野生アザラシを見に行こう~ルールと準備・装備~

アザラシを見るときのルール

1、静かに見る。
これは一番重要なルールでもありアザラシを見るコツでもあるので す。野生のアザラシは大きな音や声には驚いてしまうので逃げていきます。野生アザラシを見つけると「アザラシ だーーー!!!」と絶叫する方、「ゴマちゃーん」と大きな声で呼ぶ子供。また手を叩く(呼んでいるつもりなのかな?)方もいます。
野生アザラシはぬいぐるみのように見えてもペットじゃないんだから、音を出しても人間に寄って来るわけはありません。むしろ音を出すと上陸しているアザラシが警戒してしまい、ドボンドボンと水中に潜ってしまうこともあるので物音 は極力出さないようにしましょう。声以外にも、車のエンジンをかける音などにも注意しましょう。

2、派手な動きをしな い。必要以上に近づかない。
野生動物は危険を感じたらあっという間に逃げてしまいます。そのためには警戒させないことが重要です。相手が野生の中で生きる生物であることを自覚しましょう。

3、お菓子のような食 べ物を与えない。
これも絶対に守っていただきたいルールです。野生動物が人間の食べ物を貰うことに慣れるとそれに依存してしまい自力で生きていけなくなり ます。また人間の食べ物には野生のアザラシが通常摂取しないような物質も含まれています。(海に暮らすアザラシが人間のお菓子のようなものを食べているわ けありませんよね。)人間の食べものを食べるとアザラシの健康に害を及ぼす可能性があります。食べ物以外でも物を投げたりしないようにしましょう。

4、ゴミを残さない。
アザラシに関係なくどこに行っても言える基本的なマナーですが…。ゴミも全て持ち帰りましょう。タバコを吸う方は携帯灰皿も 忘れずに。生息地が国立・国定公園の場合、面倒なことになります。

5、生体・死体を問わ ず野生のアザラシには触らない。
あまり無いケースだとは思いますが、触ることのできる場所にアザラシがいても触らないようにしましょう。野生のアザラシは寄 生虫を持っている可能性があります。また野生のアザラシは凶暴です。うかつに近づくと威嚇してくることもあります。むやみに捕まえたり拾ったりしないよう にしましょう。実際2007年6月から7月にかけては野生にアザラシに近づき過ぎた女性がかまれたり引っかかれたりして救急車が出動するという事故が相次 いで起きました。野生のアザラシは近づかないように。まして触るのは論外です。
アザラシが衰弱して海岸に打ち上がっているのを発見したら、最寄の水族館・動物園・獣医さん等の専門家がいる施設に連絡して指示を仰ぎましょう。これら の施設の連絡先がわからなかったら最寄の市役所・町村役場に連絡すれば対応してくれると思います。

生息地に行く前の準備

情報収集編

北海道の野生アザラシというのはたいてい人間から見ると不便な場所にくらしているので、事前に生息地の情報チェックを入念に行わければなりません。アザ ラシそのものの情報はこのサイトに載せているので大丈夫だと思いますが(というよりほぼ運を天に任せるしかない…(^^;)、生息地がどういう場所なのかは 把握しておきましょう。
私は最低でも以下の項目くらいは調べて行きます。
・アクセス方法(生息地までの道・距離・所用時間・公共交通なら時刻 表・レンタカーなら営業所とその営業時間)
・当日の天気(特に気温・風・波・潮の干満・日の出日の入り時刻)
・平年の天気(特に気温←装備・服装の参考のため)、
・付近の人家の有無(人家が無い場合は食料(車の場合、ガソリンも) の準備も欠かせません。)

余裕をもった計画を立て て、特に真冬時は無理をしないでください。生息地付近で事故があった場合、助けてくれる人はいないと思って行動してください。いや、冗談ではなくこんな場 所もあるので。→右記写真

上記の他にも周辺の観光情報・美味しいもの情報・温泉情報サーチも欠かしません(私の場合)
魚が主食のアザラシがうろうろしている=魚が豊富=港が近い=アザラシ生息地周辺の魚介は旨いです。また北海道は都道府県源泉数第三位の温泉大国で、ア ザラシを見た後の冷えた体で入る温泉もまた格別。野生アザラシを見に行く際の楽しみの1つです。

天売島の野生アザラシ生息地近辺に行く道。
周囲は無人地帯。冬期はほとんど人が通らないので遭難したら春まで気づかれないかも\(^o^)/
ページの下のほうに管理人が野生アザラシを見に行く際に、気象や道路状況の情報収集に利用するサイトやライブ画像サ イトを載せておきますので、ご入用の方はどうぞ参考にしてください。

装備編

・防寒対策をしっかり。
北海道は真冬時は氷 点下になるのが普通です。さらにアザラシ生息地は沿岸部なので風が強く、体感温度は恐ろしいことになります。無雪期でも急に寒くなることもあるので油断は 禁物です。また個人的に一番油断してしまうのが「耳」です。冬に風がある場所では10分も耳を外に晒しておくと痛くてたまらなくなります。耳あてがあれば 一 番良いのですがタオルやマフラーを巻くだけでも結構防げます。
服装はもちろん冬靴・手袋・カイロなども用意したほうが良いと思います。

・双眼鏡は必携アイテム。
アザラシは野生動物ですから人間が近づけるところにはいません。100m以上離れたところにいる場合も多いです。
ま たアザラシ捜索に慣れないうちは、岩の上に乗っかっているアザラシを肉眼で識別するのは難しいです。ですので、野生アザラシを見に行く場合、双眼鏡は必須 アイテムと言えます。またアザラシ以外にも、オジロワシが飛んでいたり、フクロウがいたりする北海道なので双眼鏡を持っているといろいろ楽しめます。倍率 は低倍 率(8倍程度)のものがおすすめです。
アザラシ捜索に特に高価な双眼鏡は必要ではありませんが、選んではいけない双眼鏡もあります。下のほうに双眼鏡の選び方に ついて書いておきました。よくわかんないけど、これから双眼鏡を買おうかなという方の参考になれば嬉しいです。

・コンビニを当てにしない。
アザラシ生息地周辺にはコンビニなんぞありません。食料やカメラの予備電池等を現地で購入するのはほぼ不可能なのでその辺の準備も入念に。

・携帯電話も当てにしない。
最近では携帯電話の普及に伴い、野生のアザラシを見に行っても「こんなところにもFOMAの電波が届く」と感動することが多いのですが、基本的に携帯電 話は使えないつもりで行きましょう。
私の経験では2006年の時点では、抜海港・宗谷漁港・焼尻島・網走湖・襟裳岬の各野生アザラシ生息地では携帯電話(ドコモのFOMA)が使えたと思い ます。また北海道の地方でも各町村の役場があるような大きな集落では携帯電話の電波は届いていますから安心してください。

生息地に行ったら

アザラシの生息地近くに行って一番最初に行う重要なことは「地元の人からアザラシ 情報を聞く」ことです。野生ア ザラシを見に行くという事は、あまり見かけ ないモノを知らない場所で探す事です。ですから当然その場所に詳しく、探しモノを日常的に見ている人から情報を貰うのが、探しモノを手っ取り早く見つける 方法 です。恥ずかしがらずに聞きましょう。今まで私が出会った方はみんな親切に情報を教えてくださいました。
ただアザラシによる漁業被害の出ている地域では、私は漁師さんにアザラシについて質問する事は自主規制しています。

以上が野生アザラシを見るときのコツとい うか私の行動です。「こうしたほうが見つけやすいよ」とか「こんなことも注意したほうがいいよ」とかご意見がありましたら管理人まで掲示板なりメールなりでお知らせください。

~以下はおまけコーナー~


=アザラシ観察用の双眼鏡の選び方=

双眼鏡はいっぱい出ていますが、まだアザラシを見たことが無く、双眼鏡を買ったことの無い方がアザラシを見るための双眼鏡を探すとなると、なかなか 勝手がわからないと思います。結論から言うと、低倍率(8~10倍程度)の名の知れたメーカーの商品を実際に覗いてみて自分の好みと財布の具合で決めれば 大体大 丈夫です。が、手を出してはいけない双眼鏡というのが存在するのまた事実…。以下ではアザラシのために双眼鏡を初めて買うような方に向けて失敗しない双眼 鏡の選び方を書いております。

絶対に買ってはいけない双眼鏡

・ホームセンターで3000円とかで売っている怪しいメーカーの激安双眼鏡。(性能もそれなりです。一流メーカーの真っ当な双眼鏡が数千円程度で手に入る のに比べると、ぼったくりともいえる双眼鏡です(^^; )

・高倍率ズーム式双眼鏡(通販にありがちなのですが「ズーム式20~100倍!」などと宣伝される双眼鏡です。簡単に言ってしまうとズーム式は視野が狭く 暗いので使いづらいのです。加えて手持ちで双眼鏡を使う場合は高倍率になるほど手ブレがひどくなります。岩の上の野生アザラシを手持ちで探す場合、高倍率 の双眼鏡は使いにくくて仕方ありません。私は20倍の双眼鏡でも手持ちだと辛いです。
です ので100倍という倍率の双眼鏡はまったくもって使えません。逆に言うとまともなメーカーは高倍率ズーム式は使えないことを知っているので製品を出してい ません。)


アザラシ観察に向かない双眼鏡

・高倍率双眼鏡 (高倍率の双眼鏡は低倍率の双眼鏡よりスゴそうに見えですが、決してそんなことはありません。特にアザラシのような動物を離れた場所から 手持ちで見つけて観察する場合、高倍率の双眼鏡は使いにくいものです。また高倍率になるほど手ブレがひどくなります。よって手持ちで双眼鏡を振り回しアザ ラシを発見するというようなアザラシの初期捜査には向きませ ん。15倍以上の倍率の双眼鏡のみでアザラシを探しに行くのはおすすめしません。)

双眼鏡を買う際、買う機種が別れる点

・低~中倍率ズーム式双眼鏡 (上記で触れた高倍率ズーム式は論外として…、国内一流メーカーも8~16倍程度のズーム式双眼鏡を出しています。これをど う 評価するかですが、個人的にはおすすめしません。やはりズーム機能の無い同程度の倍率・大きさの双眼鏡に比べれば視野は狭いし、暗いです。そして値段も若 干高い。その 割りには同倍率のズーム無しの双眼鏡に比べて「よく見える」わけでも無いですし。ただ実際に覗いてみて、ズーム無しの双眼鏡と比較し納得の上で買うならあ りではないか と思います。)

・大きさ (簡単にいうと双眼鏡は対物レンズ(目を当てないほうのレンズ)が大きいほど視野が明るくなります。ですが、レンズが大きいほど双眼鏡も大きく なり、場所はとるし重くなるし で、携帯性は悪くなります。野生アザラシを見る時は、長時間にわたり手に持って覗いたり、あるいは移動で激坂を上ったり、藪に分け入ったり、フェリーに乗 り遅れないように走ったりするわけですから、携帯性というの はかなりのアドバンテージです。これは各個人の体力と好みなので実際に手にとって選んでいただくしかないのですが。)

・値段 (経済力に応じて当然、投資できる金額が違います。双眼鏡は基本的に値段と性能が比例する世界です。私の場合、海に落としそうになったりフェリー の待合室に 置き忘れたりという自分の性格と潮風に晒されたり雪をかぶったりというアザラシ観察の状況・学生という収入状態を考えると、なかなか高級機に手を出せませ ん(^^;)


=管理人おすすめの双眼鏡=

長々と書いてきましたが「結局お前のおすすめ双眼鏡はどこの何よ?」と言われるとですね、この項の冒頭にも書いたとおり一流メーカーのズーム無しの8倍 ~10倍程度の機種であれば、あとは覗いて比較して個人の好みでよいのでは、というのが結論です。双眼鏡売り場で、実際に手に取り、店内を見回すだけで も、それぞれのメーカー・機種で色の具合や視野の広さ、明るさなどが違うのがお分かりいただけると思います。で、その中から好みのものを選べば大丈夫で す。
一流メーカーというと国内メーカーでは「ニコ ン」「ペンタックス」「ビクセン」「オリンパス」「フジノン」「キヤノン」あたりですかね。某健康社製の双眼鏡はあまりおすすめしません。キヤノンも現在 は手ブレ補正搭載の値段の高い双眼鏡しか出していないので初心者向けではないかも。

ただ地方にいると、なかなかお店で実機を触って見比べたりできないんですよね。展示されている双眼鏡も少ないです。通販だと実際に覗いて選べるわけじゃ ないので、高級機を買うのは勇気が要りますし。
そこでそれなりに小型で携帯性も良く、値段も一万円程度のおすすめできる入門機種を以下に載せておきます。「実際にお店へ買いにいけない!」という方は 参考にしてくださいまし。メーカーや小売店のサイトに直接リンクするのもあれだったのでamazonサイト内の該当機種にリンクを貼っておきました。

ペ ンタックス タンクローR (重量が非常に軽く、大きさも手の平くらいで女性にもおすすめできるモデルです。 この価格と大きさでこの性能は文句の無い出来です。実売価格7000円以下という値段もありがたい。入門機の王道。安いですがよく出来た機種です。)

ペ ンタックス タンクローWP (上記タンクローQの仲間。1m防水ですので水に落としても大丈夫ですし、丸洗いできます。実売10000円を切っ ています!アザラシ捜索では海に行きますのでもちろん濡れる場面も多いです。またアザラシ以外でも屋外で動物を見る際には雨や雪が不意に降ってくることも 多いので防水はある意味「必須機能」です。そんな高性能の双眼鏡が10000円以下で手に入るとはすごい時代になったものです。フィールド入門には一番お すすめかも。。。 )

ニ コン スポーツスターEX  (ニコンの製品です。防水仕様で1万円を切っております。実売は9000円程度でしょうか。こちらの商品も安くて軽く、広視界でお勧めです。リンク先のア マゾンでは安い値段で売られていてびっくりしました。)

ニ コン トラベライトEX (ニコンが新しく出した防水仕様の双眼鏡。こういった商品を見ると日本の光学機器 メーカーは安価で良質の双眼鏡を供給してくれてほんとにありがたいです。素晴らしい。スポーツスターとは性格は異なります。実機を手にできる方は見比べて 気に行ったほうでいいと思います。実機を見ることができないならトラベライトをおすすめしますが、どちらも甲乙つけ難しといった感じですね。)

もっと本格的な双眼鏡が欲しい!という方はご自身で情報を漁ってみてください。
私自身はアザラシ見物には車のダッシュボードにタ ンクローの旧型モデルを入れており、大体それ1つで事足りております。車に放置できる程度の価格であるというのもタンクローの気軽さ でもあります(^^)


アザラシ捜索に使うサイト

=気象情報の検索=

気象庁|電子閲覧室(過 去 の20km間隔に設置されているアメダスと、気象台によって観測されている過去の気象統計データを最高一時間間隔で検索できます。すごい世の中になったも のです。訪問前に気温等を調べておくと便利です。)

気 象庁|潮位表(北海道)(文字通り潮の干満を調べるサイト。)

Yahoo 天気情報-北海道の波予測アニメーション- (波の高さ・向きはどこの天気予報サイトにも出ていますが、ヤフーの天気情報が優秀なところは波の長 期予報をアニメーションにして波の変化を表示して直感的にわかりやすくしているところです。)

Yahoo 天気情報-北海道の風予測アニメーション- (上記の風速・風向きバージョン。)

国立天文台>こよみ の計算>日の出日の入り (日の出・日没時間を検索できます。市町村レベルでの検索が可能だけどそんなに細かいのはいらないかも(^^;)

JWA-気象協会(携帯電話用サイト 気象協会提供の携帯電話用の天気情報サイト。かなり細かい現在の各地の天気情報(気温・降水量・風向・風速)が一 時間おきに更新(多分アメダスと連動している)され、天気予報(風速・風向・波高情報あり)、さらに各地の日の出・日の入り、潮の干満情報まで無料でカ バーす る鬼のようなサイト。アザラシ生息地の現場付近にいても情報が入手できるので重宝するサイトです。(←ドコモ用のサイトの場合)
「アクセス方法
NTTドコモ  「メニュー/検索」→「天気/ニュース/ビジネス」→「天気」→「気象協会」
EZweb? 「カテゴリで探す」→「ニュース・天気」→「天気」→「てんコミ」
Y!ケータイ 「メニュー/検索」→「天気・ニュース・経済」→「天気」→「気象協会」」)

=北海道内各地やアクセス道路の状況を画像で見られるサイト=

北海道開発局 道路画像リンク集(北海道各地の国道に仕掛けられ たカメラから現在の道路の画像が見られるページ。道路が凍っているか一目瞭然。トップページのみリンクフリーなので、トップの上記メニュー内から「道路」 →左記メニューから「北海道の道路画像リンク集」へ入ってください。)

北の道ナビ【峠情報】 (北海 道の峠の画像・気温・風向き・路面状態が見られるサイト。厳冬期には重宝します。携帯版あり峠に差し掛かる直前まで情報をチェックできるのでそちらも忘れ ずに。携帯版へは最上部メニューにアクセス方法が書いてあります。北の道ナビトップページでは北海道内 での各市町村間の距離と時間検索もできるので重宝します。)

NTT Infomation LIVE (上記2サイトは道路に主眼を置いたサイトですが、こっちは観光・人が主の道内ライブ画像サイト。宗谷岬とか紋別とかの今の様子が見られます。)

=地図・ルート検索サイト=

ルート検索-生活地図サイト  Mapfan web (文字通りルート検索サイト。「札幌駅~抜海港までのルートの検索と距離」といった計算ができます。カーナビみたいなもんかな。)

2006年11月17日作成

野生動物観察(鳥・哺乳類)とおすすめ双眼鏡

アザラシやトキなど野生動物捜索での必須アイテムが双眼鏡と思います!この最重要アイテムについて記載しておきます。

ご飯は1日くらい食べなくても死にませんし、服も一日くらいは着ていなくても風邪や肺炎になるくらいで病院にいけば何とかなりますが、双眼鏡が無いことには遠くのアザラシや鳥を見つけることは出来ません。肉眼で見える近距離に野生動物が来るのは相当限られた条件ですし、見慣れていない野生動物を探すのは困難。せっかく野生動物を見ようと思うなら、良質な双眼鏡を持っていくと旅が200倍くらい面白くなると思います。

とはいえ、最初から何万円もするような高価な双眼鏡を購入する必要は全くありません。現に2005年くらいから野生のアザラシや鳥を追いかけ始めましたが、2010年くらいまで私が使っていた双眼鏡は5000円くらいのもので、今使っているものも10000円くらいのものです。

それでは、野生動物観察に向いている双眼鏡とは、、、ですが、私が自信を持っておすすめする購入する双眼鏡は”極普通の10倍以下(8倍が推奨)のズーム機能が無い”双眼鏡です。

購入してはいけない双眼鏡というのもあり、それは怪しいメーカーの激安980円双眼鏡や怪しい通販の「10-50倍」とか「20-100倍」とかの高率ズームを謳う双眼鏡などで、これらは資源の無駄遣いのゴミカス双眼鏡を思っていただいて構いません。真っ当な双眼鏡が5000円程度から手に入るのに較べれば、これらはボッタクリもいいところです。例え980円でも全く使えない道具を買ってしまっては、お金をドブに捨てたも同然です。

 

では、具体的にどの双眼鏡がアザラシや野鳥探しに向いているか、という話ですが、簡単に言ってしまえば、日本のメーカーで皆さんが聞いたことがあるような有名メーカーの双眼鏡を買えばOKです。もちろん各社、見え方や操作性に傾向・好みがありますが、最低限の十分な双眼鏡の機能を有しています。もっと具体的に言うと「ニコン」「ペンタックス」「ビクセン」「オリンパス」「キヤノン」あたりの製品です。

出来れば実際に手にとって覗き込んで、気に入ったものを買っていただければ良いのですが、なかなか双眼鏡を並べて比較するのも大変な方もいらっしゃると思いますので、参考まで10000円以程度で手に入るおすすめの双眼鏡を以下に書いておきます。

 

PENTAX 双眼鏡 タンクローR
一番最初に掲載するのは、PENTAXが作る入門双眼鏡の定番中の定番の機種のタンクロー。8倍のモデルと10倍のモデルがありますが、おすすめは8倍のほう。倍率が高いほうがなんとなくよさげに感じるかもですが、鳥や動物を見るのは8倍くらいがもっとも使いやすいと思います。
2013年11月現在、amazonでは本機は4000円台の値段で売られていますが、値段に比べてその性能は非常に高い。今現在amazonの双眼鏡カテゴリの人気No,1ですし、口コミの評価の高さからも優秀さが伝わるのではないでしょうか。安心してご購入ください。

この双眼鏡は”双眼鏡なんか今後使うかなぁ、、”と思っている人にこそ体験して欲しい物です。鳥やアザラシなどの野生動物を見なくてもコンサート鑑賞や野球、サッカー観戦にも使えますし、これで月や星を見るのも楽しい。私もお金を持っていない大学時代にタンクローを買って、随分お世話になりました。長年このタンクローを使っていたのですが(現在は発売されていないリンク先の商品の一段階上のモデルでした)、その長年の相棒を礼文島の海岸で紛失してしまった苦い記憶があります。野生アザラシや鳥の観察にはこのタンクローでリサーチし、いるのを確認した後に写真を撮影し、ここのサイトへの掲載していました。今は違う双眼鏡を使っていますが、そんな思い出があるので、今でもタンクローが時々欲しくなります。

 

 

 

PENTAX 双眼鏡 タンクローWP

上記タンクローシリーズの完全防水タイプ。1m防水で、丸洗い可能。見え味も文句無いですが、上記タンクローの約2倍の価格。悩ましいですが、防水が必須じゃないなら私は安いタンクローRを買うかな・・・。タンクローRに較べると若干重いし。しかしフィールドで水で濡れてもいいというのは精神的には非常に具合がいい・・・。ここまで来ると購入される方の意思次第でして、見え方でこちらを購入して後悔するということは無いでしょう。

 

 

それじゃ、お前自身はどんな双眼鏡を使っているんだよ、という話ですが、私が現在使っているのも特に高い双眼鏡ではなく、入門機クラスで、↓の双眼鏡です。

PENTAX 双眼鏡 PAPILIOII6.5×21
タンクローと同じPENTAX製のPapilio。入門的な双眼鏡の倍率は一般的には8倍のものが多いですが、本機の倍率はそれより低い6.5倍。視野は明るく、十分見やすいですし、私自身が使っていますので、性能面は実感を持っておすすめできるのですが、タンクローRより若干大きいのと倍率が6.5倍という変わった倍率なのと値段もタンクローRの2倍はするということで、初めて双眼鏡なら、前述のタンクローRのほうをすすめるかな・・・。
ただ実際に使っている身としては、遠くは倍率の6.5倍はあまり8倍との差を実感していないですし、6.5倍でアザラシ捜索には十分です。この双眼鏡は、至近距離(50cm!)のものにもピントが合うという面白い特徴を持っています。昆虫や植物といった細かめの生物を観察もなかなか楽しいですし、妻は美術館にこの双眼鏡を持っていって絵の画家の筆のタッチをこの双眼鏡で観察して面白かったといっていました。

Nikon 双眼鏡 スポーツスター
非常に小型ながら、視野が広くて明るいというのが特徴であるニコンが作る双眼鏡。小型で軽いので女性向け。私の妻が使う双眼鏡がこれ。私もたまに借りてみましたが申し分ない性能でよく見えます。ただしタンクローよりは値段が高いのでそこをどう考えるかですかね。
私自身は本機のようなシュッとしたフォルムのダハ型より、タンクローRやPapilioのようなのようなずんぐりむっくりしたポロ型の双眼鏡が好きですが、これも好みの問題かな。見え味もペンタックスの方が私は好みですが、ニコン派の人もいるだろうし、製品としてはこちらも素晴らしいものだと思います。

 

 

双眼鏡の世界はお金を出せば出すほど、性能が比例して、快適さ、視界のきれいさが上がる世界なのですが(たまにそうでも無いやつもありますが)、使い倒せる価格帯の入門機のほうが気軽という面もあります。お金持ちの方はこういうのに行っちゃってください。私は試し覗きしかしたことが無いですが、その試し覗きでも入門機と違うことが分かるくらい性能はずば抜けていました。

野生アザラシ生息地の紹介と見た記録(2008年頃まで)

北海道はアザラシ王国。各地に野生のアザラシを見られる場所があります。ここでは私が実際に訪問した野生アザラシ生息地概要を整理してみました。

*管理人アザラシ遭遇記録;私が訪問した日にちとアザラシに遭遇したかどうかを示しています。日付脇の記号は以下の情報を表しています。
◎…10頭以上のアザラシを見ました。
○…1頭~10頭程度のアザラシを見ました。
×…アザラシを見られませんでした。

 

 

 


2005年5月4日…◎
2006年9月23日…○
2006年11月4日…◎
2006年11月5日…◎
2007年3月4日…◎
2007年3月7日…◎
2008年1月11日…◎
2008年1月14日…◎
2008年1月15日…◎
2008年2月23日…◎
2008年2月24日…◎

ゴマフアザラシの越冬地として有名。冬ならほぼ確実に野生アザラシを見られると思います。
管理人は5月や9月にもここでアザラシを見ました。

 

 


2006年11月4日…◎
2006年11月5日…◎
2007年3月4日…◎
2007年1月14・15日…◎
2008年2月23日…×(高波)

宗谷岬を訪問した際、偶然にもゴマフアザラシの大群を観察しました。宗谷漁港~宗谷岬ではアザラシを見かけることが多いようですが情報が少ないです。
notoro
2006年2月25日…×
2007年2月11日…×
2007年2月25日…◎
2007年3月6日…×
2007年12月22日…○
2007年12月23日…◎
2007年12月24日…◎
2008年3月22日…◎
2014年3月8日…○

管理人アザラシ遭遇率はかなり低い場所です。岬まで車でいけるのでし、アザラシ生息地の中ではアクセスが容易です。ただしアザラシまではかなり遠いので双眼鏡は必須。肉眼ではアザラシがいても確認できないかも。

 

abashiri
2006年2月25日…○
2007年2月11日…×
2007年2月25日…○
2007年3月6日…○
2007年12月22日…×
2007年12月24日…×
2008年3月22日…○
2014年3月8・9日…×

網走湖が結氷するとアザラシが河口からさかのぼってきます。
アクセスしやすいので「網走の流氷観光のついでにどうぞ」という意味でおすすめ度は4点にしました。

 

 


2008年2月9日…○
2008年2月10日…◎
2008年3月22日…○
2008年3月23日…○
冬の終わり、流氷上でアザラシが出産します。運がよければ白い毛皮に覆われたゴマフ・クラカケアザラシの赤子を見ることができるかも。

2005年9月17日…◎
2007年9月17日…○

ゴマフアザラシが定住しています。
アザラシを見るには町営の観光船に乗らなければ見えません。観光船は夏季のみの営業です。干潮時がおすすめ。

2005年9月17日…◎
2007年9月16日…◎
アザラシ遭遇率はかなり低そう。遭遇してもかなり遠いかも。
管理人自身遠めに見ただけですしあまり情報を持っていません(^^;


2006年8月14日…-(船欠航)
2006年9月16日…-(船欠航)
2006年10月21日…-(船欠航) 0点
ゼニガタアザラシが定住している無人島です。
98%のアザラシ遭遇率を誇るウォッチングツアーが夏季に開催されますが中止になりやすいのが玉に瑕。


2006年8月25日…×
2006年9月18日…○
ゼニガタアザラシが出没する港として最近報道され、知名度が上がりました。
個人的にはあまりおすすめしません。


2005年8月15日…×(濃霧)
2005年11月3日…◎
2007年3月11日…×(濃霧)
ゼニガタアザラシが定住しているので一年中見られるはずです。管理人が空振ったときは濃霧や大しけで見えませんでした。
双眼鏡必須。


2006年11月19日…×
2007年2月17日…○
2007年2月18日…○
アザラシの目撃情報が多い積丹半島に位置する岬です。アザラシまでの距離は遠く双眼鏡は必須。
札幌に近いのは嬉しいです。


2007年3月3日…◎
2008年1月12日…○
ゴマフアザラシの目撃が多い島。冬期は観光客がいないです。
冬期は島まで行くのは大変ですが、島内ではアザラシの群れを道路から見ることが出来ました。海が荒れると上がりません。


2008年1月13日…○ 2点
主に見られるのはゴマフアザラシ。
岩礁に上がっているのが見られるようです。


2006年9月23日…○
ゴマフの越冬地ですが近年は定住しているのもいる模様。生息地近くの道路が冬期除雪されないので晩秋と春先の無雪期を狙うしかないのかな?アザラシ以外も面白いのでおすすめ度は高得点。

2006年10月27日…○
2007年3月22日…◎
2008年2月23日…-(船欠航)
上の天売島と同じくゴマフの越冬地。 天売島に比べアザラシ観察スポットにはアクセスはしやすいかも。島に到達すること自体がなかなか難しいのですが…。が、アザラシ抜きでも。行く価値はある魅力的な島です。