伊豆沼のマガンを見てきました。宮城の稲刈り風景も見てきました。

宮城県の県北には伊豆沼という浅い沼があります。この沼はガンカモ類を中心として渡りの中継地や越冬地として利用され日本で二番目にラムサール条約登録湿地となった場所です。マガン自体も国指定天然記念物ですし、伊豆沼もマガンの越冬地、渡来地として天然記念物に指定されてしております。
本日はこの沼に行ってマガンの様子を見てきました。マガンは大雑把に言うと朝に伊豆沼から飛び立ち、周辺の水田で餌を食い、(真冬になると顕著になりますが・・・今の季節は昼に一旦沼に戻るのもいます。)夕方にはみんな塒の伊豆沼に戻ってきます。私が見てきたのは塒に戻ってくる時です。
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周りの水田からマガンが伊豆沼を目指して飛んできます。
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マガンは父母と若い子供で小さな群れが構成されるそうな。子供はある程度大きくなると若い個体だけの群れを形成し、そこで夫なり妻なりを見つけ繁殖すると夫婦と子供だけの群れを作るそうな。家族の中はよさそうですね。
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空はマガンだらけです。がーがー鳴き声も聞こえます。希少種も結構ですが、圧倒的な生命の豊穣さも引き込まれます。スケールが大きいです。
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マガンは編隊を作って飛翔します。マガンでも一歩遅れて行動するのもいたりして人間と一緒ですね。性格がのんびりしているのかこの日は風邪を引いて調子が悪かったのか。
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数は多くなかったのですが伊豆沼にはハクチョウも来ておりました。伊豆沼は白鳥の越冬地でもあります。
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これは沼周辺(宮城県北部)での稲の刈り取り風景。田んぼの中に稲を積んで稲を乾かしています。私の産まれた新潟では稲架木(はさぎ)を使って稲を乾かすのが普通でしたので田んぼの中で稲を干すというのは初めて見ました。(もっとも現在では新潟でも機械乾燥が普通で天日干しをする農家は私の周りではありません。
私の祖父の家でも私が中高生の頃に稲架木がなくなってしまいました。(そのずいぶん前から機械乾燥になっていたのですが…)今思うともったいないものです。農協等小売に卸す分はともかく自家消費する分くらいは天日干しで乾燥させたコシヒカリを食ってみたかったものです。今、祖父母の家で、農業を行い半分遊んでいるような身分の我が父をそそのかして天日干しコシヒカリを復活してもらおうかしんらん。
さて宮城と新潟、米どころでも栽培や収穫方法の中身は結構違いそうですね。私が半年暮らしただけでも実感したのは、仙台と新潟は気候は全く違いますし。夏の仙台は新潟に比べ雨は降るし曇ってばかりで気温は上がりません。人間には凌ぎやすかったのですが、誤解を恐れずに言うと、仙台に夏はないです。やませの影響ですね。下手をすれば札幌より夏の寒暖の差がないかもしれません。
でも宮城では上記写真のような天日干しはかなりの面積の田んぼでやっており、天日干しシステムが新潟より遥かに多くの水田で生き残っているのは羨ましいです。新潟は99%くらいは機械干しになっているような気がしますから…。宮城県北の20~30%くらいは天日干しを採用しているのではないでしょうか…。