北海道大学札幌キャンパス、冬の夕暮れ

石狩川河口で遊んで、もろもろ済ませますが夕方時間があったので、外へ。

札幌駅から近く、クラーク像やポプラ並木で半分観光地と化している北海道大学に久しぶりに行ってきました。この大学、札幌駅から大学の正門まで徒歩5分。地下鉄を使えばすすき野まで15分で行ける全国の大学でも屈指の好ロケーション。(もっともキャンパス内が広く、正門から各学部までかなり歩きますし、地下鉄の最寄り駅も学部によって3駅くらい異なるような大学ですが。。。)。

正門をくぐったらエルムがにょきにょき生えています。冬だから葉を落としているけど。
1643_IMG_2954.jpg

 

大きなが木がたくさん生えているキャンパスを歩きます。観光地でもなので学生以外の普通のおっさんやおばさんもいます。大学キャンパスでおっさんが浮いてしまうことも無いのがいいですね。
1644_IMG_2956.jpg
この写真の正面のロータリー脇には、、、

1652_IMG_2973.jpg
クラーク博士の胸像。札幌にいた頃は何度も見たこの像ですが、初めてじっくり見た気がします。こんな目をした像だったのか。。。

1653_IMG_2976.jpg
像の脇にはクラーク像の由来を案内する看板と北大の学生寮のスキージャンプ大会の案内が。。。ジャンプ大会は多分ソチ五輪の葛西選手が飛ぶあの競技ではなく、赤フンで寮の2階からジャンプするとかそういう類のシロモノで、決して観光客が多いクラーク像周辺でPRするものではないはずですが、それをPRするのが寮生らしいというかなんというか。。。

 

クラーク像からキャンパスのメインストリートを北上。この暗くなったうら寂しい道を無数の学生や職員が無言で蠢いているのが冬の札幌って感じです。
1706_IMG_2992.jpg

 

観光客に人気のポプラ並木。葉っぱを落として冬はひっそりしています。並木の真ん中ら辺に雪だるまが置いてあって歓迎してくれました。
1711_IMG_2996.jpg

 

振り返ると理学部の高層棟に月がかかっていました。
1712_IMG_3003.jpg

 

総合博物館(旧理学部)。柔らかいオレンジ色の光と雪の白さの取り合わせが美しい。ちなみにこの建物は北海道で始めて水洗トイレが設置された建物と聞いたような??
1717_IMG_3005.jpg

 

北大の象徴的な建物の一つ、農学部校舎。建物も左右対称の荘厳な建物ですが、前庭にやはりエルムがにょきにょき生えているのが農学部らしくて良いです。エルムのおかげで夏は農学部校舎全景を眺めたり撮影したりするのは困難になるものです。中央のオレンジの円は大時計。
1728_IMG_3027.jpg

 

このあと、北大生協書店によって北海道のマニアックな怪しい本が出ていないかをチェックしてキャンパスを後にします。
久しぶりにアカデミックな雰囲気と張り詰めた冷気に晒されるのも良いものです。

まだ見ぬアザラシを求めて~北海道石狩川河口へ・その4~

日も傾いてきたし、雪も断続的に降ってくるし、ぼちぼち引き返します。石狩川河口には到達していないけども天気には勝てません。冬の日は短いものです。
それでも水面に怪しい頭が出ていないか捜索しながら帰ります。
1352_IMG_2911.jpg
これはキンクロハジロかなんか。
この黒い丸い坊主頭は!!!と思いますが黒くて丸いブイでした。
1352_IMG_2913.jpg
ウミネコがしれーっとした顔で氷の上に乗って河口に向かって流れていきました。
1353_IMG_2916.jpg
石狩灯台まで戻ってきました。やっぱり海のほう(写真右側)には黒くて灰色の雲が。天気は小康状態でまた降ってきそうです。
1355_IMG_9929.jpg
再び堤防の上。来たときの足跡がだいぶ埋まってしまっていました。
1356_IMG_2925.jpg
駐車場について札幌を目指します。よく考えれば久しぶりに空ぶったわけですが、久しぶりに北海道の雪原をうろうろ出来たせいか、案外な満足感です。アザラシ的には私の勘では石狩川河口はアザラシがいてもおかしく無いけど、大群でぶわ~~~っといそうな感じではなかったです。まぁもうちょっと天気のいいときにまた来てみましょう。この辺は札幌近郊とはいえ港の中でもオットセイがいたりするので、海獣の濃度は高いはずです。
1502_IMG_9933.jpg
おまけ。国道5号沿いに札幌では知られたラーメン屋の純連31条店をみつけました。私が札幌にいた頃は純連(じゅんれんとすみれだけでは支店を出していなかったのですが、こんなところに支店を出すとは・・・。ちょっと時間の流れを感じます。

まだ見ぬアザラシを求めて~北海道石狩川河口へ・その3~

車を降りて石狩川の堤防を登り、河口に向けて歩いていきます。堤防の上は風が抜けるせいか雪が少なく歩きやすい。しかし先ほどから雪がちらほら・・・。天気が良い内にアザラシを見つけたいところです。
1239_IMG_9895.jpg
写真は堤防の上から上流方面。堤防は一段高く見通しが利きます。もうアザラシがいたらスパーンと見えるはずです。
1240_IMG_9896.jpg
今度は河口方面を望む。これから行く方向です。アザラシの同好の士ではいないと思いますが、こんな季節にもうろうろしている好事家が踏んだ足跡がありました。
正面の赤と白に小さく灯台が見えますが、これが石狩灯台。先ほど対岸から見たやつです。写真では小さく写っていますが河口はこの灯台のはるか先。。。先は長いのです。
1240_IMG_9897.jpg
右手には石狩川本流。双眼鏡でアザラシがいないか確認したり水面のカモの類を眺めたりしながら進みます。
1240_IMG_9898.jpg
雪原に写る自分。こんなことが出来るのはまだ余裕な証拠。天気もいいし気温も0度くらいなので暖かい。何より風が無いのがありがたい。
1253_IMG_9900.jpg
石狩灯台に着きました。当然無人。灯台の傍らには「石狩川河口」の碑がありますが海と交わる本当の河口はまだこの先。このあたりから空模様が徐々に下り坂になってきました。。
1309_IMG_9902.jpg
さらに進んで、灯台の方向を振り返ると、な~んか嫌な感じの雲が海の方向からやってくるような気配が。。。
道も無いので海沿いで河口を目指そうと思い、海岸に出ました。
1324_IMG_9905.jpg
北海道の真冬の砂浜。冬の砂浜は初めて見ました。岩礁帯はアザラシを探しに真冬でもそれなりに行きましたが、砂浜はなかったですね。当然海は凍りませんから波打ち際には雪が無い。
1324_IMG_9907.jpg
北側には暑寒別の山々が望めます。山がそのまま海に落ち込んでいる様子がよく分かります。あっちの岩礁にはトドやらアザラシやらの連中がたむろしているんだろうな。
1329_IMG_9914.jpg
ついに雪に追いつかれて白く巻かれます。方向感覚が分からなくなる。。。
1333_IMG_9917.jpg
まぁず~~~っと巻かれる程の天気では無いので、焦って動かずその場で待機。今日の足元はやっすいカンジキをはいてきていますが、これがなかなか優秀。長靴では埋まってしまってよく進まないくらいの積雪でしたが、これのおかげでだいぶ楽でした。性能はスノーシューのほうが良いと思います。ただ旅先に持っていくのがスノーシューは案外邪魔なんですよね。和カンジキ(もどき)くらいのほうが携行性はいい。場所にもよりますがアザラシ探しくらいはこれで十分か?
1335_IMG_9919.jpg
雪が止んだので前進。振り返ってみたら雪の上には自分の足跡しか付いていないのも気分がいい。気分がいいのですがこの鉛色の空は憂鬱な気になるのも確か。
1336_IMG_9923.jpg
河原の近くに休憩所か何か東屋がありましたが軒下までほぼ埋まっておりました。
1338_IMG_9925.jpg
しばらくするとまた降ってきてきやがりました。しかし吹雪くと前はおぼろげに見えますが、アザラシ捜索が出来るほどの視界はなくなってしまう・・・。
動画で見るとこんな感じ。

こんな中一人でいるとやる気が下がってきます。河口はまだ先ですが、日も暮れてきたし薄暗くなってきたし、さてさて、どうしたもんか。
アザラシは見つけていないけど、今日は単独ですし、無理はできないし、川面をアザラシ捜索しながらぼちぼち引き返すことにしました。

まだ見ぬアザラシを求めて~北海道石狩川河口へ・その2~

石狩川のアザラシ捜索の続きです。天気は相変わらず雪が降ったり止んだり。雪が降ってくると絶望的に見通しが利かなくなるのですがそれも長くは続かず、時折日が差したりします。まさに人生のようです。
アザラシは海から泳いでくるので水面が無いとまずいないだろうし、氷の上に上陸するには当然氷が無いといけない。氷と水面がせめぎあっている辺りにいるのではないかと思いましたが、石狩川は岸側が氷、中央付近が水面という環境が長かったので、くまなく探しますがなかなか難儀です。
何せ真冬の厳冬期で降雪がある日ですので、車が雪にはまってしまったら、冬は人も来ないような石狩川河口では助けを呼ぶにも超めんどくさいことになるのは目に見えていますので・・・。慎重にアクセルとハンドルを操作し、引き返せる見極めをつけながら車を進めます。
あ、これは遠いけど多分オジロワシの背中。
1135_IMG_2879.jpg
右岸をさかのぼり石狩川河口橋まで来てしまったので橋を渡り、左岸へ。この橋は石狩川最下流の橋。1972年完成でその前はなんと国が渡船してそれが国道だったそうな。
1135_IMG_2882.jpg
石狩川河口橋から下流方向。この辺まで来ると開放水面ははるか先。大河ですなぁ。。。空も青空と鉛色の冬空が混在しています。
1135_IMG_2883.jpg
対岸のはるか先にオジロワシ。
1148_IMG_2889.jpg
これは何かな。キンクロハジロといった潜水ガモの仲間だと思いますが。。。
1148_IMG_2891.jpg
この写真のような「何か頭??」というものがあると、わくわくします。どきどきしながら双眼鏡を覗く瞬間がこの手のフィールドでの行動で最も楽しい時かもしれません。
1149_IMG_2894.jpg
今度はオオワシ。このツートンカラーで目立つ日本の鳥の頂点のひとつ。かっこいいけど遠いなぁ。。。オオワシは対岸にいるのですが、石狩川はやっぱり大河ですから相当離れてしまう。
1149_IMG_2895.jpg
左岸を囲う方面へ下っているうちについに道の果て、、、というと大げさですが、除雪路の最後まで来てしまいました。確か学生時代に石狩川河口の石狩浜に来た記憶ではこの先まで舗装路が続いていたはずですが、この先に人家はないのでここまでしか除雪はしないのでしょう。
1204_IMG_2896.jpg
ここからが、楽しい?時間。防寒装備で身を包み、ザックにカメラと三脚とカンジキを突っ込み、長靴に履き換え徒歩で石狩川河口方面を目指します。
1205_IMG_2897.jpg
天気も猫の目のように変わるのであまり無理をしないつもりですが、石狩川河口や海岸へ向かって出発です! 石狩川河口のアザラシが知られていないのはこのアクセス難のせいで、行ってみたら群れになってたむろしていると信じつつ。

まだ見ぬアザラシを求めて~北海道石狩川河口へ・その1~

2月11日の建国記念日、所用で札幌に行く用事があり、半日時間が取れました。この季節の北海道で半日時間が取れたらアザラシを探しに行くしか無いでしょう!
ただ”北海道のアザラシ”といってもいささか対象が広い。この季節は野生アザラシも道内至る所に出没しているでしょうし、飼育アザラシではおたる水族館が冬季イベントをやっていてなかなか面白そうです。しかし多分おたる水族館のイベントは人が殺到しているはずで、私が行くことによって参加者枠が埋まるし、きっと行った方やおたる水族館のブログやサイトなどで紹介されるでしょう、ということで私しか行かないような場所で気になるところに行くことにしました。
先日ぱらぱらとfauraを見返していて気になったのがアザラシ生息地の地図で、その中に札幌近郊の「石狩川河口」の文字が。ただ、ネットで情報をさらっても石狩川河口とアザラシについてはあまり情報が出てこないです。札幌近郊にもかかわらず情報が出てこないということは、よほど行きにくいところか、遭遇確率が低いか、、、ですが、とりあえず行ってみることにしましょう!
まずは自宅最寄り駅のJR横須賀線で羽田空港を目指します。北海道でのアザラシ捜索時間を最大にするため、始発です。まだ5時台で真っ暗です。一人で札幌に行く酔狂な夫を休日の早朝から駅まで送ってくれた妻には感謝します。。。六花亭のお菓子を買ってくることにします。
0528_IMG_9877.jpg
羽田空港にて。徐々に夜が明けてきました。遠くにはスカイツリーが。
0627_IMG_2870.jpg
本日乗るマシン。ANA 4711便ですが機材は道民の翼、AIR DOの運航にANAが乗っかっています。ANA直轄のほうが個人的には好きなのですが、アザラシ捜索にかける時間を最大限に採るためには仕方ない。ANA直轄に乗りたいのは全日空寄席を聞きたいという理由だけなのですが。私の中では全日空寄席>>>JAL名人会です。神田紅さんとさんと内海栄華さんのお年を最近知って衝撃を受けました。声から30代くらいかと思ってました。。。
0700_IMG_9878.jpg
二時間後、無事新千歳に着陸。横浜で寝起きしたのに8時半くらいに新千歳をうろうろしているというのもすごい時代です。
0843_IMG_9882.jpg
空港からJRに乗って札幌へ。樽前山と風不死岳が懐かしいです。天気がよくて嬉しいのですが、ここで油断してはいけません。
0909_IMG_9885.jpg
札幌駅に到着。雪です。さっき油断してはいけないといったのは、新千歳空港は太平洋側、札幌は日本海側。冬の天気は太平洋側は晴れの場合でも日本海側は雪の日があります。まさに本日がそんな感じ。札幌駅は雪の中でした。
0947_IMG_9890.jpg
レンタカーを借りて、久しぶりの凍結路でABSのガリガリ具合を試しつつ、石狩街道を北上。札幌市から石狩市を抜け、石狩川河口を目指します。
1044_IMG_9894.jpg
赤と白の灯台が対岸に見える特徴的な石狩川河口の右岸に到着。
1121_IMG_2874.jpg
いやー、北海道一の大河の河口。なかなか河口も幅が広く、漠と感覚を掴みにくい。まずは右岸側からアザラシの捜索を開始することにします。雪がちらちらしていて止んだり降ったりを繰り返していました。

新屋島水族館のコツメカワウソ

先回から引き続き新屋島水族館。アザラシに続いては2匹のコツメカワウソを紹介します。
メスのメイとオスのトロの2匹。
メスのメイはピーピー泣きながら走り回ったり無駄に泳いだり活発に動きますが、トロはもともとおっとりとした性格だった事に加え、最近は年もとっており、動作も緩慢な落ち着いていて静かなカワウソです。見ていると全く対照的な2頭。
ハンモックの上でちょこまかせわしなく動き回るメスのメイ。とはいえ彼女も15歳くらいで人間で言ったら初老くらいの年齢なのだそうな。。。こんな落ち着きの無い初老はやだなぁ。

メイは走り回っているせいかよく食べる食いしん坊。餌がどこかに落ちていないか探して走り回っています。イベントではお客さんがひしゃくで彼女に餌をあげる事もできます。
IMG_9752.jpg
ハンモックの上からトロ(手前)が水を飲もうとボウルに体を乗り出すと隣にメイ(奥)がやってきて、ちょっかいを出し始めます。
IMG_9767_20140131014839a19.jpg
水を飲もうとするトロの顎の下にもぐりこんで「構って構って構って構って構って!!!」とトロが水を飲むのを邪魔したり噛み付いたりして、うざいことこの上ない・・・。
IMG_9768.jpg
やがてメイも疲れたのか、並んで水を飲む二人。
IMG_9769_20140131014842733.jpg
ハンモックの上で休もうとするトロ。メイはハンモックのズタ袋?の下にもぐりこんで何やらごそごそしています。何がやりたいんでしょうね、この子は。トロ君は安眠も出来な様子。トロ君の迷惑そうなやる気の無い態度(^^;

ハンモックの上に出てきたと思ったら、あっという間に昼寝の世界に入っていったメイ(左)。気持ち良さそうな顔で寝ています。トロ君は健気にもメイを暖めているのか覆いかぶさっていました。寒い冬の日の一コマ。
IMG_9777.jpg
トロ君(左)もメイの腹を枕に昼寝の世界へ旅立っていきました。
IMG_9783.jpg
2頭が静かに昼寝の世界に旅立っていったので、私も退館。冬の日の小さな心温まる水族館でした。