ウルグアイの大西洋岸を北上し、Cabo Polonio国立公園へ~ウルグアイ旅行記5~

プンタ・デル・エステで野生のオタリア?(Sea Lion)を見て、さらなる海獣パラダイスを求めてウルグアイ東部の大西洋岸を北上します。 やってきたのはプンタ・デル・エステから東へ2時間ほど移動したCabo Polonio国立公園の入り口。といっても、そこはどこだよ、、という感じですが↓の写真のようなウルグアイの牧草地が広がる片田舎に国立公園の入り口があります。 IMG_4491

まっ平らな土地に幹線?日本でいう県道クラスの道が敷かれていますが、通る車もほとんど無いような牧草地の中にひょこっこり建っているのがCabo Polonio国立公園の入り口のビジターセンターです。地図では以下のところ。

このサイト掲載に当たり、改めて地図を見ていて気付いたのですが、ここまで来ると首都モンテビデオよりブラジル国境が近かったのか。よく行ってきたな、、、と思います。   プンタ・デル・エステで蒸し暑くなった海獣熱の勢いのまま、南半球の海獣の群れを見たくなり、そのためにこの国立公園までやってきました。ここのCabo Polonio国立公園の中は海獣のコロニーがあるらしいのです。 ビジターセンターの入り口に立っていた国立公園の看板にも海獣の写真が大きく載っています。

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これは期待大です!なお看板のParcueとNacionalは多分、ParkとNationalで国立公園という意味でしょう。Cabo Polonioはgoogle翻訳で訳してみるとCaboは”岬の”ということなので、多分英語のCapeですね。Polonioは”ポロニウム”と出ますが、元素番号84番のポロニウムと国立公園が関係するのかな、、、。ポロニウムでも産出するのだろうか、と思いますが、あまり深く考えないことにします。 本日はこのビジターセンターを基点とした半日ほどの国立公園ツアーに参加することにしてあります。 ビジターセンターでは、小さなコップでお酒をサービスされました。

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赤茶色に濁っている不思議な見た目の酒。臭いを嗅いでもなんのお酒かわからない。おばちゃんに勧められるままに飲んでみました。アルコール度数が25度とのことなので、焼酎並の強さなのですが、とろりと甘く不思議な味。私は結構好きな味で2杯ほど頂きました。現地では結局、何のお酒かさっぱりわからなかったのですが、今ラベルの単語を検索してみたらMIELは”蜂蜜”、BUTIAは南米に生えている椰子の一種のようです。察するに椰子の実と蜂蜜をアルコール度数の高い焼酎のようなものに漬け込んだ椰子の実酒のようなものじゃないかな、と思います。

ビジターセンターからはバス、、というよりオフロードトラックの荷台を改造して簡易的な座敷を取り付けただけのバス?トラック?に詰め込まれ出発です。
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乗ったのはこんなトラックです。当然二階席でもシートベルトは無く、過積載じゃないか、、、と思わないでもないですが、郷に入っては郷に従えで、気にしないことに。私もせっかくなので2階席に乗り込みました。このトラックが、まぁ揺れまくるのです。写真の通り、舗装路ではなく海岸砂丘のようなところを行くので。なかなかのスリルで同乗の方々と国籍を越えてキャーキャー騒ぎます。

トラックは海方面に向かうのですが、海に出る前に小停止。海岸林の中を散策するようです。
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止まったのは見た目は地味めな林と背丈の低い潅木が入り混じった空間。いかにも海の近くっぽい土地です。

松ぼっくりがでかい。
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虫はよく分からないですが、ハンミョウのような見た目の赤い縁取りを持った虫。きっとその筋の人が見たら面白いんだろうな、、と思います。
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林の散策は30分ほどで終わり再度、オフロードトラックに乗り込みます。懲りずに大揺れの二階席によじ登ります。

程なく水平線が見えてきました。大西洋です。
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オフロードトラックはそのまま海岸を目指し、やがて海に出ます。
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砂浜の上を進みます。後ろを見ると二号車?が付いてきました。

空が高くて気持ちいい。 砂は締まっていて、トラックは安定して走ります。 やがてトラックは集落の中に。
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この集落の中心にあるロータリーで自動車の旅は終わり。これからは歩いていきます。

場所はここら辺↓

ちなみにこのツアー経路上はgoogleがストリートビューを対応させていました。街並みなど興味のある方はぜひ。トラックの経路のほか徒歩でしか入れないようなところもストリートビューに対応しているのでgoogleのスタッフさんもツアーに参加したのでしょうか。

バス下車場の前にはアシカの顔ハメパネルが!この類のパネルを地球の裏で見るとは。。。万国共通なのでしょうか。

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集落からは歩いて”faro de cabo polonio(ポロニオ岬の灯台)”を目指します。といっても既に目に見えているのくらいの距離なので歩いて5~10分くらいでしょうか。

集落を抜け、海岸に出て波打ち際に沿って歩いていきます。漁船が浜に陸揚げされていました。季節は晩秋だったので、この季節は漁には出ていないのかもしれません。
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人工物が少なく、晩秋の砂浜は寂寥感が強い場所でした。異国からポツンとやって来ると、強く孤独感を感じます。集落内も小さな家がまばらに立っている程度ですし、完全に観光のオフシーズンなので、ひっそりしていました。

小石が敷き詰められていると一瞬思った海岸の一角。よく見たら石ではなく全部小さな貝の殻。人間社会は寂しいですが、海の中は豊穣なようです。

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海岸を歩いていると、数百m沖に島があるのが見えてきました。この島は礼文島焼尻島、この間の小樽のトド岩の経験から、アシカやアザラシの類が上陸している岩場なパターンの雰囲気をむんむん感じます。

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予想通り双眼鏡を覗くと島の上にうじゃうじゃ海獣が転がっています。これで南半球の海獣のコロニーを見たと言い張って帰れます。

ただこの海獣がアシカ科の海獣というのはわかるのですが、プンタ・デル・エステと同様、オタリアかミナミアメリカオットセイかわからないです。国立公園の案内でも私が見た限りではみんなsea lionとかいてありました。 下の写真では海獣の写っている辺りを等倍で切り抜いてみました。

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シルエットから海獣というのはなんとなく伝わるのではないでしょうか。双眼鏡ではアシカというのがよくわかるのですが、写真となると今回持ってきたカメラはコンパクトなG12。がんばってズームして撮ったのが上の写真なのですが、一眼を持ってきたかったなぁ。。。と思います。こればかりは仕方ない。(海獣好きな方は正直「ウルグアイまでいってこんなもんか」とがっかりさせていると思いますが、海獣はまだ先があります。) さて、ツアー参加者の大多数の人はオタリアやミナミアメリカオットセイよりポロニオ岬の灯台のほうが旅の目的のようで私も流されるままにひとまず灯台のほうへ。

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これがポロニオ岬灯台。レンガ造りの堅牢な印象の灯台と観光シーズンがオフでひっそりしていたことが岬の最果て感を盛り上げてくれて良いです。私は岬好き・端っこ好きでもありますが、この岬と灯台は実に良い雰囲気でした。 灯台の裏に岩場があり、歩道が続いているので登ってみます。先ほどの島に上陸していたアシカたちも高い位置から見たほうが多少は写真もまともに撮ることができるかもしれないですし。

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、、と、この灯台の岩場を登ってそこに拡がっていた光景が、思いがけないものでした。ここからは勢いをもって紹介したいのですが、このエントリーもずいぶん長くなったので、次回にします(^^)引っ張って申し訳ないです。

続きはこちらになります。