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日本最西端の駅へ~九州旅行①~

話は昨秋までさかのぼります。”子どもが出てきたら、一人でほっつき歩くような旅行をするのが出来なくなるかもしれないから、今のうちに行っとけ”と思って旅に出た九州島内旅行の話です。

東国に住むことが多く、これまで住んだことがない九州に来たのですが、横浜への帰省などで手一杯で案外九州島内を回れていない。生涯未踏の都道府県も残すは九州の2県(大分と鹿児島)のみ!さらに端っこ好きなので日本最西端の駅と最南端の駅(※いずれも沖縄県を除く)も見ておきたい。そんな思いから3日間の自由時間を作って、旅に出ることにしました。

 

旅の始まりは九州最大の旅客駅である博多駅。日が上る前の早朝にやってきました。旅の目的は端的に言って未踏の大分県と鹿児島県に行くこと+最南端と最西端の駅に行くことくらいしかない。

今回の旅行は”旅名人の九州満喫きっぷ”という普通電車は3日間乗り放題である切符を使うので、どこに向かってもいいのです。乗る電車も決まっていないのです。博多駅からはいろんな方面に電車が出ているのでこういった旅には好都合。博多駅で九州全体の地図を眺めているうちに、まずは南側に固まっている未踏県の大分や鹿児島、最南端駅は後にして最西端の駅に行ってみようかなと思います。

まずは西に向かうためホームに止まっていた大牟田行き普通電車に乗る。どこに泊まるどころかどの電車に乗るかも決まっていない3日間の始まりです。


早朝なのでガラ空き。しんと静まったガラ空きの電車に用事もなく乗っている感覚、時折モーターが変にうなるくらいの感覚の寂寥感がたまらない。

鳥栖駅で長崎本線に乗り越え、さらに西進します。やってきたのは佐賀駅。

早朝の佐賀駅にて。いわずもがなの佐賀県庁の所在地。佐賀県は私も長崎県に行くのに通過しただけだったので、ちゃんと地に足をつけて空気を吸ったのは人生発。何をしたわけでもないのですが。。。

佐賀からさらに西進。朝っぱらから河川敷で気球を上げているぞ!

早朝から気球のお祭りをやっています。朝のほうが風が安定しているからかな?佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場で、たまたまこの日がお祭りだったようです。この日、私が去った後、気球が電車の架線に引っかかる事故があったようですが・・・。

さらにさらに西進して佐賀県から長崎県入り。九州最西端の県です。長崎県第二の都市の佐世保を目指します。


佐世保駅にて。佐世保に運んでくれたのは古いディーゼルカー。エンジン音がタマらない。30年位前の国鉄っぽい色も好き。

 


佐世保駅構内にあった日本最西端の石。JRグループ最西端という意味では正しいけど、もっと西の駅があります。

佐世保から先はJRではない第三セクターの松浦鉄道という会社に乗り換えです。乗換えまでちょっと時間があったので佐世保駅前をぶらぶらと。

10月だけど日差しは強く南国のよう。再開発されたのかきれいな駅。人間臭さが漂う国鉄っぽい駅も好きだけども。

佐世保駅からは松浦鉄道という第三セクター線に乗り換え。旅名人の九州満喫切符は第三セクターなども乗り放題区間に含まれる素敵切符。松浦鉄道は旧国鉄線を引き継いでいる地方鉄道だけに国鉄臭さも残っていて何だか懐かしい雰囲気でもあります。

日本最西端(沖縄県は除く)の駅であるたびら平戸口駅。ひなびた雰囲気の駅。有人のオープンな改札がある駅自体少なくなっていますよね。同好の雰囲気の方々が何名か降りました。


たびら平口駅の駅者。途中下車をします。腹が減ったしなんかを買おう。

駅前からほっつき歩くことに。


ほっつき歩く途中で見たたびら平戸口駅の構内。日本最西端というからさびしい駅かと思ったら三番線まである大きな駅。何かの車庫もあるし。

北海道でも体験しましたが、基本的に駅があるということはどんなに利用客が少なくてもその地域では”都会”なんですよね。本当に”何もないところ”には鉄道の線路や駅すらない。

駅の近くに平戸瀬戸市場という施設があったので行ってみる。平戸島と九州本土を結ぶ平戸大橋。橋の架橋は離島を離島でなくしたわけで生活が激変したのだろうな、、、と思います。

平戸瀬戸市場で食糧を買い込み駅に戻る。駅の表側から駅舎内を見る。

オープンな感じが九州の温暖な気候を現しているような。明るい駅です。新潟や北海道だったら冬は寒くてしんどいから扉とかそんな物がついていますから。売店で野菜の種を売ったり線路を横断して対面のホームに向かうのもローカル線ぽくて素敵。

駅のホームで昼食。

平戸瀬戸市場で買った地元っぽい食べ物。鯨や魚のすり身やそれを挟んだバーガーなど!うまいです。ホームの木のベンチで食べるとうまさが増す気がする。

たびら平戸口からは東に向かい博多へ戻る。伊万里駅からJR唐津線に乗って博多に向かいます。ぼんやり寝ていたのであまり写真もないです。

博多には15時頃に戻ってきてしまいました。なんだかんだ始発近くからウロウロしていたので一日が長いです。九州は一日あれば普通電車で端から端までいけるくらいのスケールなんだな、ということも実感します。次は未踏県の大分方面に向かい、さらに南下して鹿児島に向かうことにしました。博多を夕方に出ても、普通列車だけで大分県くらいまでは行けそうです。

どこまでいけるかな?

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