抜海港のアザラシが増えたのは流氷の減少が原因??(3/10修整)

当サイトの掲示板を通じて(ココペリさんありがとうございました。)最近のマスコミの記事で
抜海や焼尻など日本海側でアザラシが減少している理由について説明しているモノがあるという情報をいただきました。
記事の主旨は「流氷が減少し、以前は、流氷がびっしり張り詰めて潜りにくい宗谷海峡を越えられなかったが、流氷が減って日本海へ行きやすくなった。それゆえにアザラシの宗谷海峡の往来が容易になり、餌が豊富な日本海側への行くのも簡単になった。そのような事情で日本海側に現れるアザラシの数も増えた」というものです。(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/146798.htm
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090129/scn0901290328000-n1.htm

でもですね、この論法は私はすんなりとは納得できませんでした。
私の実際に抜海を訪れた経験では、アザラシは11月くらいから抜海にやってきております。1月の初旬にはもう数百頭の群れになっていました。
一方、流氷がオホーツク海に大挙してやってくるのは1月の半ば~2月前半。(流氷初日の平年値は紋別でさえ1/22、抜海に近い稚内は2/10。観測を開始した1946年以来の極値をとっても稚内の流氷初日は1/8。しかも極値が観測されたのは2001年であり、温暖化が進んでいるはずの年代のかなり最近。まぁこういった統計情報はいくらでも都合のよい数値をぽっと出すことができますので騙されないようにしないとですね。ただ平年値はごまかしようがありませんが。。。)
いくら流氷が減ってきているとはいえ、30年位前でもアザラシが増えている12月中に流氷初日というのは無かったことだと思います。
ですから現在でも過去でも流氷が押し寄せてきているシーズンの前に、抜海のアザラシは急増しているわけで、流氷が宗谷海峡を封鎖しなくなってきたから抜海に来るようになった、というのが腑に落ちないのはこんな事情です。
また稚内で流氷が観測される期間の平年値は1年辺り30日(紋別は74日、網走は87日)。
この数値からも、もともと流氷は稚内にはあまり来ていなかったような気がします。稚内の流氷の接岸期間は極値をとっても最大73日ですし。
また宗谷海峡を流氷が塞いだ日数の統計データの推移等も見ないと流氷減少→流氷が宗谷海峡を封鎖しなくなった→日本海側にアザラシ増加とはならないですよね。
いや、説を真っ向から否定する気は無いです。何か学会とかシンポだったら質疑応答の際に手を上げて疑問をぶつけてみたい、そんな程度の疑問なんですけどね。
どんな理由にせよ抜海でアザラシが増えているのは事実でしょうし、原因の究明と漁業とアザラシの両立ができたらいいなと思います。
(初版を酔っ払って書きなぐったせいかあまりにも目に余る誤字脱字が多かったので3/10に訂正しました。)

真冬の太陽の下のゴマフアザラシ 2008年2月24日

?(晴れ 気温-12.0℃ 風速7.8.m/s: 稚内2月24日8時現在)

 前日に引き続き稚内市の抜海港を訪問します。本日は前日と打って変わって良い天気!でも気温が低く風も強く体感気温は物凄く低い状況です。

 厚着をして車の外に出ます。

 アザラシは当然のように転がったり泳いだりしておりました。この季節の抜海に行けばほぼ100%野生のアザラシを見ることができるのではと思います。本日は天気が良いからなのかアザラシも活発に動き回っていて見ていて面白かったです。

 


この写真からもなんとなく活動的な様子が伝わるかと思います。じーっとしていることが多いアザラシですがこの日は妙に活発に動いている個体がいました(個体によっては相変わらず転がっていましたが(^^;)


雪に顔を突っ込んで這いずり回る個体。


動画(1.60M)

前足にも雪をつけて水際で海に顔を突っ込んだりどろどろになって動いていました。


不意にカメラのほうを向きます。
アザラシは目がいいですね。目がよくないと野生では生きていけないのかもしれませんが。人間も生まれてきたときは目がいいはずなのですが年を取るにつれ視力は悪くなる一方。文明との引き換えでしょうか。アザラシを見ながらそんなことも思います。


太陽の下のゴマフ模様の彼らの毛皮はほんとに美しいですね。


雪がシャーベット上に混ざっている海の中でもじゃれあうアザラシたち。


アザラシは短い手(前足)と丸い顔が可愛いのでしょうか。人間の赤ん坊に通じる可愛さかもしれませんねー。


アザラシの後足は彼らにとって重要な「水中での推進機関」。陸に上がるときも後足を守るように写真のように丸めて守っている事が多く、水族館でも後足を触ると嫌がる、と言ったような話をどこかの水族館で聞いたような記憶がありますが定かではありません(^^;
話の正否はともかく確かに他の写真でも後足を丸めて転がっている個体が多いような気がします。


水の中にいるのは激しく、陸の上にいるのも時折顔を上げます。あまり寝こけているのはいなかったなぁ。


前足で仲間をバチバチ叩いている瞬間です。近寄りすぎたのでしょうか。叩かれているほうの表情も含め、本人達は本気なのかもしれませんがちょっとユーモラスな表情です。


動画(3.07MB)

陸でも海の中でもいちゃいちゃしおって…。と、2頭が顔を近づけているのを見ると、そんな風に見えますが彼らにとってはそんな気は無いでしょう。


顔の反らせ具合と後足がピンとあげているのが面白かったです。そういえばお腹側を見せてアザラシが陸に上がっている場合、後足をだらんと地面に付けている場面はあまり見たことがありません。近くに敵がいる時は足を上げているのでしょうかね。
人間が見ていないときはだらんとしているのかもしれませんね。そういや野付や焼尻でもそんな傾向だったかもしれません。


天気もよくて利尻もご覧のとおり。


海の上にもアザラシたちがぷかぷか泳いでいました。


ドラゴンボールが抜海港にあるかと思ったのです。


鼻の穴が開いていますが水入らないのかな?
ほとんど陸上で暮らす人間に比べれば、アザラシにとっての水中は人間にとっての「空気中」のようなものだとは思いますが、鼻の穴に水が入ったときの率直な感覚を聞いてみたいです。


テトラポッドもアザラシの楽園になります。水が凍り付いていますが関係なし。


左の写真の左側の個体、前足の爪を使って氷をよじ登るように上に這い上がります。後足は登るのに役に立っているのか分かりませんがびちびちやっていました。


テトラポッドの上に無事に登ることができました。


もう一体のアザラシがテトラの上に登ろうとするシーン。この個体はテトラに登りきりませんでした。もう少し後足の推進力が足りなかったとか?


テトラの上に上がっても特になにかをするわけではないんですけどね…。こいつもたまに人間のほうを見たり、、、


昼寝をしたり、、、


ぼーっとしたり、、


やっぱり寝ている時間が多かったですね。
いいな、いいな。私も来世こそはっっ。


冬の太陽を水で濡れたお腹が反射します。


よく肥えたお腹。お腹のふくふくさはアザラシの特徴のひとつですね。


彼らの眠そうなお腹とふくふくのお腹を見るとワシワシしたくなりますが、彼らは野生動物。迷惑なんだろうなー。


水の中ではじゃれあっているように見えるアザラシ。
ほんとは激しく喧嘩していたのかもしれませんが。。。


波打ち際では前足でたたきあったり、かみ付き合ったり。


お互いに激しく体をぶつけ合っていますが
のどかな光景に見えてしまう。漁業被害といってもそう見えてしまう。


この日の朝の観測はこのシーズンにしてはかなり少な目の28頭。私が訪れた時は上記の写真のとおり上陸個体数がかなり増えていましたがそれでも昨日より少なかったです。


抜海港からも利尻富士が見えました。
7~9合目は雲で覆われていました。
 
 お昼近くまで抜海港でゴマフアザラシを見て、東京に戻るべく移動を開始します。東京へは新千歳空港から21時半頃出発予定です。ひとまず札幌を目指し日本海側で南下を開始します。

 


羽幌付近を走行中、今回の旅の目的だった焼尻島(左)と天売島(右)が見えました。この日は天気はよかったものの風は強く波も高めでした。フェリーは出たのかな?フェローが出たのか出なかったのか、出たとなると悔しいのであえてフェリー乗り場には寄りませんでした。


左の写真を撮るために車を止めた際に撮影した車の前輪部。タイヤとボディの隙間には巻き上げる水が茶色い氷になってこびりついています。北海道の国道は気温も低い上に、まっすぐがちできついカーブも少ないので、走っているうちにこのようになってしまいます。タイヤの中心から放射状に延びている氷もなかなか精悍に育ってい ました。
このような状態だとハンドルを目一杯切ると氷が邪魔になっていました。急なカーブがあると危ないので休憩時におとしておきます。

? 稚内から南下し、札幌が近づくにつれ、道脇に積もる雪の量が、どんどん増えていきます。札幌近郊では路肩の除雪がおっつかないようで3車線道路のうち 2.5車線くらいしか使えない道路もちらほら。カーラジオからは降雪による影響で交通機関の乱れが頻々と放送されます。中でも新千歳空港の滑走路の除雪作業が追いつかなく、空港封鎖中であることが報じられます。
 それでも天気は回復傾向にあり、除雪終了次第飛行機は飛ぶとのことなので新千歳に向かいます。

 

 さて、19時半頃、私が新千歳空港に着いたら何十回とこの空港を利用している私が見たことが無いほどの大混雑ぶりでした。日中から滑走路が封鎖されたおかげで、飛行機に乗れなかった各方面 へ向かう乗客が、家族ごと、グループごとにまとまって運航再開を待っています。たくさん置いてあるベンチは全て埋まり、床には毛布が敷き詰められ、さながら避難所のようなありさまです。

 
 この日は日曜日、午後の便を中心に東京、大阪等各方面に向かうお客さんで混雑していたようですが、これらの飛行機は全て運航中止になったそうで、これらの影響で明日の飛行機も東京方面は満席。
 私が乗る予定の飛行機も大幅な遅れが出る予定になっており、20時の段階で2時間遅れの23時半発となっておりました。仕方ないので私も空港の一角に スーツケースを置いて座り込みます。乗る予定の飛行機が、遅延ならば自分が持っていた航空券で乗ることができますが、運航休止になったら予約の取り直 し。。。大混雑の中ですから次の便の席といっても相当先の便になります。遅延で済むならありがたいもんです。
 しかし、私の便の23時の出発予定も再延期され、25時発に。なかなか深夜の空港を味わう機会も少ないので貴重な機会です。深夜1時を過ぎて周辺の公共 交通機関からもシャットダウンされた明るい空港というのも何かわくわくするものがありますが疲れきっているのも事実。新千歳にはラウンジもありますので そっちでだらだらしようと思ったもののラウンジは開いていませんでした。
 満員の乗客を乗せて飛行機に乗ったのが25時、乗客はもちろん疲れていますが、乗員のほうが疲れている顔を見せないというのがさすがです。(その 辺はさすがプロです)
 離陸後は神経が高ぶってあまり寝付けずに今回の旅行で撮影した写真を見たりしていました。さすがに飲み物の機内サービスは無かったよ うに思います。みんな寝ているんだもん。
 27時半頃無事に羽田空港に着陸。でももちろん公共の交通機関は動いていません。リッチな方はタクシーへ。私は羽田からタクシーに乗ると10000円 以上かかるところに住んでいるので、初電まで待つことにします。本日は空港は終夜開放するようで、私のような初電待ちの方も数十人単位でおりました。毛布 を配っていたのでそれを受け取り、あまり人が通らない階段の踊り場のような場所に巣を作って束の間の仮眠…。あ、そういえば帰宅の際の交通料と称して航空 会社が5000円入りの封筒をくれたのでありがたく財布にお金を移します。

 私が再び目が覚めたのは6時過ぎ。すでに初電は動き出していたようで人影はだいぶまばら。。。朦朧とした頭で毛布を返却し、自宅に向かいます。自宅に着いたのは7時頃。7時間遅れ程度で帰宅できたのは喜ばしいことですが、この日はさすがに仕事を休みました。

2009年2月24日作成

大荒れ抜海港の野生アザラシとノシャップ寒流水族館 2008年2月23日

(雪 気温-8.7℃ 風速14.1m/s: 稚内2月23日15時現在)

? さてアザラシシーズンも真っ盛りの2008年冬。2/11に知床や紋別を攻めたばかりですが、10日後の2/23からは今度は日本海側のアザラシたちに挨拶をしに行きます。まぁ一ヶ月前にも日本海側をうろうろしたばかりなのですが。。。
 ではでは早速北海道へ。今回の最大の目的は冬の焼尻島に上陸すること。ですが、焼尻には東京から直接上陸できませんので一回北海道内の空港に飛びそこから陸路と海路の移動となります。羽田空港から北海道へは各空港に向かう便がありますが、今回は旭川空港行きに乗ることにしました。
 焼尻へは羽幌港からのフェリーでしか島へ渡る手段はありません。それも冬期間は羽幌から島へ向かうフェリーは朝9時発の便が一日一便のみ。よって前日に羽幌入りするか、 できるだけ羽幌に近い場所まで移動する必要があります。この季節、なるべく夜間や早朝の移動は避けたいという思いもあります。そこで今回は羽幌にも比較的 近い旭川に降りて、羽幌にも近くて安宿もある留萌市に宿泊し、翌朝羽幌町を目指すことにしました。
 なお、羽幌~焼尻島のフェリーは私が訪れる前の一週間くらいは風雪波浪により欠航の模様、さすが冬の日本海。今回の旅行の前に天候も調べてきましたが、しばらくこの荒れた天気も続くようで、焼尻行きにはだいぶ暗雲が垂れ込めている中での出発です。


この日の旭川行きは17時頃の出発です。雲の上ではこのようにきれいな夕日が見られました。明日もこんな天気だったらいいのですが、、、

 

 


飛行機は無事に旭川に到着し、計画どおり留萌市に移動し宿泊。朝、フェリー乗り場の羽幌町に向かいます。
時間どおり羽幌のフェリーターミナルに到着します。
ターミナルは冬の日本海らしく暗雲に包まれていました。


港にはいつもの焼尻・天売行きフェリーが待っていました。しかし天気は写真の通り曇天です。写真には写りませんが風も強いですし、船が出るのはかなり厳しそうです。

 

フェリーターミナルにドキドキしながらそそくさと向かいます。
フェリーが出るか出ないのか、なにか中学生時代の定期テストを返してもらう時のような変な緊張を感じつつ
チケット売り場に向かいます。。。

 


チケット売り場に張り出されていたのは上記の通り。_| ̄|○


数日間ずっとフェリーは欠航しているとのこと。
冬の日本海は仕方ないですね。
この写真はフェリーの待合室内に積み上げられたダンボールの山。これらはですね、天売島と焼尻島にフェリーで送られる物資なのです。お酒や新聞からいろん な物があります。ちなみに左が焼尻島行き、右が天売島行き。天売島のほうが物資は多目です。確かに人口も天売島のほうがわずかながら多い。この辺にも地元 の方の暮らしや地域性なんかも見ることができて面白いですね。

 

 さてフェリーも欠航ですので、この後どうしようかなーと思案しながらターミナルを後にします。天気はこれからせいぜい横ばいか下り坂の様子。特に札幌などの北海道南~中央部の日本海側の天気がよろしくないようです。
 と、なると、私が向かうのは北か東かになるなのですが、羽幌から東側に向かうとするとアザラシを見るなら紋別網走知床方面のオホーツク海側になります。こちらは10日前に行ったばかりなのでさすがに遠慮したい。よって北側の抜海稚内利尻礼文宗谷岬方面に向かいます。


動画(502KB)

羽幌からは国道232号線で北上し、天塩町から道道106号線でさらに抜海港を目指します。
道道106号は1年前に親父と旅行中にホワイトアウトの憂き目にあった道。


抜海の手前20km付近。
道はがちがちに凍っていますが、降雪は少なく道が見えなくなることはありませんでした。それでも冬道ですし運転は慎重に神経を使いながら進みます。

 


羽幌を出て約3時間。ゆっくり走って11時半頃抜海港に到着します。本日の朝の観測では上記の写真の通りの数字。


砂浜に転がるアザラシたち。


動画(1.81MB)

強い雪が降り風が吹いていますがアザラシたちは元気です。水の中でじゃれあうのもいれば勢いよく転がるのもいます。


水の中に勢いよく飛び込んでいく個体も。。。


アザラシを眺めていると雪の中訪れてくる人間が珍しいのか、時々向こうもこっちを見ているようでした。


こういった風や雪が強く、人が来ない日にじ~っと静かに見ていると、アザラシも結構近くまで寄って来ることもあります。


ひげをもしゃもしゃしたい。


海坊主トライアングル。


時折降る強い雪にカメラのピントも持っていかれます。
撮影にはなかなか厳しい。

 

 

 雪も止む気配はなく、お腹もすいたので抜海を後にします。
 ひとまず稚内市街に向かいますが、車の中でどうすっかなーという気分です。ここまで来たら利尻か礼文に向かいたいところですが、この天気では船が出るか わからないし、島に渡ることができても帰ってくるのが無理になるかもしれないし。。また今回は焼尻島に矢のように向かって帰ってくる日程(金の夜に旭川に到着し、日曜の千歳発最終便で帰京します)ですので、実質一泊二日です。さらにこの天気だと稚内から新千歳までの移動にかなりの余裕を見越したいところです。ですから 日曜の昼くらいには稚内を発ちたい、となるとますます島行きは苦しくなるわけで。。。
 といったことを悶々と車の中で考えているわけです。

 

 考えても天候が回復するわけもないので、利尻・礼文島は諦め抜海港やノシャップ寒流水族館などの稚内近辺を一回りして帰ることに決めました。昼食を食べすっかりご無沙汰をしている稚内市立ノシャップ寒流水族館に向かいます。


実に久しぶりの稚内市立ノシャップ寒流水族館。
広尾町のひろお水族館や網走市のオホーツク水族館が無くなる中、人口4万人程度の稚内市が運営を続けるノシャップ寒流水族館。がんばってほしいものです(といいつつ稚内に来ても寄らないときもありました。ごめんなさい。これからはなるべく寄りたいと思います。)


アザラシプールも前と変わらぬ姿でありました。


ペンギン君ととアザラシ君の顔ハメ写真も健在。潮混ざり強烈な風が吹き付ける岬に立地する水族館ですが、この看板の耐久性はなかなかのようですね、前回来たときにも設置してありましたし(前回のレポートには掲載しておりませんが、、、)


アザラシプール前にて。猛烈な風が吹き抜ける吹雪の日ですからお客さんもほとんどいません。特にアザラシプールは外にあるのであまり人も来ませんでした。


動画(940KB)

3年前の同時期に行った時は水を抜かれて雪のプールにアザラシたちが転がっておりましたが今日は水の張ってあるプール。


ノシャップ寒流水族館の主力アザラシはゴマフアザラシです。屋外で己とアザラシの間に仕切りが無くアザラシを見ることができるので好きです。


右前足で水中の仲間を殴った後、、、


素知らぬ顔。


ペンギンプールには小さなワモンアザラシがいました。
先回の訪問時にはいたクシャ顔のアザラシはいませんでした。


動画(654KB)

きれいなワモン模様です。Ringed seal の名のとおり立派な模様です。

 


まだ小さいアザラシでした。子供のワモンアザラシでしょう。同居のペンギンはプールに入っておらず、独占しておりました。


水族館内部の電気ウナギの発電すると稲妻型ランプが点灯する装置は「水槽整備中」の表示で稼動しておりませんでした。残念。この装置、雰囲気からしても私の中ではノシャップ寒流水族館の白眉と位置付けていた装置だけに残念です。

?ノシャップでアザラシを見たり中のオホーツク海や日本海の魚や貝や蟹を見たりし ていると時刻は既に4時を回っていました。なかなか夢中にさせてくれる水族館です。
 イトウを海水に順化させ海水魚と一緒に展示するあたり、只者じゃないで すよね。アザラシ以外にもなかなか面白い水族館です。ミズダコの吸盤やカレイのひらひら泳ぐ様子、タラバガニの緩慢な動作などをぼーーっと見ているうちに すっかり閉館時。お客さんが少ないのでゆっくり見られるのもいいです。施設の運営的にお客さんが少ないのはいいのかなぁとおもいますが。。。

?本日はこれにて打ち止め。水族館を離れ南稚内駅に程近い安宿に泊まります。確か一泊3000円くらいだったような。安宿のサウナコーナーとかちょっとしたところにロシア語の注意書き?があるのがロシアとの国境の町であることを実感させてくれます。
 上のほうにも書きましたが明日は新千歳発最終の飛行機で帰京です。天気も悪く外は相変わらず吹雪のようです。明日は無理をしないで抜海でアザラシを眺めた後、帰路につく予定です。

 翌日の抜海港の記事はこちらからどうぞ。

 

雪時々晴れ 常にアザラシ 2008年1月15日の抜海港

(吹雪 気温-6.9℃ 風速2.7m/s: 稚内 2008年1月15日 9時現在)

 5日間に渡った08年新春アザラシ旅行もいよいよ大詰め。行く前はワクワクですが実際来てしまうとあっという間です。11日には抜海港、12日は礼文島、13日は利尻島、14日は再び抜海港と宗谷漁港、そして本日最終15日は再々度の抜海港です。
  本日も含め吹雪に見舞われた五日間ですが稚内市街から伸びる道道106号線の抜海港へ向かう角を曲がった瞬間、青空が覗き、ぱーっと、最後の最後にあたりが明るくなりました。 北海道を離れる間際の出来事です。神様が最後に美しい景色を見てくれたと思うか、私が離れるので北海道やアザラシたちが嬉しがっているのかは神本人のみぞ知り ますが、ともかく抜海港の駐車場に車を置きアザラシを見に行きます。


急速に晴れていく抜海港。
写真左側から青空が広がっていきます。


テトラの上のアザラシにも日が差し込みます。


転がるアザラシたち。晴れようが雪が降ろうが転がるのもいれば水の中ではしゃいでいるのもいます。


束の間の晴れ間。真冬の抜海港です。

 


動画(873KB)

アザラシ。この日は天気が悪くお客さんも少ないのか、訪れた当初は珍しげに見てきました。10秒くらいでいつもの体勢に戻って転がっておりましたが・・・。


晴れ間はほんの束の間。徐々に雪が降ってきました。


空はまだ明るいのに雪が降ってきます。雪は太陽を反射してきらきらしていました。その向こうにアザラシがいるなんとも不思議な光景。


雪が激しくなり、厚い雲に覆われるにつれ、徐々に暗くなってきます。


激しく雪が降る中、抜海港を後にします。
次はいつ来られるかなー。


本日のアザラシは129頭。
昨日に比べ三分の一以下の数。日によってずいぶん変動します。また本日は上陸数に対し遊泳個体数がずいぶん多くなっております。

 この辺で時間切れ。雪が激しく振っている抜海港を後にします。

 抜海港に来るのはもう何度目でしょう。この日もそうでしたが、今回の旅行は総じて酷い天気の旅行でした。でも、これこそが真冬の日本海、アザラシの国の気候な気もします。

 さて、北海道の稚内空港から羽田空港に戻ります。現実に戻って行く瞬間です。この天気で飛行機は30~60分遅れ。少しだけ北海道の滞在時間が延びました。

  北海道を離れるこの時、既に私の頭の中は次の遠征計画を立てておりました。次の目的地は道東。流氷シーズンに入ったら紋別~網走~知床の辺りを攻めるつも りでした。結果から言うと2/10前後に道東に行ってきましたがひとまず、ここで2008アザラシ初め新春道北紀行を〆たいと思います。ここまで読んでい ただきありがとうございました(^^)

2008年6月16日作成

400頭超の大群ゴマフアザラシ!~いつもの抜海港~ 2008年1月14日

(雪 気温-4.3℃ 風速4.2m/s: 稚内 2008年1月14日9時現在)

 新春道北アザラシ旅行も4日目に入りました。3日前の1/11に抜海港にきましたが、その後12日に礼文島、13日に利尻島に 行って再び北海道本土に参りました。実はこの日は焼尻島に向かう予定だったのですが冬の日本海は大荒れ、焼尻島への連絡船も連続一週間欠航とのことです。 そんなわけでこの日は稚内周辺でのんびりすることにしました。まずは抜海港へ向かった後、宗谷漁港に向かう計画を立てます。
 今回の旅行はなかなかスケジュールどおりに行きません。しかしそのおかげでスローペースの旅行となり、じっくりとアザラシと向き合うことができました。 抜海港もいつもより長めに滞在し、アザラシのいろいろな表情を見ることができました。天気は相変わらず冬型日本海の典型的な天候ですが(^^;


動画(1.84MB)

アザラシが海から生えたり刺さったりしている抜海港です。漁港は数々あれどアザラシが生えたり刺さったりしているのは日本全国でもここくらいなもんでしょう。


ゴマフアザラシ。折り重なるように転がっておりますが、私も来世こそは。。。


確かすぎるほどのゴマフッ


動画(2.57MB)

殴りあい、じゃれあうアザラシたち。びちびち跳ねながらよくやります。


動画(1.14MB)

わけがわからなくなっている水面。水中を見てみたい。


動画(3.59MB)

時折大きな黒い目で見つめてくるのもいますが数秒後には下の二枚のような日常に戻ります。


短い前足で首の辺りを一生懸命ごそごそしておりました。


なんというかアホ面といってはあれですがとても魅惑的な表情だと思います。アザラシの寝顔を正面から見ればみんなこんな顔ですね。


みんな転がる中、一頭だけ首を伸ばして見つめてくるのがいました。


何かナス漬食いたくなってきた。


動画(811KB)

ひょこひょこ海から顔を出す遊泳中の海の国の人。


海に潜るとき。鼻が全開ですが大丈夫なのかな?


何を考えているんでしょうね、彼らは。
とっかりマニアの永遠のテーマです。


人間が作った消波ブロックも完全に彼らのテリトリー。
思い思いに上陸して転がっています。


ケツを向けてるのやらそそっぽ向いているのやらたくさんいます。こういったアザラシの素の姿を見られるのは抜海ならではの醍醐味です。彼らもある程度観光 客に慣れていますから、見物客が来てもあまり気にしません。近くで野生アザラシの緩みきった面を見られるのはここくらいなもんです。

 


アザラシのフォルムは隙だらけのようで、決して隙の無い。かつてこれまで美しい造形物があったでしょうか。自然の力は偉大です。


右上と同じ個体。見れば見るほど変な生き物です。
向こうもこっちを見て同じことを思っていそうです。


消波ブロックの上にいる間はほとんど寝てるんでしょうね。後足の曲がり具合が好きです。

  さて、素のアザラシの表情や行動を見ることができる抜海港ですが、一方で問題も起きてきます。簡単に行っ てしまえば漁業被害といわれるアザラシが魚貝類を食べるので付近で獲れる魚貝類が減っているのではという問題です。

 まずは下記の写真をご覧ください。

 


縮小して見難いですが消波ブロックの左から右までびっしりとアザラシが横たわっています。


遊泳しているアザラシも相当な数です。
消波ブロックにのっかているアザラシもかなりいます。


観察所に掲げてあった掲示によるとこの日観察されたアザラシは400頭超。

 

 この日は400頭を超えたアザラシがいました。2008年のピーク 時には600頭を超えたそうです。当サイトの掲示板にも書きました(投稿番号456)が、アザラシは体重が100kg程度あり、1頭当たりの捕食量もそれなり です。ものすごく人間側の視点で例えるなら、ホテル抜海で魚しか食べない超偏食の100人単位(最盛期600人)のグループが、どんちゃん騒ぎをぶっ続 け数ヶ月間に渡り行い、たまに仲間内でペシペシ叩きあったり、ボーボー吠えたりした後にお代を払わずに帰っているようなもんです(^^;人間が同じことを やったらちょっとした暴動です。この間に食われる魚は相当な量になりそうですよね。逆にいうとこのくらいのアザラシが食べられる量の魚貝類があり、抜海港 周辺の海の豊かさを象徴しているのではと思いますが、漁師さんにとっては笑って済ませられないこともまた事実…。

 近年漁獲高が減っているとしたら、確かに気になる存在なのではと思います。ただ信憑性のある調査が行われ、データが無いとなんとも言いようが無いです。。。

 さてさて、この日はこの後宗谷漁港方面に行き、アザラシやトドを見て、そして翌日もここ、抜海港にやってきます。

2008年6月9日作成

真冬の抜海港の野生ゴマフアザラシ 2008年1月11日

(吹雪 気温-8.0℃ 風速5.7m/s :稚内 2008年1月11日15時現在)

 2008年一発目のアザラシ参りは抜海港からのスタートになりました。
 2007年4月に管理人は社会人になって時間は取れなくなったものの、手持ちの資金は潤沢になりました。春~秋の間に貯めていた資金を背景に冬は横浜から北海道に通うことに致します。2007年の12月末に紋別能取を攻めたばかりですが、約2週間後の1月最初の3連休を狙って礼文・利尻・稚内周辺を攻めます。

 今回は1月の連休に絡めて1月11日から4泊5日の日程で北海道に向かいます。今回の旅行の一番の目的は真冬の礼文島、利尻島に渡ること。そのためにまずは飛行 機で羽田から稚内に渡ります。11日朝羽田を出てお昼すぎに稚内空港に着陸します。礼文島島に渡るのは翌日で、この日は稚内泊の予定。着いた日の午後を何もしないでつぶすのももっ たいないので稚内市街から程近い抜海港に向かうことにします。
 そんな理由で2008年のアザラシ初めの地になった抜海港です。あまりポジティブな理由ではありません。。。(^^;

  飛行機が天候の影響で若干遅れたのに加え稚内でレンタカーを借りる手続きに手間取ったので抜海港に着いたのが3時近くになりました。日の短いこのシーズン、 北海道の最北端に近い抜海港の日暮れは早く、3時には既に夕方の気配が漂っています。天候も悪く、とはいえこの季節の日本海側では普通の天気ですが、空は厚 い雲に覆われ、日本海からは暴風が吹きつけます。この真冬の日本海側の重たくなる気分の天気、私は日本海側で産まれ、高校卒業まで新潟で、大学は札幌と日本海側で育ったこともあ り、それほど嫌いではありません。が、やっぱり人間がじっとアザラシを見るにはちと辛い天気です。
 それでも抜海港にはたくさんのアザラシが転がったり、泳いだりしていて新年早々アザラシの愛嬌のある顔をたくさん見ることができて幸福な気分になります。

 


抜海港遠景。
空は厚い冬雲に覆われ典型的な冬の日本海側の天気です。

 


泳いでいるゴマフアザラシ。今年も会えました。
今年もこいつらの濡れてテカった後頭部を追い掛け回します。


どろろんと転がるゴマフアザラシたち。
さすが厳冬の北海道で暮らすだけあり寒さ対策は万全。寒そうなそぶりは無しです。
まぁゴマフアザラシのくせに北海道程度の気温で寒そうな素振りをしていたらかなり嫌ですが、ちょっと見てみたい。


動画(2.78MB)

思い思いに砂浜に転がるゴマフアザラシたちです。
頭に血が上りそうな体勢で転がるのもいますが大丈夫なのかな?
この日は風が強く、動画は風の音が凄まじいです。
なかなか過酷な環境(人間にとっては)です。


テトラポッドに転がるのもいました。
ツララの発達っぷりが真冬ですねぇ。


転がるのもいれば海で泳ぐのもいます。
ひょこひょこ首を動かす仕草が好きです。


アザラシ観察所にあった本日の観察頭数。
その数、263頭。

 抜海港に着いたのが遅かったのであまり写真はありません。。。

 稚内市街に戻り一献したあと就寝いたします。明日からはいよいよ真冬の離島に渡ります。まずは礼文島です。こちらから礼文島の記録に行けます。

2008年4月13日作成