上野動物園と合羽橋道具街・続々編

上野動物園・最終編
小獣館にいるハダカデバネズミ。この出っ歯、微妙なピンク色でしわしわの肌、短い手足、積み重なっている群れは上野動物園で飼育されている多くの動物の中でも白眉な生物です。
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通路の塩ビ管を駆け回るデバ。
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分かりにくい写真ですが、右側のデバが左側のデバの尻に噛み付いて後ろ(右)方向に引っ張っている様子。何を考えているのやら。。。
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人間より長命のガラパゴスゾウガメ。何代もの職員さんに飼育され、ひよっこ職員が退職する頃になっても、飼育スペースが老朽化で何回も建て直しがされても、生きつづけるゾウガメ。
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木陰の通路はアオスジアゲハがランデブー。ランデブーって最近言わないなぁ。
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この日の東京の最高気温は35度超え。暑さのせいか屋外型施設の動物園には余り来館者が多くなく、連休最終日(7月15日)なのに、パンダ館の前には行列がありません。パンダはいつも混んでいるので、スルーするのですが、今日は入ってみることに。
中には白と黒のおっさんが昼寝していただけでした。
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上野動物園はこのくらいにして、合羽橋を目指します。上野駅に戻りパンダ橋(自由通路)を渡って正面口方面に。上野駅はやっぱりこの正面口がかっこいい。
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浅草方面へ15分くらい歩くと合羽橋道具街に。さっそく調理道具屋のおろし金を物色します。三連休のせいか開いている店は少なく、半分くらいの店はシャッターを下していましたが。。。
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合羽橋の細い路地。ここまで来るとスカイツリーがずいぶん近くに見えます。この電柱と電線の雑多な感じが「下町」な雰囲気を出しています。
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おろし金はやはり新潟っ子としては金属加工の街の三条市、金属食器・調理用品生産の町の燕市の会社のものを購入したいものです。
いろいろ見て選んだのがこれ。新潟県燕市の株式会社ツボエさんが造られた銅製のおろし金。本体は銅ですが錫が鍍金されているので銀色に見えます。銅製のおろし金はプロっぽくてミーハーな私はこういうのに弱い。
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ツボエさんはおろし金製造に力を入れている会社でおろし金だけのカタログを造っているなかなか熱い会社。カタログ見ていると欲しくなります。
こちらの会社がすばらしいのが、銅製のおろし金というと3000円~10000円くらいのそれなりの値段がするのですが(例えばアマゾンの銅製おろし金リスト)、ツボエさんのおろし金はミニサイズなら銅製でも1000円以下で実売されています(アマゾンでは598円で売ってました。合羽橋に行くよりこっちのほうが安かった。ちゃんと手で触ってみて、サメ皮のもの比較して納得して買えたからいいのです)
これが今まで使っていた、我が家のプラのおろし器。なまくらになるほど摩り下ろしました。
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光に透かすと細かいヒビが入っていました。大きなヒビも入っていて擦り下そうとするとグラグラして、おろし板部分が割れないか心配して料理していたものです。おつかれさまでした。
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新しいおろし金。刃が立っています。これですりおろされたらやだなぁ。にんにくやしょうがには生まれ変わりたくない。。。
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新しいおろし金は頑丈で、銅が剥き出しの取っ手部分の雰囲気と相まって「下ろすぜ」という雰囲気がにじみ出ていて頼もしい限り。2割くらい料理が旨くなった気がします。

上野動物園と合羽橋道具街・続編

上野動物園の続きです。
パンダやアザラシ・ホッキョクグマ・トラ。ゾウなどの比較的メジャーな動物が多い東園を後に、ネズミやヤギなど小動物や家畜系の動物が比較的多く暮らす西園へ。
まずは子ども動物園へ。これは実際に動物に触ったり近くで見ることができるコーナー。ヤギやモルモット、ニワトリやアヒルなど、家畜家禽類が放し飼いにされていたりして子供が動物にとっては迷惑以外の何物ではないと触れ合える情操教育には格好のコーナーです。
上野動物園のような来園者が多く、大規模な動物園でもこの手のコーナーがあったのですね。ちょっと地味目な場所にあるので今まで気づきませんでした。
アグー(沖縄の豚)にちょっかいを出しているニワトリが。このニワトリ、アグーの頬のあたりを突っついています。
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アグーに吠えられて、
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そそくさと逃げるニワトリ。昼寝に戻るアグー。
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世界最大のげっ歯類であるカピバラは物思いにふけるようにジーっとしていました。ただの昼寝?
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チャイニーズポッドベリーと呼ばれるミニブタ。「どんな家畜?」には「見て楽しむ」とありますが
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やっぱり日陰でごろごろ寝ています。動物たちもうだる暑さにやられてしまっているのか、だらだらしているのが多い。暑い日は休む、というのが自然の摂理なのか。人間も35度以上の日は会社が休みとかなって欲しいものです
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外来生物問題でクローズアップされているハクビシンも子ども動物園に。差し入れの氷にかじりついていました。
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キリンも長い足を折りたたんで、地上に降りて休憩中?
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鈴なりに生っているコビトマングース。日を浴びているやつだけ目覚めていました。まぶしくて眠れないのかな?彼らが暮らしているのは小獣館の屋内展示。冷房完備なのでこのようにくっついていても暑くないのでしょうね。冷房のない我が家より恵まれた住環境かもしれません。
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上野動物園は続く。

上野動物園と合羽橋道具街

カレーを作るためにんにくを摩り下ろしていたのですが、我が家のおろし金(金属製ではないけど)はプラスチック製で一人暮らしを始めた頃に買ったものでかれこれ10年以上経ち、おろし部分がなまくらもいいところです。。。くそ野郎の一人暮らし生活が長かったとはいえ、プラのおろし金ははなまくらになってしまい、最近は摩り下ろすというよりひねりつぶすほうが近い感じになっていました。
にんにくやしょうがをおろし金で擦っているのに、スパッとおろせないのはなかなかのフラストレーション、買い換えることにしました。
どうせ買いかえるなら、一生使えそうなものを買いたい。もう社会人ですからおろし金くらいは上等品を買ってもバチは当たらないかとということで三連休に合羽橋道具街まで行って、おろし金を物色することにしました。おろし金は我が新潟が誇る金属加工の街の三条か燕製の銅製の手ごろなやつを探します。
合羽橋道具街は上野の至近なのでついでに上野動物園にも行くことにします。アザラシやハダカデバネズミともしばらくご無沙汰ですし、アシカの赤子も最近産まれたようですし。
うだるような暑さの夏の午前、駅に行って電車を待ちます。真夏の白っぽい光が容赦なく降り注ぎ、心なしか出歩く人も少なくいつもの日に比べれば閑散としているホーム。
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上野駅に到着。合羽橋の前に公園口から上野動物園へ。気温は既に34度を越えています。
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上野動物園入り口。三連休の最終日なのに人が少ない。くそ暑いからでしょうかね。空は白っぽいですが緑の濃いこと!これぞ、夏。
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上野動物園からは五重塔が見えます。旧寛永寺五重塔。動物園の中にこのような建築物の文化財があるのも上野動物園ならでは。日本を代表する動物園らしい。
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まずはゼニガタプールへ。プールの中を見物人のことは気にしない様子で泳いでいました。
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涼しげでいいなぁ、君たちは。
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ゼニガタアザラシと一緒に飼われているカリフォルニアアシカは子どもが産まれたようで。しかも2頭も!
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アシカの赤子のうち一頭は母親と岩の上で寝転んでいましたが、熱中症にならないのかな。
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このあとは上野動物園の西園へ移動します。

春の上野動物園⑤~ミーアキャット・閉館まで

さて、五回に渡ってお送りしてきた上野動物園シリーズもいよいよラスト。14時に入館し、1時間くらいをアシカアザラシにもう一時間をハダカデバネズミに、その他を移動時間等で費やしてしまいぼちぼち閉館です。
ハダカデバネズミと同じ小獣館にはミーアキャットも飼育されています。かれらは対面に暮らすデバネズミと違い凛凛しい見張り役が周囲に異状が無いかを警戒しながら暮らしています。
みてください、この表情!立ち居振る舞い。上野に来るとここでは背筋を伸ばす思いになります。この姿勢は私も見習いたい。
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見張りをしないミーアキャットはこのようにごろごろ暮らしています。ただ全員いつもまじめ顔だからなんか怖い・・・。
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一方ヒレ脚たちは、既に店じまい。アシカたちで並んで昼寝していました。まだ閉館30分前なんだからもうちょっとがんばろうよ・・・。
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アザラシたちは暮色が滲んだプールをヒレをパタパタ泳いでいました。
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最後に二頭で並んで。釧路っ子とおたるっ子ですが、東京の暑さに負けないでがんばって欲しいですね。
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帰る前に前に動物園のショップに。白と黒のぬいぐるみが叩き売られています。この生きもののグッズは本当に多かった!上野動物園には数百種の生き物がいると思いますが、この白と黒の生きもの一種で全体の6割くらいのお土産を占めていたような・・・。
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私が連れ帰ったのはこいつ↓
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まさかぬいぐるみまで出ているとは・・・。自宅PCの脇に置いてありまして眺めると、なんとなく肩の力が抜けます。なかなか脱力させてくれる表情が秀逸です。

春の上野動物園④~珍妙なハダカデバネズミの生態

先回に続いてハダカデバネズミ特集。
なんとも珍妙な見た目のこの生きもの。アフリカ東部で地中にトンネルを掘って群れで暮らしているそうな。地中で暮らすことに特化した見た目なので、我々の感覚でその見た目を判断するのは間違っていると思いますが、まぁたいていのお客さんからは「きもっ」とか「ぶさいく」とか「きもちわるーい」とかそんな言葉を掛けられていました(´・ω・`)
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そんなハダカデバネズミですがその特徴は、真社会性を持つ動物であるということ。真社会性とはwikipediaに難しいことが書いてありますが、要は女王がいて兵隊がいて、雑用がいてというように役割が群れ全体で割り振られており、繁殖に携わる個体が限定されているような生物のことだそうな。哺乳類では珍しくこのハダカデバネズミともう一種のデバネズミくらいでしかも、このハダカデバネズミの社会性というか階級性は生まれつきとかではなく日々暮らしている中で移り変わっていくものだそうです。
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つまり働き次第からだの大きさ次第で雑用係から兵隊になったり繁殖オスになったり、場合によっては既存の女王を蹴落として自ら女王になったり、あるいは独立を志して巣を出るやつもいるそうな。階級にも「ふとん係」という自らの体を肉布団にして育児をする係(要するにただ寝ているだけ?)。兵隊といいつつも戦うというより実は外敵(蛇が多いそうです)が来たら真っ先に食べられにいって敵をお腹一杯にして群れを守る係があったりとなかなかバラエティーに富む役割分担があるそうです。
女王も楽ではなく、ときどき巣を見回って、サボっているやつがいたらどつきまわることも必要ですし、下克上もあるそうな。ハダカデバネズミの階級ごとのストレスホルモンを調べた研究があるそうですが女王が一番ストレスを感じていて且つ睡眠時間も一番短いそうな。
私ならふとん係として一日中ごろごろして、たまに芋の尻尾をかじって女王に怒られるくらいで暮らしたいですね。
ハダカデバネズミは強力な後足で土を掻き出してトンネルを掘るそうで。本日も後足で勢いよくウッドチップを蹴り上げていました。
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本日記載した内容は上野動物園での解説のほかに↓のハダカデバネズミの研究者が書いた本を参考に書いてあります。この本、何年か前に流行ったそうなので大きめの図書館なら多分あります。横浜は市立図書館においてありました。珍妙なハダカデバネズミの生態が紹介されています。なかなか楽しい本でした。

おまけ)
ハダカデバネズミの狭いトンネルでの折り返しシーン。右から左へ歩いてきたハダカデバネズミ。
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前方へでんぐり返しをして
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完全に仰向けにひっくり返り
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ひとしきり手足をばたばたした後、
(それにしても短い手足。アザラシに通じるものがあるかもしれません。でも結構早く動くんですよ、こいつ)
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起き上がって右側に進んでいきました。
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まぁどんくさい生き物といえばどんくさい生き物ですね(^^; アフリカの乾燥が厳しい地域の地中というなかなか厳しい環境だからこそ生き抜いてきたのかもしれません。

春の上野動物園③~積み重なるネズミたち

さて、アシカやアザラシを堪能した後はいよいよ本日のメイン動物に会いに行くことにします。
本日のメイン動物はアザラシプールより少し歩いてた小獣館にいます。スリ・チカンに注意しながらおっかなびっくり入館します。
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いました!右側の人だかりが出ているゲージでも写真奥の人が覗き込んでいるガラスのゲージでもなく、写真左側の閑散としている飼育ケースに・・・!!
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散々引っ張って恐縮ですが、今日わざわざ上野に来たのはこいつらを見るためです。↓
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その名もハダカデバネズミ。寝室にはおるわおるわ、積み重なって寝てします。裸の出歯を持ったネズミだからハダカデバネズミ。こいつらの歯と鼻の周りが私に似ていると評判です・・・。右下ネズミの前に揃えた両手が可愛いですね。ものすごい寝相で寝ているやつもいれば下のほうで潰れながら寝ているやつもいます。
こんなアクリル管がつながって出来た巣の中を走り回って生活しています。ネズミなのでまごうこと無く哺乳類ですが、この巣、アリの巣に似ています。ハダカデバネズミは哺乳類では珍しく女王を頂き、その下に役割分担を持った珍しい社会性(真社会性というらしい)を持ったネズミです。
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それにしても珍妙な外見・・・ピンクでしわくちゃな皮膚ですがこれで大人。世の中には珍妙な生物がいるようです。
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せわしなくアクリル管を走り回っているやつ、寝室で折り重なって寝ているやつ、サツマイモをかじっている?やつ、アクリル管の壁をかじっているやつなど思い思いに過ごしています。
次はそんなハダカデバネズミの生態を少し紹介します。