早春の鳥取砂丘と日本のハワイ~鳥取・島根旅行③~

未踏の山陰旅行の2日目。一人酒盛りをした鳥取温泉をチェックアウトし、朝の鳥取砂丘へ。

昨夜の訪問とは違う、観光シーズンには早すぎて観光客もいない寂しい雰囲気の砂丘西側(子供の国側)の無料駐車場に車を止め、海まで歩くことに。
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足元の砂の上にはちょろちょろと草の新芽が出ております。春です。鳥取砂丘は砂丘の維持のため植物を抜いている作業を行っています。世界的には砂漠化や土地劣化で植生の衰退に喘いでいる中、豊葦原の国は恐ろしいものです。

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あまりにも漠として広い風景。現在地がよく分からなくなるのか、たまに地面から生えている道標が頼りです。

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歩いてきた道を振り返ると、足跡がずーーーっと残ります。歩いてきた跡がわかる道。

やがて日本海へ。
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春浅く、曇天で鉛色の空が広がる日本海。気がめいりそうな空模様ですが、日本海側育ちの身には少し懐かしい気もします。

寂寥とした海と砂の風景を見て満足します。あまり時間もないので車に戻ります。今日は鳥取県をさらに西進し、島根県を経由してさらに山口県までいかねばならないのです。

鳥取市街に戻り、国道9号を西に向かって島根県へ。県境付近にあった道の駅”はわい”

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日本のハワイ。漢字では羽合と書くようですが、こういうのは嫌いじゃないです。むしろ好き。春というよりむしろ冬の寒々とした空の下というギャップも、鼻の下がツンと痛くなるようなやるせなさが好き。

道の駅”はわい”を越えて、到達45県目になる島根県を目指してさらに西へ!

2016年の旅なので2016年中にアップを終えたかったのですが、時間切れです。あと一回新年明けにでも。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

夜の鳥取市街~鳥取・島根旅行②~

未踏だった山陰をめぐる今回の旅行。兵庫県から西進して、鳥取砂丘で日暮れを迎えたので、今夜は鳥取市内で宿泊です。

鳥取といえば砂丘(とそこで栽培されるらっきょうや梨)のイメージが強いですが、鳥取は泊まるにはいい街なのです。なぜなら県庁所在地にもかかわらず駅前に温泉が湧いているから。この温泉は、最近の掘削技術の進歩によって深々と井戸を掘って温泉というか地下水を無理くり出す温泉ではありません。100年以上の歴史があるらしい由緒正しい温泉です(詳しくは鳥取市のサイトを)。紀行作家の宮脇俊三先生も”鳥取駅で長時間停車をする各駅停車列車に乗ったなら駅前で一浴することも可能”といった趣旨を書かれていたような・・・。

私もこの日は鳥取駅が徒歩圏内の温泉旅館に泊まることにしました。夕飯もまだなのでチェックインしてから夕食を求めつつ街をうろうろしてみることに。

何かあるかなー、と思ってまずは鳥取駅に。なんとなく駅に行けば何かあるだろう、、、という思いがあります。駅は街の顔ですし。
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なかなか立派な鳥取駅。高架の駅です。非電化の在来線のみの線路ですが、最近出来た田舎の新幹線の駅より風格がある。さすが県庁所在地。

構内には砂のコナン像。
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鳥取といえば砂!で、これに鳥取県出身の青山先生のコナン。鳥取らしいのかな。

駅を出て、駅前のアーケード街のほうへ行ってみます。
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、、、人がいないぞ。店も開いていないぞ。19:40くらいなのでそんなに遅い時間でもないのですが、日曜の夜だからか。。。夕ご飯に一人で居酒屋に入る気分でもないなぁ、、、と思って写真右の店には入らず。

鳥取県自体の人口が50万人台で、その県庁所在地の鳥取市の人口も20万人を切っている市という認識はありました。が、やっぱり寂しい。

アーケードを抜け、歩いていると”大物な雰囲気のある交差点”に出ました。
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↑これ面白くて、思わず写真に。左の高いビルは映画館”鳥取シネマ”。シネコンじゃない映画館が生きているんですね、鳥取では。20万人クラスの都市でシネコン以外の映画館が街の一等地に生き残っている街がどれほどあるでしょうか。

そしてその隣にある店が不思議な名前のお店。”万年筆博士”さん。既に閉っていますが、ただならぬ匂いを周りに振りましているので↑写真を撮った後、交差点を横断して店の前に。
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いや、”万年筆博士”という名前の”万年筆”はモチーフか何か(南仏の保養地名の「コート・ダジュール」がカラオケ屋さんの名前になっているように)で、オサレカフェ的なものかと思って近寄ったのですが、ガチな万年筆屋さんでした。しかも職人さんがしっかりと作りこんでいる万年筆。改めて万年筆博士さんのサイトを見ると買いたくなります。
このようなお店が街の一等地に成立しているということ、映画館の存在からも鳥取の文化程度は高そうです。駅前が猥雑で賑やかな街は関東にごろごろしていますが、このような街がどれだけあるのか。

文化には敬意は払いますが、夕飯のため一人で入ろうかな、、、という店はみつからず。。。です。

このパターンのときは幹線国道沿いにあるスーパーに行くのです。22時くらいまで開いているし、地元っぽい食材や酒も買えるのです。

再び車のエンジンを廻して買ってきたのがこちら。
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鳥取県智頭町の諏訪娘と鳥取県岩美町の瑞泉(同じ銘柄の大泡盛メーカーがありますが、私は白百合のほうが好きです)。酒の相手は山陰名産とある「するめ糀漬」に、お店にあったとうふ竹輪二種。そして一個前の記事ででてきた浜坂駅のある浜坂直行便のホタルイカ!

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なかでもこのホタルイカ。良いです。酒にあう。いくらでも酒が飲めそうな。部屋に戻って事実あっという間に2合の日本酒が空きます。追加で酒を求めて外へ。、、、ま、客観的に見るとおっさんが一人で温泉旅館で酒盛りをしているだけなので、侘しいことこの上ないのですが(^^;

しかし見知らぬ街のホテルで行う一人酒盛りがこんなに楽しいのはなぜなのか。酒は上等じゃなくて良い(この日は上等だけど)。つまみも上等ではなくて良い(この日は上等だけど)。コンビニで買う酒とつまみでいい。ただしホテル一人宴会の時の酒はアルコール度数は15度以上のやつに限ります!。

この宴会のためにビジネスホテルに泊まっても良いくらい好きです。