ガリンコ号とオホーツクタワーの野生アザラシ 2006年2月19日

(*音のない動画は、風の音などが大きく入っていたため音声を消したものです。)

→1、流氷の無い早朝のオホーツク海を行く流氷砕氷船ガリンコ号

→2、オホーツクタワープロムナードに住むとっかりセンターからの出張アザラシ

→3、オホーツクタワーから見た野生のゴマフアザラシ・オジロワシなど


1、流氷の無い早朝のオホーツク海を行く流氷砕氷船ガリンコ号

 さて2月18日の午後に紋別入りをし、翌2月19日の早朝はガリンコ号に乗って流氷のオホーツク海へ航海です。ガリンコ号は一番早い朝5:45発の早朝便を予約してありました。ですので、朝4:30に起き、まだ日が昇らない真っ暗な 中、とっかりセンターの前にあるガリンコ号乗り場に向かいます。
 何でこんな時間の便にしたかというと、単純に他の便が満席で予約が取れなかったからというのが一番の大きな理由です(^^)その他にもせっかく見るなら流氷の海から上る朝日を見てみたかったこと、乗りやすい時 間にはお客さんが殺到しますから団体旅行に巻き込まれるのが嫌だったということなどもあり、他の便に空席があったとしてもこの便に乗ったと思います。
 ガリンコ号乗り場についてみると「本日は流氷が沿岸付近に無く青海航海のため運賃を割引をします」と案内されます。どういうことかというと、今年は流氷がほとんど接岸していな いそうで、この日も流氷は沿岸から30kmほど離れた位置にあり、流氷を見ることはできないので、通常運賃3000円を2100円にすると のことです。私はオホーツクタワーの入場券とセットの乗船券を2700円(2800円だったかな?)で購入しました。

 乗船は客が先着順に並んで、その列順に行っておりました。ガリンコ号は二階建てで、一階は前方に向かってのイス席、二階は窓に向かって並んだ長いす席と屋上となっ ております。雰囲気としては一階のイス席から埋まっていったようです。が、アザラシ探索には左舷も右舷も見たい、ガラスもほのかに邪魔、というわけでアザラ シ探索をしやすいと思ったのは屋上なのですね。また出航後、かなりのお客さんが屋上デッキに出てきていたので、イス席にもかなり空席が出ていました。ですから乗船時に並ぶメリットはあまり無いかもしれません。
 また私が乗った便は早朝便だったため比較的空いており自由に左舷・右舷を行き来できました。しかし満席便では、その出航風景を見ると屋上の両舷に鈴なりに人間が連 なっていたのでなかなか自由が利かないかもしれません。

 私は乗船時は長いすに座っていたのですが、出航後、ほのかに周囲が明るくなってきた頃から港に戻るまで屋上デッキをうろうろしておりました。とっても寒かったです。


この写真はガリンコ号乗り場の向かいにあるとっかりセンター。5時20分頃の夜明け前に撮影した写真です。月が出ていました。アザラシたちはごそごそしているようで時折オスゴマフのぶーぶー鳴く声が聞こえてきました。


出航後、ほどなく夜が明けます。
この日は流氷が無い上に、天気のほうも雪がちらつく空模様できれいな日の出も見ることができませんでした。


動画(1.34MB)

流氷が無いので乗船時には「青海航海」と案内されていました。しかし、実際には海の表面にシャーベットのようなうすーい氷が漂っていました。もちろんこの程度ではガリンコ号がガリガリするほどのものではありません。


動画(956KB)

一時間ほど航海して港に戻ります。遠くに見えるのはオホーツクタワー。流氷ではないものの海に氷が漂っている風景自体なかなか見られないものですから、観光客の皆さんはそれなりに納得していたみたいです。


ガリンコ号乗り場には氷でできた
白鳥の彫刻が置かれてありました。


ちなみにこれが流氷に覆われた海。
ちょうど一年前の2005年2月19日に網走のオーロラ号に乗ったときに撮影した写真です。ガリンコ号でこんな海を航海してみたいものです。


センター・ガリンコ号乗り場周辺は前の週に
もんべつ流氷まつりの会場になってにぎわったようです。


これが流氷まつりメイン氷像の国会議事堂を模した氷の建造物。
祭りはすでに終わったものの、祭り会場は残してあり氷像・雪でできた巨大迷路・氷の滑り台などが残っていて自由に遊べます。
この日も家族連れが遊んでいました。

 


 食べかけの写真で申し訳ない。こちらはガリンコ号乗り場のラーメン屋・西やさんのラーメンの写真です。こういった場所の食堂は不味いか 可もなく不可もなくかという店が多いと思いますが、ここのお店は美味しいです。こういう場所にありがちなカニラーメンとか出してないし。
ラーメンは嗜好品なので好みはあるかと思いますが、札幌のラーメン横丁の店よりこちらのほうが数倍美味しいです。驚きました。
こちらのお店は最近ガリンコ号乗り場に引っ越してきたようで以前は市街で営業していたそうです。私は味噌が一番好きです。
ただ場所が場所だけに流氷シーズン以外はやっていけるほどお客さんが入るのか少し心配です。とっかりセンターに行ったら毎回寄りたい味なの でがんばって欲しいです。

 


→2、オホーツクタワープロムナードに住むとっかりセンターからの出張アザラシ

 さて、ガリンコ号を降り、一回ホテルに戻って仮眠をした後、次はオホーツクタワーを目指します。pramonさんのサイトに タワー周辺で野生のアザラシが目撃されているとの情報が掲載されていたので、私もぜひとも野生のアザラシを見つけてやろうと勇んでタワーに向かいます。タワーは 堤防状のプロムナードを500mほど歩いていきます。(注:ガリンコ号乗り場から電気自動車による無料送迎があります)タワーに向かう途中で前方からとっかりセン ターの職員さんが歩いてきました。これからプロムナードの途中にあるプールで飼育されているアザラシの給餌をするとのことです。コチラを拝見してからタワーに向かう ことにしました。アザラシプールに向かう途中、職員さんに野生アザラシについて聞いてみますが「ここ数日は見かけられていない」とのこと。うむむ…。そして 今年はほんとに流氷が少ないとのことです。


動画(1.62MB)

ハルとアグの給餌風景。
二人ともオスのゴマフアザラシです。


動画(2.32MB)

ハルが足に怪我をしているようなので、消毒薬をかけたり様子を見たりする職員さん。アザラシの健康管理も大事な仕事ですね。ハルは逃げようとしますが…(^^;


これも二人の給餌解説風景。
このプロムナードプールは無料で見ることができます。


プロムナード周辺の海の様子。
港内は結氷が進み、氷が厚く張っている場所もありました。


ガリンコ号の午後第一便が出航していきました。
この日は早朝便以外満席。
二階の屋上デッキに人があふれています。


プロムナード周辺の海を泳いでいた鳥。
多分ヒメウ。


→3、オホーツクタワーから見た野生のゴマフアザラシ・オジロワシなど

 さて、プロムナードアザラシの給餌も終わったので今度こそオホーツクタワーを目指します。オホーツクタワーはプロムナードの先っぽと橋状の廊下でつながっており、海から建っている施設です。
 タワーの最上階は喫茶施設を備える展望階で、ここからコーヒーでもすすりながら優雅に野生アザラシを探したい、と思っていました。しかし、先ほどとっかりセ ンターの職員さんに「ここ数日野生のアザラシは見かけられていない」という話を聞いていたので半分あきらめモードで入場します。入場したのちガラス張りの窓からなんとなく西側方 向を眺めると…、一枚大きな氷が海に浮いていて何か黒っぽいものが上に乗っかっているのが見えました。手持ちの双眼鏡で覗くとアザラシの背中っぽく見え ます。急いで最上階の屋外テラスに向かい双眼鏡を向けます。


いました!野生のアザラシです。大きな氷の上に転がっていました。距離は直線で150~200mといったところでしょうか。デジカメの光学ズームを目いっぱい使って(35mm換算で380mm)撮影しました。


動画(547KB)

野生アザラシの動画です。
遠いですし、転がっているだけなので、
動きは首を上げたり下げたりするのみです(^^;


この画像ではアザラシの目も確認できます。
ゴマフ模様は見えません。毛が乾いているのでしょうか。


これはオホーツクタワー備え付けの望遠鏡(展望台とかによく設置してある100円を入れると数分間見られる望遠鏡のようなもの)の接眼部にデジカメのレンズ部分を当てて撮影という裏技で撮影したもの。
思ったよりきれいに撮れてびっくりしました。
この写真ではゴマフ模様が確認できると思います。


同じように裏技で撮影したもの。
こちらの写真では目が確認できますね。
結構大きかったので大人のゴマフアザラシかな?


オホーツクタワー展望階はこのように海に向かってイスとテーブルが並べてあります。喫茶設備もあるのでケーキやコーヒーを飲みながら優雅にアザラシや流氷の見物ができます。
ちなみに野生のアザラシが乗っていた氷は中央やや右上の海上にある横に長い白い線状に写っているものです。

 

オジロワシ
動画(968KB)

アザラシを見て満足していたらタワーの職員さんが別の方角にオジロワシがいるのを教えてくれました。タワーから100mほどの離れ堤防の上にオジロワシが4~6羽群れていました。

 

 

 


動画(603KB)

オジロワシの飛行の様子。
画像の背景は上で紹介したもんべつ流氷まつりの会場です。

 

 

 


動画(702KB)

これもオジロワシの飛行シーン。やはり迫力があります。
ただオジロワシは流氷シーズンになるとオホーツク海側に大量にやってくるので、この季節の紋別近郊では珍しい鳥ではないです。

 


デジタルズームも繰り出してみました。
普通に堤防に止まっていますが、
オジロワシは天然記念物に指定されている貴重な鳥です。
個人的にはオオワシよりオジロワシのほうが好きです。

 


これがオホーツクタワーの外観。プロムナード側から見た写真です。
海の下にも展示施設があって海中の様子を観察する施設があり、
流氷の海に暮らす魚の飼育展示も行っております。

 


オホーツクタワー地階で飼育・展示されているオオカミウオ。
北日本に住む魚です。他にもクリオネなども展示されていました。
魚たちを眺めていると、先ほどプロムナードのアザラシに給餌をしていたとっかりセンターの職員さんがやってきました。
センターの職員さんはここの魚たちの面倒も見ているそうです。
 流氷は見られなかったものの、野生のアザラシを見ることができてなかなか良い訪問でした。次こそは一面にひろがる流氷を見たいもので す。タワーからの帰り道は送迎用の電気自動車にガリンコ号乗り場まで乗せていってもらいます。その電気自動車の運転手さんと話したのですが、今年はほとんど流氷が 来ておらず、20年、30年前より明らかに流氷の量が減っているとのこと。そしてこの調子だと50年後にはガリンコ号は廃業しているかもしれない、と冗談交じりでおっ しゃっていました。やはり温暖化の影響なのでしょうか。私も含め観光客はガソリンやらの化石燃料を消費し温暖化に寄与しながら紋別にやってきているわ けなので少々心が痛みます。二酸化炭素の排出を多少なりとも下げたいものです。

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