豊頃のアザラシ(続き)

豊頃のアザラシ、いわゆる「コロちゃん」に関してですが、
私の友人から「捕獲されてしまうかも」という情報が入ってきました。
捕獲後どうなるか、ほんとに捕獲するのかはわかりませんが、
ソースはそれなりに信憑性のありそうなところなのでひょっとするかもしれません。
あのアザラシは悩ましいですね。
そういえば先日のエントリを立てたあとこんな記事をみつけました。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/36720.php
「十勝管内豊頃町の大津漁港に出没するゼニガタアザラシ「コロちゃん」が七日、漁港に来た同管内の六十代女性をかんだ。町によると、五日にも同管内の男性がかまれていたことが新たに分かり、最初にかんだ六月三十日以降、被害は三件になった。
町は「三人とも軽傷ですんだが、子どもが大けがでもしたら大変」と話し、早急に道や環境省と、今後の対応を協議する。
 同署は最初の被害が出た後、パトカーが数回、同漁港に行き「かまれた人がいるので気をつけて」と注意。七日午後も、二十人ほどいた釣り客や見物人に呼びかけたが、パトカーが去った五分後にかまれた。」
パトカーが去ったあと5分後って…。もうどうしようもないですね。今のままの状況でしたら、あとは自治体がアザラシのために職員を常駐させるくらいしか手がないような気もしますが、こんなのに職員を派遣するのもあほらしい気がします。
ただ単に知識もなく丸腰で野生動物に近づいて被害を受けているだけな訳ですから。危険物に自分から近づいて被害を受けているようなもんでしょ、これ。
私がルールでいいなら、もう付き合いきれないので完全に放置します。ただしアザラシに悪さをするのがいたら即特定できるように大津港にライブカメラを設置し24時間ネットで中継します。その上で
「大津港に出没するアザラシ、通称殺ちゃんの周囲の状況は個人が特定できるくらいの超高解像な動画で24時間世界(含帯広警察署)に向けて発信、録画されています。変なことをしたら容赦なく個人が特定されてしょっぴかれるので、やつに近づく際は以下の掟を守ったほうがいいと思います…。掟とは…」という巨大な立て札でも建てとけばだいぶ抑止効果があるのではと思います。
そういや阿武隈川でも野生のワモンが出ていてアブちゃんと呼ばれているそうです。アブちゃんも危ちゃんに改名…(^^;http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/archive/news/2007/07/06/20070707k0000m040081000c.html

コロ、怒る

このサイトでも取り上げている大津の野生のゼニガタアザラシのコロちゃんですが、
ついにやってしまったようです。しかも短期間で相次いで。
6/30には50代の女性が触ろうとして、胸をかまれ手足を引っかかれたそうです。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/35968.html
そして7/7には60代の女性が左腿をかまれたそうです。

ニュースの記事を見ると「棒でつつくたたく、子供をアザラシの背中に乗せて記念撮影する、首にひもをくくりつけたり、足で体を押したり、犬をけしかける」ような行為をする人がいたようです。たいしたマナーです。私が見に行ったときも触っている人は普通にいたなぁ…。
見ず知らずのおっさん、おばちゃんに触られたら怒りますよ、普通は。
こういう類の動物との事故ニュースを見ると、不謹慎ながら「自業自得」のような気がします。
北海道に住んでいた時に野生動物に接する人間を見てきましたが、
日本人は基本的に野生動物をなめすぎです(特に都会から来た観光客)。
あまりこういう言い方は好きではないですが、
動物に対する民度は低いと思います、現代の日本人は。
野生動物を専門家だけの物にするべきではないと思いますが、こういう記事を読むと考えさせられますね。
野生動物に名前をつけている時点で妙な気がしますが、とりあえず「コロちゃん」の名前を「殺ちゃん」に改名しとけば少しは近づく人も減るのではないでしょうか。あんまり可愛くないけど。

大津港に住みついた野生のゼニガタアザラシ

野生のゼニガタアザラシが出没し話題になっているスポットです。アザラシは「コロちゃん」と名づけられ可愛がられていますが、徐々に問題も起きつつあるのかなと感じております。


営業期間・休業日
特になし。

営業時間

特になし。

アクセス

北海道の地方らしく公共交通で行くには著しく不便な場所です。レンタカーで行かれるのが一番現実的です。もしくはタクシー利用。
JR豊頃駅から約24km。豊頃駅~大津港は町営バスが1日三往復しているようですが、大津港の停留所から出没スポットは離れているので公共交通機関でのアクセスは厳しいかと思います。

公式サイト
豊頃町役場(公式サイトというわけではないのですが…(^^;)

雑感・感想など

 ここの野生のゼニガタアザラシについては、実は地元の地方新聞の記事等から管理人は1~2年前から知っておりましたが、あえてサイトでは扱わないように してきました。なぜかと言うと、ここのアザラシは人間に近すぎる場所に出没し、しかも人間を怖がらないので人間が近づいても逃げません。ですからサイトに 載せて情報を出するとアレになるかもな、と思っていたからです。

 今回サイトに掲載することにした理由は、今年に入り大手週刊誌や新聞で取り上げられその存在を知る方が増え、個人サイトレベルで情報を伏せてもあまり意味が無 くなってきたからということと、またここのアザラシを見に行く方が増えるにつれ種々の問題が出てきているようであり、それならばサイトで取り上げてマ ナ等ーの点について掲載しておいたほうがアザラシにとっても人間にとっても良いかなと思ったからです。


ゼニガタアザラシが出没する大津港

 


波打ち際にいた鳥。シギの仲間かな?
 では実際に生息地の豊頃町・大津港を訪れた様子を踏まえ紹介します。

 北海道十勝地方の十勝川河口にある大津港にはゼニガタアザラシが出没します。このゼニガタはコロちゃんという愛称で呼ばれ、人を警戒することも無く砂浜で転がるという様子がたびたび報道されてきました。

 私が訪れた日は2006年8月25日。道東地方に所用がありましたのでついでに訪問です。この日は午前11時頃出没地区に到着。結論から申しますと16 時頃まで港にねばりましたが、私の前にはゼニガタアザラシは現れませんでした。出没するのは大津港の一部砂浜になっている地区。
 アザラシを見に来る人間は平日にもかかわらず結構な数(と言っても関東でタマちゃんが現れた時に比べれば微々たる数ですが…)、私は双眼鏡持参でうろう ろしていたしたので「コロちゃんはどこにいるのですかー?」「今日はアザラシは現れたかい?」等と聞かれます。やはり野生のアザラシは人気者ですね。
 ただこの人懐っこいゼニガタアザラシもあくまで野生動物ですから、側に寄ったりペットのようにお腹を触ったり名前をつけて可愛がったりするのは個人的にはどうなのだろうと思います。また寄生虫等の衛生面を考えても接触は避けたほうが良いとは思います。
 が、実際のところはペットのように扱う方が多いのもまた事実。このゼニガタアザラシが人間を怖がらないという性格をしているという面もペット扱いされる状況を助長しているのでしょう。
 そんな背景を反映してか豊頃町は8/8に以下のような立て札を出没付近に立てました。(立て札を立てなければならないほどの状況になっていることがメジャー化を象徴しているなぁ)しかし立て札は細かい字で書いてあるせいか見物に来た方は誰も読んでいませんでした。この立て札は何かあったと き、例えばアザラシに噛まれけが人が出たとき、「町としては立て札を立てて注意を呼びかけていたのですが…」とやるために立てたのかなと邪推してみたり (^^;

 このゼニガタアザラシは天然記念物でもありませんし、出没地域は国立・国定公園等でもありません。よって大津のゼニガタアザラシは一野生動物に過ぎ ず、事故が起こったとしても国も道も町も直接の責任は無いでしょう。私は野生動物に近づくのは自己責任が全てだと思いますし、事故が起きたとしても被害を被った人が悪いと思 いますが、もし事故があったら行政も批難されるでしょうから豊頃町の対応は理解できます。
 また書いてあることも尤もな事です。ここにでかい画像で貼りつけておけば見る人も多少は増えるかなと思いまして、下に看板の画像を置いておきます。


出没地点付近に立てられた立札

 


豊頃町・大津港のゼニガタアザラシ
(写真提供・マイとかち.jp

 


(写真提供・マイとかち.jp

 


(写真提供・マイとかち.jp
?「アザラシの写真が無い紹介記事を書いても面白くないなー」と思っていたら十勝地方の情報を発信しているサイト「マイとかち」さんがこのア ザラシを取材し写真の引用を許可されているので、写真をお借りして豊頃町大津港のアザラシの様子を紹介しましょう。

 

?引用先はこちらとこちら。引用先には大津の訪問記録があり面白いです。「マイとかち」さんの「リンクと引用について」に基づいて写真をお借りします。
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? 「マイとかち」さんの記事を拝見しても人間が近づきすぎではないのかなーと思うようなシーンがあります。野生のアザラシですから近づきすぎると噛み付いて くることも考えられます。ただ現在の人間にいじられている状況でもコロちゃんが大津港に居座っているのも一方の事実です。
 コロちゃんの場合からも野生動物と人間の良い距離と言うのはとても難しいものだなと思います。
 私はここの野生ゼニガタを見ることはできませんでしたが、人垣ができるほど人が殺到している状況を見ると「行かなくてもいいかな」と思っています。マイとかちさんの記事が秀逸ですし。

 この大津港の売りはその行為の是非はともかく「野生アザラシに触れられる」ということなのかなと思います。個人的にはアザラシに触りたいならオホーツクとっかりセンター、野生のアザラシを見たいのなら野付半島のゴマフアザラシをお勧めします。
 個人的な事情ですが、私は釧路に行く機会が多く、その際にちょっと寄り道すると大津港に寄れるのです、来週も釧路行きですし。今後は釧路行きの際に時間があったら見に行くかもしれません。