近況報告

こんにちは。
ずっとここを更新しないまま、浮遊生活を楽しんでいる管理人です。日記を書きます。
9/22 天売島に行く予定でしたが天気が悪く波も高そうなので、天売島行きを翌日にずらし、札幌から宗谷岬に行ってきました。夜は皮膚病に聞く豊富温泉に日帰り入浴。表面に石油が浮いている不思議な温泉でしたが確かにあせもは治ってしまいびっくり。夜は抜海港に車を止め車中泊。走行距離約750km。
9/23 明け方の抜海港で野生のアザラシを観察した後、羽幌町へ。朝のフェリーで天売島。すばらしい景色を満喫。離島ゆえにレンタカー・大型観光バスの観光客もいないので観光客ずれもしていないですし。天売でも遠いながらも野生のゴマフを発見。この日の抜海と天売島はいずれサイトにまとめたいです。夕方のフェリーに乗り本州へ向け南下。黒松内の道の駅で車中泊。走行距離は350km。
9/24 北海道の日本海側を南下。松前町で北海道最南端の岬に行った後、函館から青函フェリーで青森へ。深夜青森着。港付近の健康ランドで宿泊。走行距離は300kmくらいだったかな?
9/25 青森から世界自然遺産の白神山地へ。知床もそうだったけどあまりの観光客の多さにびっくり。津軽地方はりんごの収穫の真っ盛りでして無人販売所でりんごを購入します。青森・秋田・山形と南下。両親の住む新潟県へ。走行距離500km。この日、就職先から急ぎの書類を求められうろたえる。翌日札幌日帰りを決意。
9/26 札幌日帰りへ出発。新潟空港⇔新千歳空港は便数が少なく不便なので羽田経由で札幌へ。新潟県某市→(在来線特急)→新潟駅→(新幹線)→東京→(京浜東北・京急)→羽田→(飛行機)→新千歳空港→(JR北海道)→札幌。札幌滞在1持間半で書類を取得後南下。東京到着後、21時過ぎに東京中央郵便局で無事に書類を投函。帰りはお金の節約のため夜行快速で新潟に帰ります。この日の移動でかかった経費は50000円前後。痛いですねー。
9/27 朝新潟着。午後から魚沼地方の祖父母の家に行き稲刈りをします。数年ぶりにいとこに会いしっかりしていてびっくり。走行距離100km。
9/28~29 終日稲刈り。合間に持参の自転車を乗り回す。
9/30 半日稲刈り。午後から関越道で東京へ。東京は道が混んでて細くて大変です。走行距離250km。
来週は東京で就職先でお偉方と面談です。これで落とされることはないのですがやはり緊張します。
掲示板・メールの返信がたまっていますが返信まではもうしばらくお時間をください(^^;

天売島初上陸。初秋なのにアザラシがいました

北海道西部・日本海にある天売島は野生ゴマフアザラシの越冬地としてアザラシマニアの間では知られているかもしれない島です。ここのゴマフアザラシは晩 秋にやってきて春先に北に帰るのでアザラシシーズンは冬なのですが、近年では島に一年中居座るアザラシもいることが指摘されております。またアザラシ たちが魚を食ったり、網を破ったりするなど漁業被害も出ています。

一年中居座っているという情報から冬に行かなくてもアザラシが見られるかもという思いと、10月以降は島に行く船が一日一便になってしまい日帰りができ なくなるのでアザラシシーズン本格化の前に偵察をしたいという事情もあり、2006年9月23日に天売島に行ってきました。天売島はこれまでの野生アザラシ生息地探訪と違い、アザラ シによって被害を受けている漁師さんがいらっしゃるわけで、それなりに気を引き締めて厳粛な面持ちで天売島に向かいます。漁師さんにとっては害獣を見に来 る観光客なわけですから。

天売島は北海道本土の羽幌町のターミナルからフェリーが出ます。(天売島も行政的には羽幌町に属します。)この日の早朝に抜海港で野生のゴマフを見た後、 車で羽幌に移動、その後フェリーに乗ります。車は北海道に置いていき、車に積んできた折り畳み自転車を引っ張り出し、こいつで天売島内の移動をする予定で す。羽幌港発8時30分。焼尻島を経由し、天売島まで95分の航海です。運賃は2等で片道2230円。(私は学割で1700円ほどで乗りました。)


天売島・焼尻島へのフェリー「おろろん2」
500t前後の小さな船ですが車も積めます。
積載能力は8tトラック2台分だそうです。
この日の乗客は50人くらいかな?工事・仕事関係ぽい人が6割・地元の人が3割・残りが観光客風の客層です。

羽幌のフェリーターミナル。
平屋の小さなターミナルです。
天気は雨雲と快晴の部分が混在する不思議な天気。

本日のお供。
左がリュックサック(カメラ・財布・iPod・自転車のカギくらいしか入って無いです)。右は折り畳み自転車。
フェリーの右舷にて。

フェリーから見た二島。天売島の隣には焼尻島があります。この写真は左が天売島・右が焼尻島な気がしますが違うかもしれません(^^;

これは天売島(のはず…)。
フェリーは羽幌→焼尻島→天売島→焼尻島→羽幌
という順に航海します。

天売島のフェリーターミナル。羽幌よりさらに小さいです。
天売島の前に寄る焼尻島で9割のお客さんが降りてしまいました。天売島まで来た観光客は私のみ。早速上陸します。

フェリーが来ると港が活気付いていました。
この日は午前と午後の2便のフェリーが運航されます。
島の駐在さん(警察官というよりはこの表現がしっくり来ると思います。)も来ていました。自転車を組み立てて出発です。

港からの坂を上ると海の宇宙館があります。
港から1~2分の距離ですが急に急坂を走ったせいか既にバテ気味です。こちらで情報収集を兼ね休憩。

海の宇宙館の前に自転車を置き、入館料300円を払い入館します。天売島では漁業被害の出ているアザラシを見に来たという後ろめたさを感じつつ も「実はアザラシ を見に来たのですが…」と職員さんに話しかけてみます。「今では夏でもいるのでしょうか?どの辺で見られるのでしょうか?」といった内容を尋ねると、職員 さんは島の方々に電話をかけてアザラシ情報を集めてくださいました。漁業被害が出ているという意を聞いていたので害獣を見に来た観光客にはどんな仕打ちが 待っているかと 思っていたのですが、そんな観光客にも暖かい島でほっとします。職員さんが調べたり教えてくださった話を纏めると、現在島にいるアザラシは少ないが、見ら れるとしたら島南西部の赤岩灯台にある展望台の北側の岩礁だということ、展望台からその岩礁は遠いため、おそらく肉眼では観察できず、双眼鏡が必 要ということ、冬も赤岩展 望台付近の岩礁に集まっているということ、フェリー埠頭北部の岩礁にもいるときがあったこと、などを教えてくださいました。
海の宇宙館には島在住の写真家・寺沢孝毅さんの作品の展示やポストカード等の販売がありアザラシマニアにはたまらないものがたくさんありました。一回入館料を払えば当日は何回でも入館できるということなので、帰りにまた寄る事にして一回退館します。
「急坂が多いのでがんばってください」という笑顔に送られ島一周に出発です。海の宇宙館から島北部→西部→南部という一周ルートをたどります。天気も回復気味のようで雨雲はどっかにいってしまいました。島一周は約12km。


人家が切れるとこのような幅2mほどの道で島一周です。車はすれ違えないので多客期は一方通行になります。天売島は木が少なく雄大な景観が続きます。

激坂が続きます。フェリーターミナル→赤岩展望台方面は上り坂の連続。自転車を押して歩くこともしばしば。写真を撮りながらのんびり行くことにしま す。自転車のハンドルにぶら下がっているのはデジカメケース。後方に写っているのは焼尻島。天売島最高地点は184.5m。一周する道の最高点は170mほどです。

 


千鳥ヶ浦という景色の良いところ。後ろは焼尻島。島の北西岸にはこの千鳥ヶ浦のような断崖が続きます。名前で言うと観音岬・カブト岩・屏風岩です。近づけるところは断崖の上から双眼鏡で岩礁を見て転がっているアザラシを捜索しますが、まったくいませんでした。


そして海の宇宙館でアザラシ情報を頂いた赤岩に到着。ここは展望台やトイレが設置されています。写真左が赤岩灯台。


赤岩から北側の岩礁付近を望みます。おそらくこの岩礁が海の宇宙館で情報を頂いた岩礁でしょう。
双眼鏡で覗くと確かにアザラシがいました!この写真で言うと左側の岩礁に4頭。右側に1頭いるのですが、ここまで縮小すると何が何やらですね(^^;

デジカメの望遠を使わない (35mmフィルム換算で38mm)とこんな具合。まぁ肉眼での確認は無理です。
地球は丸いなーという気分になる写真が撮れます。

動画(1.23MB)

赤岩から岩礁に向かって左側の群れ。望遠をフルに使って(35mmフィルム換算で380mm)撮影→縮小した写真。
これでもアザラシ確認にはきついものがあります。
動画はアザラシが確認できるシロモノではないのですが周囲の雰囲気をお伝えしたいので置いておきます。

左記写真のアザラシ部分をトリミングしたもの。
何とか4頭いるのが確認できます。
普段は高倍率の双眼鏡を使わない私ですが、今回は20倍程度の双眼鏡が欲しくなりました。

違う写真です。
もっと良いデジカメがほしいなぁ。
基の撮影写真と同じサイズの画像(560KB・2048×1536ピクセル)も置いておきます。

続いては赤岩から向かって右側の岩礁にいたアザラシ。
こちらは単独で転がっています。
が、ここまで縮小するとわかりませんね。
基の撮影写真と同じサイズの画像(498KB・2048×1536ピクセル)をおいておきます。根性のある方は捜してみてください。

動画(1.84MB)

右上の写真のアザラシ部分をトリミング。
動画は双眼鏡の接眼部にデジカメを押し付けて撮ったもので、ブレがひどいですがアザラシが首を振っているのが写っていました。

赤岩灯台直下の海。とても綺麗な青い海でした。
海は南国が明るくて北の、しかも日本海側の海は暗いイメージがありますが、北の日本海もなかなかやるのです。

天売島はトッカりストではない普通の方にはアザラシの島ではなく海鳥の島として知られています。かつてはオロロンチョウ(ウミガラス)が有名でしたが今では絶滅の危機に瀕し ています。今はウトウが天売島の海鳥の目玉になっています。赤岩灯台の展望台もアザラシを見るための展望台ではなく、このウトウを眺めるために作られたもので す。せっかく天売島に来たのでその辺も紹介しましょう。


赤岩展望台の階段。そのすぐ脇にウトウの巣が無数にあります。写真の穴のような、くぼみのようなものがウトウの巣です。

繁殖期の3~7月になると日没後この巣穴にもどってきます。天売島には60万羽のウトウがいると言われます。
これだけの巣があれば圧巻でしょうね。

赤岩を離れ島南部に向かいます。
私が島で一番近代的な建物と感じた天売小中学校。小中学校あわせて19人の子供達が学んでいます。島の子供達は私のような見知らぬ人にもすれ違うと挨拶をしてきました。良い島だ。

国設天売島鳥獣保護区管理棟。
訪れたときは閉まっていたみたいです。
看板が旧環境庁(現・環境省)のままですが、無駄に金をかけない姿勢は好きです。ちなみに天売島一帯は「暑寒別天売焼尻国定公園」になっております。

天売島のメインストリート。役場の支所・郵便局・交番等があります。

海の宇宙館で頂いた情報にあった「フェリー埠頭北部の岩礁」確かにアザラシがいても良さげな雰囲気でした。

フェリー埠頭北部からはかすかに利尻島が見えました。
天売島から利尻島まで直線で60kmほど。

時間が余ったので自転車で散歩。再び天売島の激坂に挑戦。

動画(3.42MB)

こういった景色の中を自転車で走っていると心が洗われる気分です。アザラシに加えこの島の景色も印象に残っています。
動画は自転車に乗りながら撮ったモノです。

再び海の宇宙館に戻り職員さんにお礼と、遠かったもののアザラシが見ることができたことを報告。販売されているアザラシ関連のものを買ったり、展示してある写真を拝見したりします。こちらで以前から欲しかったあの本を購入できたことが嬉しい限りです。職員さんに尋ねたところ「天売島でインターネットで検索して一番最初に出てきたサイトを管理している」とのことなのでおそらくこちらが その海の宇宙館さんが管理されているサイトでしょう。天売島情報満載なので訪問の際はこちらで情報を収集することをお勧めします。ちなみにこちらのサイト によると寺沢孝毅さんが2006年11月に札幌紀伊国屋で写真展を開かれるとの事、札幌在住の管理人としては楽しみです。

さて島を離れるフェリーの出航時間も近づいてきたので港へ移動します。午後の北海道から来る便には数人の観光客風のお客さんがいました。それの折り返し便で北海道に戻ります。
フェリーの乗船券を買い、港のお土産屋に入り、店主の天売島在住ウン十年というお土 産屋のおばちゃんと話します。冒頭にも書いたとおり天売島ではアザラシの漁業被害が出ており、島でアザラシの話をしたら「そんなもの見に来るな」といった目で 見られるかもと思っていました。が、この天売島に根を下ろして暮らしているおばちゃんのお話は決してアザラシを否定的に見てはいませんでした。要約すると 以下のような内容。
「アザラシは漁業にとっては悪さをする時もある。でもそれは天売島周辺の海が豊かだからアザラシたちもたくさんいるからだ。逆に彼らが暮らせないような 海では魚もいなくなり、海鳥もいなくなり、鳥の観光も漁業もなくなり島の暮らしも成り立たなくなるだろう。彼らの存在は天売の海が豊かな証拠で もある。」
もっともなお話です。またアザラシ(とそれを見に来る私のようなモノ)がこの島で目の敵にされているわけではない事がわかりほっとしました。とはいえア ザラシによる漁業被害が出ているわけですから謙虚な気持ちで訪れたいものです。もちろん島民の方それぞれが、アザラシに対して異なる考え方を持っているで しょうし。

そのほかおばちゃんとアザラシや島の観光についてもお話をします。
アザラシに関して。やはり数が見られるのは冬の赤岩灯台付近。ただし冬は地元の人も赤岩方面には行かないため道は除雪されない、よって観光客が訪問することは かなりの困難だろうということ。春先にツアー?の人がアザラシを見に行くこともあるということ。かつては赤岩灯台には灯台守がいて、その人たちは冬場になるとスキーを履いて灯台まで行っていたということ。

島の観光について。やはりウトウの繁殖期は観光客が増えること。夏には天売島に接岸できないほどの大きな外国客船が沖に停泊し、観光客は小さな船に乗り 換え鳥を見に来ること。冬は船が出ないこともあるので観光客は少ないが魚が最高に美味しいということ。雪は案外少なく、海沿いゆえに気温もそれほど下がらいので結構 暮らしやすいこと。工事や仕事関係で渡ってきた人はクーラーボックス持参で魚を土産に持ち帰ること。そして10月以降はフェリーも減便し1日1便になって しまうのでもうすぐこのお土産屋は閉じるということ。知床等では観光客が増えているようだが、ここ(天売島)は今のまま(細い道や若干不便な交通機関)で 維持されて欲しいと思うこと。

そのほかおばちゃんの身上話などを聞いているうちにフェリーの出航が近づいてきました。「またおいで」という意の地元の言葉をかけられ急いで自転車を折り畳みフェリーに乗り込みます。島から北海道に行くお客さんは4、5人ほど。


フェリーターミナルに合ったゴマフアザラシの剥製。

天売島埠頭のフェリーおろろん2。
朝来た船と同じ船です。

天売港の防波堤先端にいた鳥。
羽を拡げて見送ってくれました。

天売島を出航。
小さくなる天売島を見てちょっとさびしくなります。

天気もすっかり回復しよい天気です。
写真は天売島。焼尻島かも。

焼尻島に寄って北海道へ。
焼尻港寄港の間、一瞬ですが焼尻島に上陸。
焼尻島も野生のアザラシを観察できます。焼尻島の訪問記録はこちら

フェリーの1等室。
新幹線の昔の普通車のような席が設置してありました。
この日の一等は乗客0人。

こちらが2等室。絨毯敷きの大部屋です。
私のような学割客はもちろん二等。もっとも乗船中はほとんどデッキに出ていたのでこの部屋にお世話になることはありませんでした。

今回天売島を初めて訪れたわけですが、感想は「素晴らしい」の一言に尽きます。風景も自然も良く印象が良いです。個人的にはアザラシ抜きでもお勧めできる島です。
観光では知 床よりお勧めです。(知床も素晴らしい所がありますが一般の観光で行けるところは…。世界自然遺産バブルで駐車場の入り 口で渋滞しているし。知床で渋滞ってあほらしくなります(^^;)

人の少ない島・雄大な風景・素晴らしく綺麗な海。旅行は日常と異質なものに触れるのが目的だというならば天売島は多くの人にとって一級の旅行の目的地となりうると思います。私と してはアザラシを抜きにしても再訪したい島です。もちろん冬~春先の越冬アザラシの見物手段を整えてくれたらアザラシファンとしてもありがたいです。

完全な外野からの意見で恐縮ですが、アザラシによる漁業被害が出ているとしても何とかアザラシと共存していって欲しいと思います。越冬アザラシを観光資源に使うのも良いのではと私は思います。天売島には蒸し暑い眼差しを注ぎ続けたいと思います。


2006年10月13日作成

秋の抜海港 野生のゴマフアザラシ 2006年9月23日

 稚内市の抜海港はこのサイトでも取り上げてきましたが野生ゴマフアザラシの越冬場所として名が知られています。越冬するゴマフアザラシは晩秋に抜海港等の北海道にやってきて初春に北に帰って行くといわれております。

 一方、近年では春になっても北に戻らずに北海道に居座る越冬アザラシが増えていると天売島・焼尻島などでは指摘されております。

 この話を聞いて抜海港のアザラシたちの中にも港に居座っているのがいるかも?と思っていました。が、晩秋~春先以外の抜海港のアザラシについての情報はあまり無く、自分の目で確かめようと思い9月23日に抜海港に行ってきました。
 この日は抜海以外にも天売島の野生アザラシ生息地を訪問する予定です。天売島には羽幌港8:30発のフェリーで渡るつもりです。抜海港~羽幌港間は約 120km。車で2時間ほどの距離です。よって抜海港は遅くとも6:30に出発です。この日の稚内の日の出は5:20。よってアザラシ観察に割くことので きる時間は日の出から出発までの1時間ほどです。


釣り人の皆さんの車両。かなりの数の車が来ておりました。
札幌ナンバーの車も多かったです。(稚内は旭川ナンバー。)
 どこかに泊まり早朝に起きて抜海港に来るのがめんどくさかったので、いさぎよく抜海港で車中泊をしました。抜海港には夜釣りの釣り人がたくさん出ていました。私 はあまり人の来ない埠頭に車を止めて一人酒盛りをしたのですが運転疲れのせいかワンカップ一杯を空けたくらいでころっと寝てしまいました。この日は札幌から宗谷岬などいろいろな場所に寄りながらの抜海港到達で700kmくらい運転していましたから。
 目が覚めたのは 夜明け間近の頃。車の周囲がいつの間にやら釣り人に囲まれておりびびります。


アザラシ生息地への看板。生息地への道がわかりやすくなっていました。
 もぞもぞ起きてアザラシの出没する地点へ。抜海港周辺には「アザラシ生息ゾーン→300m」というような看板が整備され迷わずに生息地にいけるようになっておりました。去年訪問した際は多少迷いながら行ったものですが、生息地までだいぶわかりやすくなっていました。

 アザラシは、、、転がっていました! 3頭のゴマフアザラシがテトラポッドの上に寝ています。徐々に日も昇りアザラシの毛皮が日を反射して綺麗なゴマフ模様を描いておりました。

 


動画(3.51MB)

アザラシが3頭いました。写真では2頭のみ写っていますが、
陰にもう一頭います。


抜海港の夜明け。
カメラの望遠機能を使わないとこんな写真です。
アザラシの写真を撮るなら望遠機能の充実したカメラが良いと思います。アザラシは中央のテトラポッドにいます。


カモメが飛んできて手を上げているゴマフアザラシ。


3頭のうち左端のゴマフの顔。
性別まではわかりませんでした。


アザラシとカモメ。


動画(5.02MB)

日が昇り、あっという間にアザラシを照らしました。
アザラシは寝ころがっているので、
首をひょこひょ上げる程度の動きの動画です。


奥に写っている山は利尻島(利尻富士)。
抜海港からは晴れると利尻富士が綺麗に見えます。
アザラシは中段右側に小さく写っています。


3頭のうち奥にいた一頭は愛嬌のある顔をしていました。


3頭のうち右にいたアザラシはなかなか凛々しい顔をしていました。


奥のはやはりひょうきんな顔(^^)

 以前ブログで取り上げたぱっかいぺさんや冬季のみオープンするアザラシの観察小屋プレハブも置いてあり中を覗いてみます。
 アザラシ出没スポット付近も釣り人がいまして、特にアザラシを見るでもなく釣りに勤しんでいました。ちょっと話を聞いてみると「あいつら(アザラシた ち)が海に入ると魚が釣れなくなる。海をかき回してしまうんだなー」とおっしゃっておりました。一方アザラシの見物客は皆無。季節が季節ですし時間も早朝 ですから仕方ないかな。

 


見た目はただのプレハブですが冬になるとゴマフアザラシの観測小屋になります。暖房も入ります。


左記小屋の中にあったゴマフアザラシ観察所駐車場の看板。


ぱっかいぺ。
ラーメンを食べたかったです。


アザラシ観察スポット付近。
右手の白い車のあたりから見ます。左の車と人は釣り人。
アザラシ観察所といっても特に何かあるわけでもなく普通の地方漁港の波止場です。


抜海港にはアオサギも来ていました。
この鳥は一時期激減していたものですが、現在ではどこにでもいる鳥のイメージがあります。ほんとに激増したなー。

 初秋に抜海でアザラシが見られることは観光客としてはありがたいですね。やはり冬は寒くて長時間外でアザラシを見るのは辛いですから…。ただ この季節に抜海港にいるアザラシは居座り組みなのか気の早い越冬組みなのかはわかりません。また真夏の最も観光客の多い季節にも見られるかもわかりません。
 が、この日に見たアザラシがイ レギュラーな個体であることは確か。アザラシにも人間にもイレギュラーな個体はいるものです。アザラシファンという存在自体が人間界のイレギュラーみたい なものですが(^^;

 


動画(6.65MB)

道道106号の景観です。電柱も無い原野をすっ飛ばします。
窓外には海と利尻富士です。
こういう道を見ると、日本にもまだまだ私の知らない場所がたくさんあると思いわくわくします。
 これはおまけ。アザラシを見た後は道道106号線で南下。羽幌を目指します。バイク乗りの方に愛好されている道です。私の中でも「彼女とのドライブお勧めコース」の3位以内に入る良い道です。彼女とこの道を走るときは南から北へ走るのがおすすめです。

2006年10月11日作成

天売島や新潟や東京に行ってきます

さてさて明日から管理人が旅行に出るので不在のお知らせです。
まず明日から天売島・焼尻島に行ってきます。天売・焼尻の野生アザラシは冬が最盛期なのですが、10月以降は島行きの船が減便され日帰りができなくなってしまうこと、冬の日本海は大荒れになり都合の良い日に船の欠航等で渡島できなくなる可能性があること、最近は夏に北に帰らなくて天売焼尻近海に居座るアザラシも増えていることを考慮し、本格アザラシシーズン到来前に偵察をしに行ってきます。折り畳み自転車持参で。ついでに稚内市抜海港も偵察してこようかな。ついでという割には天売の船乗り場のある羽幌から120kmくらいあるですが…。まぁアザラシが見えなくても秋のサロベツ原野を見るだけでも良いかなと思いまして。
で、それがおわったらそのまま、新潟の祖父母の家の稲刈りをしに行ってきます。今回は車で札幌から函館に向かい津軽海峡を越え南下します。
そして10月2日に東京で就職先の寄り合いがあるので新潟からさらに南下します。それが終ったら今度は新潟経由で北上、札幌に戻ってきますが、いつ頃帰ってこれるのか私もわかりません。帰りは新潟からフェリーに乗ろうかなーと思います。
流れはそんな感じですが、途中で水族館に行ったり、温泉に行ったり人に会ったりするかもな予定なので詳細な日程は私自身決めていません。
ただいまその前にしなければならない仕事を目の前に広げていますがこうやってこの文を綴っています。いやー。やる気は出ないけど、天売島の野生ゴマフどもが待っていると考えハッスルしますよ、おじさんは。

アザラシとサンマと牡蠣

秋の三連休、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?私は北海道・道東の太平洋岸に行ってまいりました。札幌から釧路・根室方面です。もちろんアザラシも見てきました。
アザラシスポットごとに紹介すると厚岸町の大黒島・浜中町の霧多布岬・豊頃町の大津港で野生アザラシを狙い、釧路動物園で飼育アザラシを見てきました。
アザラシはですねー、不完全燃焼なアザラシ釣果でしたので早速リベンジを企んでいます。大黒島と釧路動物園は新コーナー作成、豊頃は先月作ったコーナーを増補という形で顛末をご報告したいと思います。霧多布は新コーナーを作成するほどの収穫がなかったので保留して置きますが、情報はどこかに出したいと思います。
さてさて今回の旅行はアザラシ以外に根室のサンマ祭に行くことも大きな目的の一つです。去年の同時期のこのブログでも触れていますが、去年行って楽しかったので今年も参加です。今年は自分をセーブして4匹食べてきました。
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↑サンマの炭火焼。
夜は釧路で岸壁炉端。炉端というのは釧路っ子の誤解を恐れずに、観光客の視線からわかりやすく説明すると海鮮中心の炭火焼。それを釧路川河口の岸壁でやるので岸壁炉端です。海鮮以外にもブタ串等の串物や焼きそばなどもあり海鮮が苦手な方でも楽しめるなかなか良い風習です。自分で好きな食べ物を買い自分で炭火で焼いて食うのがまた楽しい。私は厚岸産・釧路町仙鳳趾産の牡蠣を中心に鮭のハラスにマイタケのホイル焼きをどかどか食べてきました。ビールはサッポロクラシック・日本酒は当地にちなみ釧路の福司や根室の北の勝を飲ませていただきました。いやはや。牡蠣と日本酒は旨かったなぁ。
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↑炭火で焼いた牡蠣。
この季節のアザラシ旅行は、アザラシを追いかける→海沿いに行く→良い海産物を入手or賞味となるのでやめられません、肥えますけどね。

厚岸・大黒島の野生アザラシウォッチングツアーに行ったのですが… 2006年9月16日

 北海道東部にある厚岸町では地元の漁師さんの船に乗って野生ゼニガタアザラシ生息地に行くウォッチングツアーが開催されています。このツアーはこちらで 紹介したとおり5月~10月のみの開催で、さらに最小催行人4人(*注 最小催行人4人とありますが、一人5000円の参加費×最小催行人4人分、つまり 2万円払えば、一人でも船は出してくれるみたいです。)という、孤高のトッカリストにとって参加するのはかなり厳しい条件。それでも今年 は8月頃からこのツアーに参加すべくいろいろ計画はしておりました。

 私の周りにはこのツアーのために厚岸まで行くことのできるアザラシ好きな人は4人もいないので、一般のお客さんが乗船する日に一緒に参加させてもらうつ もりでした。最初に書いておきますが、私自身はツアーに申し込んだもののまだツアーには参加しておりません。このツアーに参加するにはかなりの紆余曲折が ありそうでしたので、その辺から紹介していきましょうか。

 


管理人の訪問を何度も退けている恨みの大黒島(奥)
手前の島は小島と呼ばれ人が住んでいます。大黒島は現在は無人島ですが、季節により漁師さんが漁のため滞在しているようです。

 


大黒島は無人島ですが、人為的な施設がたくさんあるようでした。海岸から山の上まで電柱が伸びていました。灯台や電波関係の施設でもあるのかな?
 まず私が一番最初に計画したのは、8月13~15日のお盆の頃。受付の「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」に電話すると「お盆期間は漁師さんが休みなので ツアーは開催されません」とのこと。

 

  次に計画したのが今回、9月16日です。今回はですね、私のほかに5名の方が申し込みされており、ツアーが開催される予定でした。で、13時に現地集合で したので私は朝の5時頃札幌を出発したわけですよ。(札幌~厚岸は約370km。) そして厚岸の手前120km付近、時刻にして10時頃だったと思いま すが、コンキリエから電話が入り「波が高いため本日のツアーは取り止めになりました」との事。いやはや参りました。
 ちなみに気象庁のサイトでこの日の厚岸付近(太田)を調べてみると天気は晴れ、風速は3~5mとそれほど荒れている天気ではなかったようです。波の高さ はわかりませんが、どの程度の波の高さで中止になるのでしょうか。このツアーは普通の漁船に素人の客を乗せて行くので、多少天気が荒れただけでも安全のた め出航できないのかもしれません。
 となると、このアザラシツアーに参加するのは運も必要です。私はまだ北海道内からの参加なので中止になってもそれほど痛くはありませんが、道外から飛行機を使い、厚岸に行ってみたら急きょ中止…となる場合がありえますから。

 実は私は9月16日以降もツアーに参加するべく機会を伺っていたのです。10月の7~9日の三連休も参加しようと問い合わせたのですが、この期間は「厚岸牡 蠣祭りで漁師さん(船を運航する人?)が手伝いに行くのでツアーは開催されない」とのこと。ちなみに牡蠣祭の期間は10/1~9日なので10月初旬は ツアーは開催されないのかもしれません。

 今年のツアーの開催は10/25までとのこと。管理人は来年から東京への移住が決まっているので今月中になんとかしないと大黒島のアザラシを見ない で生涯を終えてしまうかもしれません。そこで急きょ2006年10月21日(or22日)の午後13:00~(22日の場合、午前10:00~)のツアーを申し 込むつもりです。現在この日のツアーに参加してくださる素敵な方を募集しております。
↑のようなことを考えていたのですが、本日(10月11日)に厚岸味覚ターミナル・コンキリエに予約の電話をしたところ「漁師さんの都合により、今年度の アザラシウォッチングツアーは全て中止になりました」というサプライズ宣言が出ました。なんというか、ここまで来ると笑うしかないです。

 ツアー参加への道の厳しさはこのくらいにして厚岸のアザラシに関連する事柄に移ります。まずはアザラシウォッチングツアーの申し込み先・集合場所でもある厚岸味覚ターミナル・コンキリエのアザラシツアーに関する案内が新しくなっていたのでその辺から。


コンキリエに掲示してあったアザラシツアーの案内
上は別寒辺牛湿原のカヌー体験・下は厚岸湾でのアサリ堀りの体験ツアー。


アザラシウォッチングツアーの様子(上二枚・中央左一枚)
ご覧の通り普通の漁船でライフジャケットを着用していくみたいです。このような形で素人を連れて行くのは確かに危険が伴いそうなのでツアー自体が中止になりやすいのでしょう。


「ウォッチングツアーに参加するときに知っておいて欲しいこと」パネル。ツアー参加に関しての注意書きです。


コンキリエ全景。
コンキリエとはフランス語で牡蠣の意味。
建物も牡蠣の形です。もちろん内部のレストランで牡蠣を食べることもできます。

 

 今回は厚岸町愛冠岬の近くにある北海道大学の愛冠自然史博物館にも行ってきました。アザラシの剥製や展示物があったので紹介しておきます。


大黒島の自然を紹介するパネル。
かなり年季の入ったパネルでしたがゼニガタアザラシの大きな写真がありました。


左のパネルの右下部分なのですが、ゴマフアザラシの写真がありました。
大黒島=ゼニガタアザラシのイメージだったのですがゴマフもいるのかな?
マニア的には興味深い写真です。


クジラの背骨も転がっているのです。


ゼニガタアザラシに関する研究紹介です。
北海道大学の学生さんの学会発表用ポスターかな?


アザラシの剥製。左がゴマフ。右がクラカケの幼獣。


クラカケアザラシの幼獣の剥製。


ゼニガタアザラシの剥製。目が怖かったです。


アゴヒゲアザラシの剥製。アゴヒゲの剥製は初めて見ました。おたる水族館やとっかりセンターの生体とはずいぶん印象が違いました。


博物館内部。動物の剥製・昆虫の標本等がずいぶんありました。北海道の動物のメジャー所はほとんど抑えていました。


これは厚岸町の電気屋さんの看板。アザラシがヘッドホンをしていました。体のぶちぶち模様がポイント高し。ぶちぶちが無かったらサイトに載せませんでした。