息を呑むような美しさ。人間の影響をほとんど受けていない自然が残っています。船の上からでも海底にサンゴが一面に拡がっているのが分かるくらいです。 

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海に入ってみたらやっぱりサンゴがすごい。昨日の竹富北の三ツ石のサンゴもすごかったですが、 三ツ石に比べると、サンゴが節操がなく育ち、いろんな種類が生えている印象でした。

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ミドリイシ系のサンゴも枝状だったり卓状だったりいろいろな形のものが入り乱れています。   一方で透明度はそこまで高いという感じではなく、写真でも奥のほうはあまりすっきり写らないです。これは西表島があまりにも近く、陸域からの土の流入があり、その影響があるのではないかな、と思います。なので三ツ石の方がサンゴはわずかながら美しく見えた印象です。

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サンゴと一口にまとめても彼らも動物でいろいろな種類があり、それぞれ過酷な生存競争を繰り広げています。この写真では針のようにツンツンしたトゲサンゴ(?)と岩を覆うように成長するイボサンゴ(?)のケンカ。トゲサンゴが突き破って成長するか、イボサンゴが覆いつくしてしまえるか。。。

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久しぶりに見つけたイソバナ。木のような造形ですが、動物です。色も赤くて綺麗ですが、逆光気味でシルエットにしてみるのも綺麗です。

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ノコギリダイの群れ。目が大きくて目立つので、これが一斉に同じ方向に泳ぎ出すとなかなかの迫力。ちょっと濁っていたのが残念。

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西表の深い砂地の海底にいたアキアナゴ。二日くらい前に見た人気者のチンアナゴによく似ていますが、チンアナゴより大きくて、砂地に出ている部分が長く、のっぺりした見た目であまり可愛いげはない。  深いところにいたので長居してじっくり写真を追い求めるということは出来なかったので、こんな写真で申し訳ないです。

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同じく深い砂場にいたホタテウミヘビ。砂から頭だけ出していますが、この下にはニョロニョロと長い胴体があるはず。名前はウミヘビですがアナゴやウナギ類の仲間。最近は砂場のここの地点にずっといるそうで、インストラクターさんがライトを当ててもじっとしていました。  

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以上、この日は西表島周囲で潜って終了。明日は天候が良ければ仲の御神島です。仲の御神島に行くためのスキルチェックについては特別何も言われませんでしたが、多分もたつきもなく普通にダイビングしていれば良いのではないかな、、、と思います。

 

さて、西表島は人家も少なく、夜に遊ぶ場所もないのと、連日のダイビング疲れから、21時くらいには寝てしまいました、、、。

 

 

 

と思ったのですが、草木も眠る丑三つ時、夜中の2時頃に目が覚めてしまいます。ここの島はイリオモテヤマネコのいる島。ネコを探しにちょっと集落の周りをぶらぶらしてみることにします。さすがにヤマネコは無理でもセマルハコガメやヤシガニくらい見つけられたら良いなぁ、、、と思います。  

足音を忍ばせ、宿の外に。集落の外をふらふら歩きます。当然誰もいません。あまりにも何もいないし宿に戻ろうと思いはじめたころ、怪しい光が道路の向こうに!!

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あまりの暗さと急な動物の出現に慌てて撮影したので写真はぶれてしまいましたが、動物の目がわずかな光を反射させて光っている様子。もしやヤマネコか!?  

 

 

 静かに光の方へ寄って行ってみると、、、

 

 

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思いっきり普通のイエネコ。まぁそんなもんですよね~。 結局ヤマネコはもちろんハコガメもヤシガニも見つけられず、ネコを一匹見ただけで宿に戻り、失意の中、泡盛を一煽りしてから布団に潜り込み、一眠りすると朝を迎えました。

西表島ダイビング2日目のはじまりです。今日は仲の御神島にいけるかな?長い一日になりそうです。続きはこちらからどうぞ~。

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