おたる水族館、、、外の海岸で転がる野生アザラシ=北海道積丹旅行8=

積丹半島を後にしてやってきたのは小樽市。この街には海獣飼育では国内有数の規模を誇るおたる水族館があります。今日は小樽に戻ってきたのが16時くらいなので残念ながらおたる水族館には入館しませんが、この水族館の恐ろしいところは館内で飼育している海獣のほかにも野生の海獣がうっかり水族館外の海にいたりするところです。10年前(もう10年も経つのか!)の訪問時もゴマフアザラシが水族館裏で転がっていました。
おたる水族館裏はちょっとした高台になっており灯台が立っております。その小高いと岩に登ると水族館や外の海の様子が一望できます。今回はここに上って海の様子を見てみます。
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このポイントから水族館の海獣公園を”タダ見”が出来てしまいますが、水族館まではちょっと距離があるので、おたる水族館の面白さの1/100も分からない場所ではあります。トドプールでは相変わらず餌の争奪戦を繰り広げているようです。
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さて、水族館外の海岸を双眼鏡でリサーチすると、だいぶ遠くに、何やら怪しい影が岩場の上に転がっている。。。多分アザラシですね。
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怪しい影は水族館をはさんで反対側の祝津パノラマ展望台側から確認した方が良さそう。(3枚上の写真ですとちょうど太陽光で白っぽくなっているあたりが祝津パノラマ展望台になる)
早速移動します。
祝津パノラマ展望台からの光景。写真右上の灯台が写っているあたりが先ほどまで写真を撮っていた辺り。そして眼下の海岸にアザラシが転がっているはずですが、なかなかの高度感・距離があります。
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いた!!!
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ゴマフアザラシですね。先ほど積丹で見たアザラシよりもだいぶ小さい。まだ子どもかな?
しかしあまりにも爆睡しているのか、全く動くそぶりが無い。死んでないよね、、、とか思い始めた頃、
寝たまま前足同士、後足同士を擦り合わせていました。生きていてちょっと一安心。
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あ、起きた!
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と思ったらまた寝た、、、。
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結局、こいつは日が暮れて暗くなるまで、ここで寝続けて、夜の帳の中に消えていきました。
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日が暮れたので私のほうも時間切れ。今日は早朝から活動し、神威岬・積丹岬・おたる水族館の裏で野生のゴマフアザラシを見て、トドの死体も見たしなかなか盛りだくさんな一日でした。
この日の夕飯は昨日に引き続き再度、山岡家。小樽にも山岡家が出来たんですね。街中ではなく5号線の朝里のほうに。ちょっと時の流れを実感。今日はしょうゆ味ですが、やはり昨日食べた塩味よりこちらの方が旨い。
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わざわざ北海道まで来て食べるのを他人に勧める味ではないですが、私にとっては学生時代を思い出させる懐かしい味。なんでもバクバク大量に飲み食いしていた時代です。
さて、今日も泊地は小樽です。が、さすがに疲れたので昨夜の健康ランドではなく、普通の安いビジネスホテルに泊まります。早朝から動いていたせいか、部屋で缶ビールを飲んでベッドにひっくり返ったら、着替えもせず朝まで寝てしまいました。

入り江でくつろぐゴマフアザラシたち=北海道積丹旅行7=

引き続き積丹岬の岩場に転がるゴマフアザラシの様子です。
見つからないように岩の隙間からアザラシを眺めていると、ずいぶんくつろいでいる様子。転がったまま前足を伸ばしたり。伸びをしているのかな。
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短い前肢で顔を掻いて、
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大あくび。
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あ、こっち見た。見つかったかな?と思いましたが特に気にする様子もない。
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こっちは海を泳ぐアザラシ。顔をひょこひょこ出して楽しそう。
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泳ぎながらこちらを伺ってくるアザラシもいました。逃げたり避けたりする感じではないですが、見慣れない闖入者が気になったのかな。
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こいつは半分水没しながらも岩の上で昼寝していました。短い尻尾が可愛いです。
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くつろいだり遊んだりしているアザラシはいつまでも見ていても飽きない。のんびりアザラシと過ごす午後です。一通り撮影したら私もちょっと失礼して、ザックを枕代わりに岩場に寝転びアザラシの気持ちになって、アザラシを眺めてのんびりすることにします。こんな穏やかな時間を味わうために日々暮らして旅に出るのかもしれません。旅先ということもありいろいろな想いが頭に浮かんでは消えます。
しかし、ここで野営するわけにはいかないのが人間の辛いところ。それにもう一箇所気になっていて本日寄りたいところもありますので、陽が傾き出した頃に岩場を後にします。
車に戻って駐車した付近のアスファルトを見ると、ど根性ツクシがワラワラと生えておりました。見習いたい。
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車に戻って、積丹を後にして小樽・札幌方面に向かいます。

積丹岬の岩場に転がるゴマフアザラシたち=北海道積丹旅行6=

南米から戻ってきました。なかなか興味深い生き物たちがいたのでそれは別に書くとして、中途半端になっていた北海道積丹旅行の続きを再開します。
何回も来ているにもかかわらずアザラシを未確認だった神威岬で念願のアザラシと対面した後は、再び積丹岬方面に戻ります。積丹岬は先ほど遊歩道を歩きましたが、ちょいと他にも気になるポイントがありまして。
海岸に沿って歩いては双眼鏡を覗きます。
お、波の穏やかな岩場に数頭のアザラシが泳いだり転がったりしているのを発見しました。
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気付かれないように岩の陰に隠れながら接近します。
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あ、右の個体に気付かれた?、、、といってアザラシは警戒するでもなく「何か変なのが来たなー」というくらいの顔をして、また昼寝に戻っていきました。
人を警戒していないアザラシの表情を眺めるにはこのくらいが限界かな。手ごろな岩の上に望遠レンズを置いて、頭だけ出して双眼鏡でアザラシたちを眺めます。
首を曲げて、短い後ろ足を目一杯広げてストレッチ?
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上陸している方は長時間日の当たるところでごろごろしていたのか、毛が乾いてふかふかになっています。
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くつろいでいる顔をしているなぁ、、、と思います。見ているこちらも眠くなってきてしまう風景。
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周辺には2頭で泳ぐ別のアザラシも。全部ゴマフアザラシです。
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アザラシ数頭と私と海鳥の声と潮の香りとさざ波が岩場で砕ける音と春の太陽しかない贅沢な瞬間です。こんな時間を味わうために日々働いて日銭を稼ぎ、そして人もほぼ来ないような北海道の海岸に来たので、もうしばらくこの海岸でアザラシと穏やかな時間を過ごすことにします。

神威岬でアザラシ探し=北海道積丹旅行5=

さて、積丹岬を後にしてやって来たのは、神威岬。積丹半島から日本海に突きだした岬です。
多少のアップダウンはありますが突端の灯台まで崖の上の尾根に遊歩道が続きます。
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この写真では灯台が見えるところが岬の先端。途中崖の上に道を整備しているところが写っていますがなかなかスリルがある遊歩道です。道はよく整備されていてスニーカーで十分な道ですが、岬の地形という関係上風が強くなると遊歩道は封鎖されます。
岬周辺は岩礁が多くいかにもアザラシが上陸しそうな地形が多く広がり、実際目撃情報が多いのですが、どういうわけか私とは相性が悪く、これまで3~4回は訪れているはずですが、アザラシは空振り続き。未遭遇です。
今日は風も少なく波も穏やかなので最低でも泳いでいる海坊主を一頭くらいは見つけられるでしょう。
さっそくカメラと双眼鏡を担いで、門を潜って海上に気を配りつつ岬の先端を目指します。
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門。風が強い日はこの門より先は封鎖されてしまいます。あと日没後も封鎖されるので注意。
海は穏やか。崖の下には積丹ブルーの海が広がります。
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天気は穏やかなのですがさすがに岬は風が強く、風の当たる場所で双眼鏡を覗いていると酔いそう。岩の影になっているところで双眼鏡を駆使して周辺の海上で気配を探りましたら、早速海坊主を発見しました。
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3頭くらいで戯れるように泳いでいます。
さらに丹念に探したら3頭が岩場に転がっているのも見えました。
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岬への遊歩道のうち門を潜ってすぐのところで姿を見えましたが、かなり遠い。これは駐車場から岬に向かう遊歩道とは違う方向の遊歩道からの方が近そう。あとでそっちのほうに行ってみることにして、ひとまず岬の先端を目指すことにしました。
ちなみにアザラシがいたのは神威岬遊歩道から見える水無の立岩付近で下の写真の左側の岩場。今日はやや西の風なのでちょうど神威岬が風を遮ってアザラシがいる辺りは穏やかな波です。
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岬の先端にいくほど風は強まり、岬に当たる波も激しくなるようです。
岬の先端に到着です。
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岬の先端にはアザラシやトドが上がることがあると聞きました。なるほど。
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確かにこれは海獣が上がりそうな地形。ただ本日は時間帯も悪かったかもしれませんが、岬の先端は風が強く波も多少ありアザラシが上がるには厳しい感じです。私がアザラシならさっきの波も穏やかな岩場でごろごろしていたい。
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それでも双眼鏡を使って丹念に岩場を探しますが、岩場はカモメとウミウの楽園になっていました。しかし風が強く遮るものが無い岬の突端で双眼鏡を振るのも一苦労。視界は狭く見難く倍率も低いですがカメラのファインダーで探すことにしました。カメラのレンズは手振れ補正機能が付いているので、風でぶれてもいくらか揺れが少ない視界で、こういうシチュエーションになるとありがたいです。
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さて、岬の先端から引き返します。今日は詰め込みなので行くところがたくさんあります。遊歩道を振り返ったら神威岬灯台と積丹岳が綺麗に見えます。
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まずはさきほど見たアザラシに近づくべく、遊歩道の入り口付近まで戻ってきます。
岩場のどこにあいつらが寝ているのかわかっているので肉眼でも相変わらず転がっているのが識別できました。遊歩道脇ででかい男がでかいレンズを構えて何やら撮っているので目立つのですが、私も邪魔しにくいオーラを放っているので話しかけられることもなく一通り観察します。
あ、寝ているうちの一頭が起き上がってこっち見ていやがる。
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ふと見ると20代後半~30代前半の夫婦?カップル?が隣にきて、私が何を見ているのか気にしている様子。明らかに堅気の人です。
こういう場合、私は見て見ぬ不利をすることが多いのです。決して意地悪をしているわけではなく、堅気の方の肉眼では見えない距離ですから。識別できないものを教えてもそれは野暮ってもんでしょうし。
でもこのカップル、男性の方がなかなか立派な双眼鏡を持っていらっしゃいます。双眼鏡を使う気配は無さそうですが、それを使えば十分アザラシを見ることができそうです。私と同世代ぽいこともあり、せっかくなので野生のアザラシが転がっていること、どの辺の岩場にいるかということ、双眼鏡を使えばアザラシが見えるだろうことを簡単に教えました。二人は変わりばんこに双眼鏡を覗いていましたが、野生のアザラシを見られて、思いのほか喜んでくれて、私も久しぶりにいいことした気分。
一頭泳ぎ出しました。
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しかしアザラシまでやっぱり遠いです、神威岬周辺は。。。神威岬周辺は海から断崖になっているので、どうしても海面まで距離がありますし、上から俯瞰するような形の眺めになってしまいます。ちなみに普通のコンデジのズームではこのくらいの写り具合。上の写真を撮った位置と同じくらいの場所です。(上の写真はトリミングしているけど)
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この日はまだまだアザラシを求めてうろつきたいところがあり神威岬はこのくらいにします。次は積丹岬方面で気になる場所がもう一箇所あるので道は積丹岬方面へ戻ります。
次は


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北海道旅行フィナーレ!釧路動物園→帰京~2014夏・北海道旅行その13~

2014年夏の北海道旅行最後のエントリーです。
羅臼沖でシャチを追いかけた我々は北海道旅行最後の泊地、釧路へ向かいます。
ホエールウォッチング中は夢中で気づかなかったのか、クジラ船から下船後、私も妻も疲労困憊に加え全身が極度の筋肉痛に襲われるようになって来ました。昨日の羅臼岳登山がメインの原因だと思いますが、諸々疲労がたまっていた感はあります。この午後から急に筋肉痛が出てきました。知床のアクティビティが終わって気が抜けたからでしょうか。
肉体的な筋肉痛もさることながら、精神的にも磨耗してしまい、好奇心の飽満感はマーライオン並みに戻しそうなくらいぱんぱかりんで、どこに寄る気もせず本日の泊地の釧路に直行。
釧路市は言わずもがなの道東第一の都市。そして学生時代に何度も来た街で、平野の河口に開ける街の感じが新潟に似ています。それと食い物は道東の旨い魚や肉や野菜が集まる場所、また孤独なフィールド調査から生還して久しぶりに文明に抱かれるのが心地よかった覚えがある、なんとも懐かしい街でなんとなく無意味にうろうろしたくなるのですが、今回は疲れすぎてうろつく気にならないぞ・・・。
釧路到着後、美味しい寿司屋に入ったのですが、疲れすぎたせいか寿司もよく食べられず、なんと二人で25貫で店を出てきてしまうありさま(我々夫婦二人は通常でも40貫は食べるし、空腹で手加減しなくて良いなら70貫はいきます)。疲れでご飯が喉を通らないというのは初めての体験でした。そしてこのとき思うように寿司を食えなかったというのは今でも後悔の種の一つになっています。
今夜は釧路駅前の釧路ロイヤルイン泊。スーツケースを車から下ろしそれを引きずってホテルの中に入るのすら辛い筋肉痛。夫婦揃って変な体付きで苦痛に顔を歪めながらチェックインしていたので不審がられなかったかな。
部屋に入って明日の帰京・帰宅のために荷物を整理して、妻はあっという間に20時半に就寝。
私は一杯飲みたかったものの、筋肉痛のためホテルの外、セイコーマートにすら行く気にならず、ホテルの自販機でビールを買ってきて一人寂しく乾杯、北海道旅行最後の夜を過ごします。
街の灯を眺めながら、今現在の夜の羅臼岳の登山道や羅臼沖のクモヒトデやシャチに想いを馳せる、、、というような感慨に浸る間もなく、ビール一缶であっという間に就寝(多分21時半頃)。翌朝、布団も被らず右手に空のビールの缶を握ったまま死んでいる自分を発見することになるのです。
さて北海道最終日。今日は午後の釧路空港発の便で帰京です。帰りたくないけど、人が全く亡くならず、物も壊れない大災害でも起きて3年くらい帰ることができなくなることを期待しますが、そんなことが起こるわけもなく。
まずは朝食。今日は釧路ロイヤルインの売りは朝食バイキング。私なんぞは北海道内ではセイコマ至上主義なので、朝飯はセイコマ(ホットシェフがあればなお良し。さらに朝からホットシェフでカツ丼(無ければ親子丼でも可)が並んでいればさらに良し)で満足なのですが、妻はやたらホテルの朝食バイキングが好きなのです。客室のアメニティや立地やなんやらよりとにかく朝食バイキング、特にパンが旨いか、これが重要。
この日の宿泊は北海道の最終日、私の我がまま満載のハードスケジュール知床旅行に付き合ってくれた妻への感謝の念も込め、朝食バイキングの評価が高い釧路ロイヤルインを用意しました。
とにかく朝になって妻を起こして朝食会場に。さすがに二人とも疲れきっていて起きたのは8時くらい。私も釧路の街中の宿泊なので、戦闘モードを解除してこの日は早朝の出歩きはしません。
朝食は道東産の魚・肉・野菜・乳製品にあふれていて美味しい。今回の旅行で初めて物質的な贅沢を味わっているかも・・・(^^;
焼き魚が釧路から根室沿岸で採れた魚たちを使ってあるのが良いです。朝からザンギとか阿寒ポークのカツといったガッツリメニューがあるのも素敵。小技ですが地元産野菜を使ったメニューもちらほらあり嬉しいです。
普通の白米飯も北海道米で美味しかったですし、ヤッコとか大根おろしとか地味だけど胃袋にはやさしいメニューもあります。私は米好きなので、このバイキングの売りであるパンはあまり食べなかったけど、某サイトの口コミでも高評価なのできっとパンも美味しいのでしょう。
朝食と同じメニュー+刺身・炉端(道東産のホッケ・牡蠣・ホタテ・サケ・サンマ・カレイ・ツブ・ホッキくらいの種類数は増やさなくて良いけど道東産には絶対こだわる)を出して、一人3000円(アルコール別会計)くらいで、夜もバイキングをやればいいのに、とか思ってしまいました。このメニューならその辺の居酒屋に行くより絶対こっちにきます。3000円じゃ安すぎるかな。。。ワンドリンク付きで4000円でもいい。それでも安すぎるか、と言うくらいの充実振りです。
優雅な朝食を終え、北海道滞在最終日の行動を開始いたします。この日の行動は13時発の東京行きの飛行機で帰京、その前に9年ぶりの訪問となる釧路動物園も訪問しようと思っております。
ホテルを名残惜しくチェックアウトして、釧路動物園へ。
、、、しかし、相変わらずひどい筋肉痛で思うよう動けない。走れないしよく歩けない。少しの荷物が重いのも難儀なので、広角レンズをつけたカメラだけを持って車から降ります。
駐車場近くの西門から、釧路動物園に入場です。
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入場したのは、10時。帰りの飛行機やレンタカーを返す時間から逆算して動物園は11時半くらいには出ないとまずい。ですので1時間ちょっとの滞在時間です。一方、釧路動物園の面積は国内最大級で、とにかく広い。ひどい筋肉痛でうろつくにはちょっとには辛い。
よって短時間で見るポイントを絞ります。
せっかく北海道の動物園にいるので、北海道の動物を中心に見ていきたい。なかでも釧路動物園の目玉のひとつになっているのがシマフクロウの展示。一昨日昨日の夜とシマフクロウは見てきたけど、昼間のシマフクロウの様子も見たいところです。他のフクロウ類の展示も充実しているので、これは押さえておきたい。一方でとっかりブログの本来の趣旨であるアザラシの展示は9年前に来た頃と比べてもそれほど目新しい物はなさそうなので、優先順位は低くてもいいか。。。。
そこで動物園の最奥部にいるシマフクロウをめがけて一直線に進み、帰りがけにアザラシを見て出てくることにしました。その他、特に海外産の動物は基本的には無視します。
早速入場して歩いていきますが、釧路動物園は湿原の縁というか原野と山の境のような場所に位置し、文字通り土地には困らず造られているので、本当に広い。
足を上げるのも苦痛なくらいの筋肉痛なのでノロノロ進みますが、なかなかシマフクロウの展示にはたどり着かない。普段なら何てことの無い坂が太ももに牙を剥きます。
ようやくたどり着いたシマフクロウの住処。なかなか奥の方にあります。広めのゲージに緑が溢れた本来の生息地である森の環境に近い形で飼育されていました。とても静かな位置で、大事に扱われていることがとても良くわかります。さすがシマフクロウ。
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シマフクロウは止まり木の上でじっと寝ています。広角レンズしか持ってきていないので顔の表情までは写せなかったのが心残り。
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シマフクロウの餌。オスなんてそんなもんさ、、、(;ω;)
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シマフクロウを見たら、もう西口に引き返すような形で移動。
北海道にいる小型の肉食獣のエゾクロテン。これも一度野生のものを見てみたい。かわいい顔をしていますが牙は獰猛です。
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北海道を代表する大型肉食獣のヒグマ。ずいぶん近くに寄ってくるので迫力があります。飼育している動物園ならではの迫力。
ここまでガラスに近づいてくるのは訳があります。
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ヒグマの説明板の脇にはヒグマのおやつを投入できる口が。子供たちがおやつを投入するとひぐまがガラス越しの近くにやって来る仕組み。アクティブなヒグマを見るのは楽しいです。
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エゾフクロウ。止まり樹に仲良く並んでいました。シマフクロウより手頃なサイズでかわいい。目も昼間のせいかつぶらですし。
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シロフクロウ、地べたにすわる。こいつは北海道にとっては北極圏からの食客。日本のフクロウより精悍な顔つき。地べたに座っているけど。人間の近くにいるけど。
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思わず動物たちを見るのに時間がかかってしまったのと、筋肉痛で動くが鈍いのとで、なかなかアザラシプールにたどり着きません。
しかし体が思うように動かないので走るわけにもいかず、焦るけどあまり早くない早歩きの変な状態。
ようやくたどり着いたアザラシプール。2005年以来9年ぶりの訪問ですがこんな感じだったかな?
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メンバーはゼニガタアザラシのみのモノクラス編成。
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アザラシプールで暮らす面々。面々は9年前と比べれば大分入れ替わったか。ゼニガタアザラシの飼育下の寿命は25~30年と言われています。ですので超大雑把に言うとアザラシの年齢×3が人間の年齢くらい。人間界の9年はアザラシ界の27年~30年。そう考えると時間がたったな、と思います。
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、、、感慨に更ける間もなくアザラシプール滞在時間5分で出口へ。たぶんアザラシを水族館・動物園に見に行って最短の観察時間だったと思います。無念ながら飛行機の時間が迫ってきているのと自分が素早い動きができないためです。
レンタカーのガソリンを入れて返却し、釧路空港へ。釧路空港から羽田空港へ。
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夏の入り口らしい積乱雲を抜けて東京へ。世間は海の日の3連休。
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これから夏の大冒険に向かうと思われるおおはしゃぎの子供たちでごった返す羽田空港に到着です。
もっと北海道にいたかったなー、と思う一方で体も筋肉痛でズタボロ、心も好奇心が磨耗しつくすほどはしゃぎまくってきた5日間で、これ以上のアクティビティには耐えられなかったし心も追い付かなかった気もします。
一回で全部味わうにはもったいない。
振り返ってみると知床の世界遺産の心意気である、山から陸まで一体となった生態系を文字通り羅臼岳のお花畑から山から流れる川に生息するシマフクロウ、海岸の豊かな昆布の森から海底のウニやホタテやホテイウオ、沖合いのシャチのジャンプまで見て、実物に触ることができた旅でした。知床の山が霧に巻かれがちなこの季節にしては天気にも恵まれた旅でしたし、日頃の運の悪さを貯めて幸運を放出したような知床滞在にできました。
超ハードだったけど。富士山八ヶ岳ベルギーよりハードでした。。。
しかし帰って落ち着くと、困ったことに知床の秋の海、冬の海の様子も見てみたくなりました。。 
これはまた行かないといけません!その時はまたここで紹介したいと思います。

6年ぶりの能取岬、岬の遠くを泳ぐアザラシ 2014年3月8日

(薄曇-1.4℃ 風速5.6m/s:3月9日13時網走)

 網走湖でアザラシを空振りしたあとは能取岬へ。ここの野生アザラシはお手軽な網走湖ポイントとは違って、アザラシがいたとしても相当アザラシが遠いポイントです。一方でアザラシの気配は濃密な印象があるので丹念に探せばアザラシを見ることができるだろうな、、、と期待できるポイントでもあります。

 


能取岬の駐車場から。この灯台の先が崖になって海です。


能取岬のシンボルの灯台。
中国でヒットした映画のロケ地になったようで、中国からの観光客がたくさんいました。


駐車場から海側にすぐ行けるのですが経験上、アザラシが見られやすいのは灯台の先にある彫刻家・本郷新が作成した「オホーツクの塔」の裏の辺りかと思います。多分風や波が岬の陰になって穏やかなのでしょう。
駐車場からは歩いて数分の距離ですが、能取岬は風が強い場所ですので、冬の訪問は防寒設備は万全に。
写真は駐車場から彫刻方面に歩いていく道。写真右に「オホーツクの塔」が写っています。


これが「オホーツクの塔」本郷新は幣舞橋の彫刻や氷雪の門といった道内での著名彫刻を作った方でファンも多い。この彫刻の裏あたりから海面を探します。


能取岬付近には流氷はなく海水面が出ておりました。岬の下の海水面を双眼鏡で探すと
馴染みの海坊主頭が海から出たり引っ込んだりしているのが見えました。野生のアザラシです。
よく考えたら野生のアザラシを見るのは2008年3月以来で実に6年ぶり。そんなに時間が経ってしまったかという気になります。


泳いでいるアザラシは1頭だけ。模様から判断するとゴマフアザラシですね。


このしまりの無い口も久しぶり。


画像が粗いことからも分かるとおり、アザラシまでの距離は遠いです。
撮影には望遠レンズで臨んでいますがこんなものかと。。。肉眼での観察はまず不可だと思いますので双眼鏡は必須。
肉眼では双眼鏡で見つけた後に「あの辺にいる」といわれると芥子粒のような点が見えないこともないですが、見ても何かわからない位の小ささです。
今回の旅行はアザラシ的には”堅気”の知人が同行していましたが、風が強くて寒い場所ということもあり、
彼は「アザラシがいるのか、わからない」といって早々に車に引き上げてしまいました・・・。


アザラシは波間を漂って、水の中に入って泳ぎだしたりしますので時折双眼鏡やカメラの視野から外れてしまいます。
なかなか厳しい観察条件です。


波の高さが一番下になる瞬間にアザラシが顔や上半身を水面上に出す傾向があるので、
その瞬間にシャッターを押すと、↑のように表情もある写真が撮れます。


能取岬のがけ下の海には大量の水鳥(主にカモ類)が休んでいます。これがまたアザラシを紛らわしいのです。


アップで見るともちろんアザラシとカモは全然違うのですが、遠めに見ると紛らわしい。私が見つけたアザラシも一頭だけでしたが、探せばもっといたような気がします。いずれにせよ相当遠かったと思いますが。

? 今回はアザラシ的にはお手軽旅行で、先に車に持った知人を待たせるのも悪いので、15分くらいの滞在で車に戻ります。

2014年3月16日作成