借金を背負いたくない!我が家の子供部屋の考え方

この文章を書いているのは子どもがいない夫婦だけど、子供ができたら良いなと思っている夫婦の夫です。

新築の一軒家でもマンションを購入するときも、中古のマンションや一軒家を購入してリノベーションするにしても、スペースが確保されることが多い「子供部屋」。戸建てでは二階に二部屋くらい確保されていたり、「将来、部屋を仕切って子供部屋に使えるスペース」があったりします。

我が家のリノベーションでは子供部屋の類のスペースは前提に入っていないこのような間取りにしました。我が家は子供用のスペースを確保よりむしろ、ダイニングや台所やを開放的にして、さらに小さな自分用の書斎といったものにスペースを割きました。ただ、今住んでいる団地の一室に部屋に子供部屋を作る気はありませんが、本当に子どもが産まれてその子がそこそこ大きくなったら、子供部屋があってもいいかなとは思います。

私の両親は私が小学一年のときに今も父母で住んでいる家を建てました。実家ですね。新潟の片田舎なで、当時同居していた父母兄私の4人で暮らすには関東基準から考えるととても大きな家です。私も兄もそれぞれ部屋を与えられました。いわゆる子供部屋です。私の子供部屋も大いに活躍しました、小学校の高学年~中高の8年間くらい限定で。さらに寂しいのは、私も兄も大学進学を機に家を出ているので、新潟の広い家には若干老いた両親が二人で暮らしており、無駄にでかい家も年をとってきて、メンテナンスが徐々に大変になっていること。 (とはいえ、実家そのものには愛着がありますし、私が何か荷物を置いておくのをお願いすれば大抵は私の部屋に放り込んでおいてくれるこの無駄な広さはありがたいです。) 、、

と、我が身を振り返って、子供が育って家を出ることまでを考えると、子供部屋を予め確保するのは無駄も大きい気がするのです。子供が家を出たら、大きな家を売り払ってもう少し小さい家に引っ越すという考えもできますが、それはそれでめんどくさそう。なので我が家は夫婦二人を前提としたスケール感の先ほど紹介した間取りの家にしました。

とはいえ、中学高校生期の子供のためのスペースが必要というのもわかります。ある程度閉じられた空間で一人で寝る、勉強する、物を整理するなど、空間を管理するというのは、やがて独り立ちするのに有効な気もしますし、両親に隠れてエロ本を読むのもそれはそれで男子中高生には必要な儀式ですな。

では、実際に子供部屋をどうするかですが、、、。団地の良いところは私が暮らしている団地内でも売買されていたり賃貸に出されている部屋がごろごろしているところ。なので子供が部屋を欲しがりそうな中高生時代になったら、団地の一部屋を追加購入するか、賃貸に出ている部屋を中~高校生時代くらいの数年間限定で借りようかなと思います。さらに親の住む団地(=今の団地部屋)と子供の住む団地が同一団地である必要は無いので、近郊のバス便の電車通勤には不便だけどもっと安い団地を狙う手もあります。(まぁ出来るなら同じ団地内が良いかなと思いますが)
子供部屋なので多少内装がぼろい物件でも我慢させましょう。気になるならDIYで壁塗りくらいはさせる。便所掃除も子どもの役目。ガスは契約せずインフラは水と電気のみ。なので風呂に入るのとご飯を食べるのは本国の両親が住む団地に来て、ちゃんと家族が集まるようにする。子供に団地の一部屋をまるまる与えると、近隣のクソガキ共のたまり場になって変なことが起こったりご近所の迷惑になったりしてもたまらないので、オヤジの作業スペース兼母ちゃんからの避難先も植民地部屋に移設します。ダイビング用品やカメラや双眼鏡、防寒具に登山用具も植民地部屋に持ってこよう。 無事に子供が独り立ちしたら、子供部屋という名の植民地部屋は私の作業部屋兼物置として使ってもいいし、必要がなければ売り払って老妻とともに元々の部屋に収まる(もしくは植民地部屋を残して元の部屋を売ってしまう)ことも考えられます。 問題は団地の老朽化ですが、わが団地の場合、建替えまであと20年くらいは掛かる気がしますので何とかなるかなと。そうこうしているうちに子どもも大学に行くくらいになれば親の家から放り出せるでしょうし。

オンボロの団地で暮らすメリットはそれほど借金を背負わずとも家が手にはいるということ。借金を背負わない暮らしは、その経済的な自由自体が財産だと思うのです。莫大な借金を背負って新築の物件を手にしたその瞬間から、資産価値が恐ろしい勢いで減っていく不動産にローンを支払い続ける、そのため辞めたい仕事も辞められない、というのは私ちょっと頂けないと私は思いました。 私の場合、フラット35を背負ったら完済するのは定年も過ぎた70歳近くですぜ、、、(実際には35年もかけないで返済するとしてもそれなりの年齢にはなってしまいます。)

それよりは部屋本体の価格が安い団地を購入してリノベーションするという、そこそこの手で凌ぎ、その分、旅に出たり、美味しいものを食べたり、趣味にお金を突っ込んだり、余裕がある暮らしがしたい。子供部屋のある膨張したマイホーム信仰から離れて、もっと経済的にも家のあり方にも自由があるのじゃないかな、と思うのです。

まぁ偉そうなことを言っても、そもそも子供がいない上に自分の妻が↑のような考えに賛成してくれるかはあまり自身が無いですが。。。 (^^;

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難航した間取りの検討・・・:我が家の団地リノベーション2

リノベーションの話です。先回はリノベーションの方針、検討のはじめの頃はどんな考えだったかを紹介しましたが、今回は間取りの話です。間取りは大事です。住みやすい家になるかならないかは間取りで決まるのかな、と思います。住宅設備は後で交換で来ますが、間取りは交換できないし。。。

我が家も間取り決定までは一筋縄ではいかなかった…。こんな風にイラストを描いては、ダメだしをして、うんうん唸っていました。
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そんな中で見えてきた、間取りに関しては大きな方針は以下のようなもの。

・どんな間取りであれ、光と風が北面と南面をよく抜けるようにすること。
北面、南面両方に開口があるのは社宅生活で見つけた団地型建物の魅力の一つで、現代のマンションに比べて勝る数少ない利点と思います。どんな間取りにするにしてもこの光と風の抜け道は譲れないものでした。上のイラストでも青矢印は風の通り道を描いたもの。(イラストは妻が描いていますが、とてもマメです)

・居間は畳敷きに。
旧居生活で夫婦二人とも畳生活が非常に気に入っていましたし、私は、リビングにどーんとソファを置きたくなかったのです。ソファを置くと部屋の使い方が限定されそうで。。。家にいてもPCに向かったり、畳や布団の上に転がってダラダラしたりする事が多い私達にはソファセットはいらんだろうなぁ、それより畳の上で大の字に転がれる方が良いよね、ということで、ここはすんなり同意になりました。

・↑と似たような理由でベッドもいらんだろう、寝床は布団にしよう、となりました。

・食事はイスとテーブルで。
つまりダイニングスペースを取る。旧居の社宅では畳の上のちゃぶ台でご飯を食べていましたが、意外に辛かったのです。キッチンの流し台とちゃぶ台の高さの差は料理の上げ下げや片付けがめんどくさいのと腰にも辛いのです。

・イスが使えるワークスペースの設置(私の要望)。
旧居での私のパソコンスペースは居間の片隅にあり、畳の上に座布団を置いて、その上であぐらをかいてこのブログを打ったりしていましたが、この体制、腰への負担が大きい。私は15年付き合っている腰痛持ちなので、自分の家を作るなら、イスに腰を掛けてPCを使いたかったのです。
またブログの編集を含め、何らか作業をしている姿を人に見られるのも大嫌いなので、引きこもってPCができる空間が欲しかったです。その空間は1畳でも2畳でも狭くて構わないですが、好きなものを貯め込んで好き勝手やっても怒られない空間です。アメリカザニガニを飼う時に植木鉢の欠片で隠れ家を作ってあげるようなもんです。

・旧居よりは大きめのキッチン。
旧居の社宅キッチンは巾1800mm。休日は夫婦2人で料理をすることもあるのですが、二人で立つにはこの旧居キッチンはとても狭かったのです。また新しく購入した部屋の北側には大きな木があり、窓からその緑を見ながら料理をしたいという妻の要望もありました。部屋購入時に置かれていたシステムキッチンが巾2550mmで北側に置かれていたので、これは同サイズクラスのキッチンに更新すれば実現できそうでした。

・洗濯機から干し場のベランダまで最短で移動できる動線にしたい(妻から強く要望)。

大きな希望としてこのくらいか。全体ではそれほど広くない部屋ですが、部屋を並べ替えたり絵を描いたり、細かく空間を区切って並べ替えたり、それはそれは頭を悩ませました。間取りのイラストを作っては夫婦でだめ出しをしてさらに検討。。。以下は比較的まともそうな案で残っているイラストたちです。
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間取りは、建築会社やリノベーション会社などプロの建築士の方々にももちろん相談しています。最終決定した間取りは施主である我々だけの希望やアイディアだけではなく、いろいろなプロの方のアイディアも取り入れ、少しずつ煮詰まっていき、この形になりました。(以前紹介しましたが我が家の間取りを再掲します。)

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決まってしまうとそれほど奇抜では無い(と思っていますがいかがでしょう?)間取りなのですが、難しかった。結局悩み抜いてもシンプルなものに行きつくのかなという気が今はしております。

ちなみにわが部屋の間取りの変遷はこんなでした。建築当初・和室→前オーナーが徹底的に洋室化→再度和の雰囲気が入る(今の私たち)という変遷です。ご参考まで。。。

次回はいよいよ部屋の内部を紹介していきたいと思います。まずは居間から紹介します

 

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我が家のリノベーションを紹介していきます。:我が家の団地リノベーション1

2年位前から家の購入の検討を始め昨年は団地一室の購入今年の春に引越しをしました。今までは特にテーマを絞らず、アザラシや野鳥や旅行の話や思いついたことなどを記録のように書いてきたこの場ですが、日常に団地やそのリノベーションが加わったので、断片的ながら団地の購入やリノベーションのことを書いておりました。その結果、団地の購入やリノベーションの関係の言葉で検索して、このブログを訪れる方が非常に増えいるようでとても嬉しいです。

今住んでいる我が家は特に私が血を吐くような検討を重ねた末にできたもので、そのおかげで我ながらとても気に入る家になりました。引越し後も家具や内装・備品などの調達は進行中で、今もなお完成への途上だと思っております。そんな思い入れのある我が家の話をたくさんの方にご覧頂くのはとても嬉しいです。せっかくですのでもう少し我が家のリノベーションの経緯を詳しく紹介していこうかなと思います。出来上がった部屋だけを紹介するのは、蘊蓄たれで回りくどい私のブログっぽくないので、どんな事を考えながら部屋を作ったかも振り返りつつ紹介しようと思います。


団地を購入した頃、どのような部屋を作るか、我々夫婦は言葉の殴り合いを重ねて、意見をメモにまとめました。
このメモが我が家のリノベーションの出発点。部屋という箱は買ったけど、そこに心を込めていくような作業の最初の出発点になったと思います。今となってはこのメモを見るととても懐かしいです。まだそんなに時間は経っていないのですが遥か昔のような気がしますね。
メモ・その1
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それまで住んでいた団地型社宅の暮らしで私と妻がそれぞれ改善したいところをお互いに出してまとめたものです。今振り返ると大体実現したのではないかな、、、と思います。

メモ・その2
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これは購入した団地の部屋を見て、改修したいなと思ったところのメモです。これも大体実現したかと思いますが、風呂はタイルの張替えはせず、手すりは撤去しただけ。トイレは水圧の問題でタンクレスには出来なかったです。

メモ・その3
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これはどんな空間が好きか、ということを施工会社の方に伝えるため、よく行くお店や気に入ったお店の雰囲気をまとめたメモ(上段)と結局どんな部屋にしたいか、、、、というイメージをまとめたもの(下段)。

うーん、今見ると和のテイストを入れつつ、暖かみの照明があるにもかかわらず、無機質で殺伐としたテイストというのはなかなかの注文だったと思います。完成した部屋では確かに無機質なところは無機質ですし、和の部分は和っぽいと思います。

改めてメモを見ながら当時を振り返って補足すると、、、(以下は私の考えなので妻は別のことを思っていたかもしれませんが)メモの通り、妻は古き日本家屋の雰囲気が好きで、私の祖父母が暮らす昭和前半に建てられた農家やその集落のふるーい家を気に入るような稀有な好みでした。

団地そのものは欧米の考えも取り入れつつ、土地が少ないところに人がたくさんいる、夏の高温多湿といった日本の風土を反映して出来たもの。ある意味、和洋折衷の集合住宅の極みであり、そして建設から数十年が経った現在は建設当初に植えられた街路樹が大きく育っていてゆるーい時間が流れている場所です。

そして、そのような日本の団地の部屋にするならば、建築資材や備品もなるべく日本の感触があるものを入れたいな、と思いました。和風の設えなら当然日本国産のものがマッチするでしょうし、また国産品の方が輸送時のエネルギーロスも少なく環境にも優しいですし、林業、窯業、製造業という産業面からも国内経済的にも素敵なわけです。とはいえ、変な国粋主義というわけでは無く、外国のモノでも気に入った物があればそれを使います。気持ちよく生活出来るのが理想ですから。

そんな二人の好みや団地の雰囲気に合わせていシンプルで緩い和風の部屋にしたいな、と思いました。和モダンといわれるほど凝ったモダンでもなく、ガチガチの日本家屋でも無く、和洋新旧の良いところどりを目指すのです。

そんな家作りの大まかな方針を描きつつ、平行して間取りの検討が始めたのでした。次回は間取りの検討の様子を紹介したいと思います。

(2015年8月現在、出来上がった結果として見ると、床材、壁材は全て国産の素材で、住宅設備もほぼ全て国産メーカー品(金属やプラスチックの素材は輸入だろ?設備も組み立ては中国の工場では?という突っ込みはともかく・・・)になりました。我が家の備品で海外メーカーの製品と明らかなのは、キッチンの水栓と作り付けの棚類の棚板くらいになりましたが、その辺はおいおい紹介していきます。)

 

 

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夫婦の役割分担:団地リノベーション

先回エントリーで偉そうな能書きを垂れていますが、私が新居作りで活躍したのは街選び、物件選びとその入手まで。
先回、我が家は和風な感じになったと書きましたが、これは妻の趣味が多分に反映されています。住まいは奥さんの方がこだわりが強いと思いますし、我が家もご多分に漏れず、同傾向でした。我が家のこの手の話の力関係は明確で、これまでの結婚式から日常の生活に至るあらゆる場面で妻のセンスにかなわないことを私自身が自覚しており、下手に私が口出しするより妻のやりたい方向に任せておいたほうが私にとっても良い家ができるだろうなと、内装品選びなど家作りが進めば進むほど強く思うようになっていましたので、基本的には妻の方針に従っていました。
私の役割は
①「やるなら徹底的にやれ」という方針の下の財政負担、、、。妻に内装や設備を選んでもらう以上、素材などの費用の面で妥協するようなことはなるべく避けたい。(とはいえ我が家は共働きなので、妻も相当な額を負担していますが。)
②妻が直感で選ぶ物が良いものであるパターンが多いのですが、選んでから時間が経つと、自信がなくなるのか、つまらないありふれた物に選び直したりする場合があるので、その阻止役。直感で選んだ物で、私自身もいいと思ったら死守しました。
③途中でマイナス思考になったり投げ出したりしそうになる妻を励ましたり脅したりなだめすかしたり怒ったり愚痴のはけ口になったりして話を前に進めること。
④妻と施工業者等々の緩衝材。
⑤たまに迷っているときは背中を押す役。
これらが主な私の役割で後ろに控えつつ、少しでも良い家になるように徹したつもりで、この夫婦の役割分担は結果的にうまく行ったと思います。。
普段の生活では私ももっと口やかましいですが、家に関しては妻を信頼して正解だったと思います。家に関しては大まかな好みは似ていたように思いますし、妻は私が主張してもすんなり言うことを聞くタマではないですが、役割分担も大事だなと思います。
内装、デザイン、備品は妻が心を砕いて吟味に吟味を重ねたおかげで、とても良い家になりましたし、私も↑のような苦労があったことも有り、愛着のある家になりました。大事に暮らそうと思いますし、丁寧な暮らしを心がけるようになりました。
そんな新居の写真を一枚。
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吟味した古い和建具の桟とガラスの向こうの居間の畳。この古建具を新居に取り入れること、物をどこで調達し、新居のどこに入れるかというのも妻が考え、私はむしろ同意役でした。。。
この建具は一軒家の民家でつかわれた四枚一組の引き戸。これをそれほど広くない団地に入れるのも今思えばよくやったと思います。建具は我が家の顔。おいおい紹介できればと思いますのでお付き合いいただけたら幸いです。

 

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我が家の団地リノベーション(和風)

先日から度々書いてきたとおり、我が家も引越しを終え、旧居と新居の二重生活がほぼ終わりました。
新居は一年前にも書いたとおり団地の一室。ここに半ば住みつつ、新居と旧居を行き来して新しい生活の場を整えていったわけです。
中古マンションのリノベーションという選択が当たり前になり、私たちのような古い団地をリノベーションする事例が本当に多い世の中になりました。このブログでも無印とURのコラボ事例を紹介しました。
そんな時代背景になりつつある中、施主としての想いはともかく、客観的に新しい我が家の特徴や一般的なリノベーション事例と比べて違う点を考えてみました。
・居間は畳8帖敷き。
→最近のマンション・団地リノベーションではほぼ全ての9割以上の方がリビングはフローリングの洋室にすると思います。例えば「団地 リノベーション」でgoogleの画像検索をすると見事なまでに畳の写真が出てこない。そんなに畳を嫌わなくてもいいのに。。。というくらいです。
現在の団地リノベーションからは畳や和室は追放される存在になっているのです。そういえば我が家の前のオーナーさんが90年代半ばにリノベーションをしていて和室を全て撤去し、フローリングに張り替えてありました。我が家はそこに畳を戻しました。
・部屋内の4箇所の引き戸建具に古建具を使用。その他小窓に古建具を使ったのが数箇所。
→築数十年の家で使われていた古建具を導入したお陰で新材と古材の交わる妙な空間になりました。私は好きですが。好みは別れると思いますが、古建具は一品物ですので、家の顔というか個性、表情が出ました。
・光・風通しを最大限配慮。
→団地はエアコンの無い時代に建てられたこともあり、一戸一戸が南面北面両方に窓があり風通しを考えられて造られています。風呂、洗面所、トイレにも窓があります。電気の力で強制換気することは考えられていませんんがそれでも快適に暮らそうとする工夫です。これを殺したらもったいない。これは3年半にわたり団地型社宅に住んでいたからこその視点かもしれません。
・壁は全て漆喰塗り、玄関はモルタル洗い出しと内装はほぼ全て左官仕上げ。床は畳と風呂以外は国産針葉樹の無垢材。キッチン、ダイニング、廊下、洗面所、トイレなどは檜材、寝室のみ杉材。
→床材や壁材は書き出すと贅沢な感じがしないでもないですが、団地の小さな部屋だからこそ材料費も人件費も跳ね上がらずに出来たということはあります。でも床材は思ったより安かったです。できれば国産材にしたかったので満足です。
以上のように団地にも関わらず全体的に和な雰囲気を醸し出しているというのが特徴かもしれません。
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(新居の内部の写真を載せるのは初めてかな。中はこんな具合です。)
家作りを振り返ると古建具・道具屋さん、左官職人さん、大工さん、畳職人さん、国産の材木屋さんなどたくさんの方にお世話になったと思います。和のリノベーション(新築も?)が減っている現状からなかなか厳しい業界かもしれません。
我が家のような集合住宅での和のリノベーション事例を晒すことで、和風のリノベーションという選択肢に興味を持っていただく方が少しでも増えお世話になった方々へのささやかな恩返しにつながればという気もあり、我が家の中身を少しずつ紹介して行こうかと思います。
北海道旅行の記録作成もしなければなのですが。。。すべてをぼちぼち更新していきます。

 

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団地の魅力(妄想200%)

先回のエントリで紹介したとおり、分譲団地の一室を購入しました。購入したのは築40年オーバーの団地の一室です。

部屋を買ったあと、周りの大抵の人に築40年以上の部屋を買ったと言うと「なぜそんな古い物件を買った?地震は大丈夫なの…?」と言った目で見られます。まぁ当然の感想でしょう。数ヵ月前の私なら同様に思うだろうなと思います。

古い団地を購入したのは何個か理由があります。万人におすすめできるとは到底思えないし、古い団地でも無条件で購入するべきとも思いませんが、私が考える不動産としての団地の魅力を記しておきたいと思います。こう考えたら古い団地という選択もありかもな、というくらいで団地の購入を検討している方の参考になれば幸いです。

団地は古い!
古いことが団地の魅力になりうるのではないかと考えます。団地の耐震性は以前のエントリーで書き、そこそこは問題無さそうだと書きました。耐震性はそれなりにあるとしても、築40年も経っている建物をわざわざ買うメリットがあるのか?と思うのが普通です。

しかしその古さこそが団地の魅力であり、そこが買いの条件の一つになると私は思います。

1)物件売買価格が安い
当然、ぼろいので物件売買価格が安い。言わずもがなのでこれはさらっと流します。

2)修繕費・管理費が安い
40年前に建てられた低層住宅ですから、共用の電気設備が驚くほど少ない。エレベーター・自動ドア・機械式駐車場、、、すべて無いので、管理費や修繕積立金がマンションに比べて安い。団地にもよると思いますが私の団地の場合は両方とも月一万円以下です。

3)安定した住環境が既に形成されている
「いま、団地は『住みごろ』を迎えています。」団地が気になり始めた頃、妻が買ってきた以下の本に書いてあった言葉です。

この本は団地が好きで、実際に団地で暮らしている人たちの暮らしぶりが載っていますが、なかなか一口に団地といってもいろいろな暮らしぶりがあって面白い、と同時に、借金を背負って高いマンションを買うくらいなら家を団地の安い部屋に抑えて、その分ほかの事にお金を注ぎ込みたいという我々と似たような選択をしている人もいるという事実に私たちも勇気付けられます。
帯の文の団地の『住みごろ』ってなんでしょう?団地は何十年か前に山や土地を切り開いて大規模造成をしたものが多く、当時は造成地の上に住棟が要塞のように建つ殺風景な風景、自然破壊の代名詞のようなものだったと思います。
しかし時は流れ、21世紀。団地を建てまくっていた当時の日本住宅公団がアホみたいに(褒め言葉です)植えた団地内の街路樹は、植栽から数十年の時を経て大きく成長し、ゆったりと配置された低層建築中心の団地の屋根に届くくらいです。私が購入した団地は緑にあふれていると言っても過言ではありません。緑の中で暮らすのはやはり気持ちいい。これが団地を買った大きな理由の一つ。周辺環境が抜群です。
私の団地内で先日撮影した写真です。季節になるとはツツジがきれいに咲きます。その他、街路樹の下は車の来ない歩行者専用の遊歩道です。
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なかなか緑が濃い季節です。土地はゆったり配置されており、建物は古いけど、古くなる時間が経ったからこそ形成された美しい住環境です。

4)資産価値はこれ以上下がりにくい。
築40年~50年も経っているということは現代日本の不動産業界では、建物そのものに資産価値はほぼ無いと考えて良いようです。よって資産価値が今以上に大きく下がることは考えにくいです。
新築の一軒家やマンションは一回住めば中古扱いになってしまい、新築からの資産価値評価額の指数関数的な低下は泣けてきますし、資産価値が下がる物件にローンを払いつづけるのは悲しい。新築と、入居済み5年の差は大きいのです。一方、団地は例えば築42年が築47年になったところで大して評価額は変わりません。あえて言ってしまえばもう誤差の範囲です。

5)資産価値はむしろ上がるかも?
これは九割方妄想ですが、むしろ古い団地の部屋が今の売買価格の何倍にもなる資産価値を持つかもしれません。
私は、古い団地の売買価格は一戸当たりの区分所有権の土地の価値がほぼすべてで、その他、雨露がしのげるあまり資産価値がない家(部屋)がオマケで着いているようなものだと思っています。
団地は広い敷地に低層が建築されている場合が多いですから一戸当たりの土地の所有権が広いのです。我が家も延べ床面積以上に土地の区分所有面積が広い。
団地は建物の古さから、当然建替えの話がでています。建替えは結構ですが、その費用もまた莫大にかかります。そのまま現団地の所有者だけがお金を出し合って建替えたら一軒の負担が何千万円にも及ぶかもしれません。
これでは現実的な建替えはできないので、おそらく団地の建替えは現住民の負担軽減のために団地の余りある建ぺい率を利用して、現在の団地より建物を密集・高層化して部屋を増やし、今の団地住民の入居以外に新しい部屋を売ってその利ざやで建替え費用を賄って現住民の負担はそこそこに抑えるのが現実的ではないかと思います。現にそのように建替えた団地もあります。
このような過程で建替えが上手く進むためには団地外の方々に高く部屋を買ってもらうという大前提があります。建替えですから、その新しい部屋の価格は簡単に言えば立地が良いかで価格が決まります。駅まで徒歩圏内とかですね。逆に言えば不便な立地の団地は思うように売れないこともあるかと思います。
しかし、団地の街路樹を切り払って高層の建築物に建て替える、、となったら団地の魅力は下がってしまうような気もします。低層の団地と木々は仲が良いです。古い団地の建替えは今後全国的に進むと思いますが、建替えで樹齢50年近い樹を伐ることになったら惜しい。

、、、と、このように古い団地もそれなりに良い、そのままの姿が良いと考える人もそれなりにいるから、古いマンションの建替え話が進まないのかもしれません。
古い団地を建替えたといしても次の50年後には、再び緑あふれる団地になっているかもしれませんが、私の場合はさらに50年後には多分死んでいるか、生きてても相当ヨボヨボなわけです。。。50年後というのは、私に子どもが産まれたとしても、その子どもが今の私よりも年寄りになっている未来。
それならいっそのこと建替えが決まったら、自分の新しい部屋の権利を売り払って、もともとの購入価格の何倍かの現金を手にして三浦半島の海近くに家を買って毎日スノーケルやダイビングをして、美味しい魚を食べて、菜を育てて暮らす、、、という妄想も悪くない。

結果どうなるか分かりませんが、資産価値が下がらないというのは精神衛生上、異常に良い団地の魅力であると思います。

 

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