石垣島で食べるべきもの、行くべき食の名店

石垣島のダイビングが終わり、この旅記録は西表島へと移るのですが、その前に、石垣島の食べ物を少し紹介したいと思います。石垣島に来たらこれだけは食っておきたいものがあります。

①”さしみ屋”のてんぷら
沖縄では漁師さんの奥さん等が鮮魚店を直営していたりして、そのようなお店は”さしみ屋”と呼ばれております。名前のとおり魚の刺身も売ってい るのですが、魚の”てんぷら”を売っています。このてんぷらが石垣に行ったらぜひ食べるべきもののひとつ。てんぷらといっても内地の蕎麦屋さんやうどん屋さんで食べるようなてんぷらというより、むしろフリッターに近い。衣もかなり厚いですし、から揚げのように衣に味が付いています。漁業の盛んな街(宮古島や糸満)には多くあり、那覇にもあります。石垣でもたくさんのお店があります。そしててんぷらは店ごとに微妙に味が異なり特徴があります。

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石垣島の日常では地元の方がさしみ屋で美味しいてんぷらを買っているのですが、私が在住時に通っていた”さしみ屋”は午後になると島のおばちゃんやらねーねーやらが集まっててんぷらを買い、18時半頃には売り切れになってしまうような人気店でした。ここはイカと魚のミックスで300円か400円分をオーダーすれば大人2名が満足できるくらいの量のが出てきます(100円単位でオーダーすると料金分のてんぷらを売ってくれるシステムです。場所や地域によっては、一個数十円で売るシステムもあるようです。)

てんぷらは安くて絶品なので、私の父や義父母(当時まだ独身だったけど)が遊びに来たときに案内し、その地元密着型なシステムも含め、とても気に入ってくれました。今回の旅行でもダイビングが終わった後にわざわざ自転車を走らせて、かつて通っていたさしみ屋さんに買いに行きました。お店はますます繁盛しているようで、多くのお客さんで賑わっており、味も相変わらず、懐かしさもあり絶品でした。

②八重山そばと沖縄おでん
沖縄の独自の麺類である沖縄そばやそれに豚肉のあばら肉を載せたソーキそばはずいぶんメジャーになりましたが、八重山には八重山そばがあります。やっぱり本島の沖縄そばとは微妙に違う。八重山そばは本島のそばに比べ麺が細く、断面が丸く、黄色く、中華麺により近いイメージです。

この八重山そばを出す店は八重山諸島全域にたくさんありますが、中でも私の心に残っているお店は、市の中心部・美崎町界隈なら”メンガテー”、旧空港寄り(私が住んでいた辺り)なら”幸”の野菜そば、”パーラーあんぶれら”の牛そば、郊外なら米原の”知花食堂”です。あとちょっと変り種ですが、”キミ食堂”の味噌そばもよく食べました。石垣では八重山そばを出す店はたくさんあり、いろいろな店で食べましたが八重山そば目的で何回も行った店となるとこの4店くらいでした。

ガイドブックに載っているような八重山そばの店では市街地の”来夏世”ですが、ここのそばはあっさりして私には上品だったのと、混んでいるのと、なかなか家から遠かったので、お客さんを案内するときくらいしか行かなかったです。でも値段は良心的ですし、王道を行くなら素敵なお店だと思います。あと島北部の”明石食堂”も有名ですね。ここも行きましたが、最近は観光客の入りがすごいのと島北部の明石集落まで行く用事がほとんど無いので、2~3回くらいしか行かなかったです。個人的な好みとしても4店舗のほうが好みにあっていましたし・・・。”白保食堂”も行きましたが、ここはそばよりむしろ巨大なエビフライのほうが記憶に残っているぞ。。。

さて、今回の旅行では昼間はダイビングに出ており、車も無いのでそばで行ったのは市街地にあるメンガテーのみ。メンガテーというのは不思議な名前ですが、島の友人から、お店の方の屋号が店名の由来と聞きました。(由来はもっと詳しく聞いたのですが正しい情報か分からないので割愛します、、、)

この店はかなり分かりにくいところにあり、前情報が無ければ観光客は絶対入らないような店です。入り口は↓な感じで、表通りではなくこのブロック塀の手前の狭い路地を入っていくのです。

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私が住んでいたころはこの幟も無かったので、最初に島の人に連れて行かれたときはどこに行くのか不思議な感じでした。幟まで出来てだいぶメジャーになった感があります。観光客の姿も店内に見かけました。”ほんとにこの奥にお店があるの?”的な観光客の姿もちらほら。

相変わらずセクシーなマダムも健在。さっそく泡盛の水割りとそばを注文。八重山で単に”そば”といえば八重山そばが出てきます。内地で食べている蕎麦粉入りの蕎麦は、、、出す店が一件くらいあったかな?スーパーマーケットには内地の蕎麦の麺は売られていたけど。。。

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懐かしい味。そばの上に乗っているお肉がまた美味しい。私は沖縄そばのような平たい白い麺より八重山の黄色かかった丸麺の方がやっぱり好きです。

このお店で忘れてはならないのはおでん。おでんといっても内地のおでんとはずいぶん違う沖縄(八重山の?)のおでんです。テビチ(豚足)と空芯菜のような青菜が入っている豪快なものです。メンガテーに行くならこれも絶対に頼むべきもの。

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量が多めなので(↑写真は1人前)、2人組だったら、そばは2つ、おでんは1人前をシェアくらいが良いかもしれません。私はメンガテーの味が好きなので、一人でそばもおでんも1人前ずつ食べましたが、結構腹がはちきれそうな感じになります、、。

往時は泡盛水割りとそばとおでん○人前を適当に頼んでお会計すると、500円単位のざっくりとした会計でした。5人で7000円とか、6人で9000円とか・・・頭の悪い酔っ払いが勘定するにはずいぶん優しい店でした。今回の訪問でいくら払ったか覚えていませんが、多分そばは500円前後、水割りも500円くらい、おでんは1人前が1000円前後だったような??

③石垣牛
石垣島は石垣牛をブランド牛として確立しつつあります。島には人口規模の割りに肉屋さんの数も多いです。ただ牛肉は島の料理屋の中では高めの部類に入るので、在住時はほとんど行ったことは無かったような。今回は1回だけ行きました。やっぱり一食の価値はあります。

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④もっと地元っぽい八重山料理
これはガイドブックにたくさん料理店が載っていますし、価格帯も店によってだいぶ違うので、土地勘が無い場合はホテルの人にお勧め店を聞いていくのが確実です。私が在住していた頃に比べ店も変わっていましたし、そばに比べて自分の中で”絶対王者”といえる店が無かった。なので今回の旅行でもあの店に行きたい、、、というのは無く、適当に店に入っていました。ただどの店に入っても刺身が美味しかった。八重山ではやっぱり新鮮なお魚は食べたいです。あと扱っている店は少ないと思いますがシャコガイの刺身が私は大好きでした。貝好きの人は気に入るはず。あればぜひお試しください。

⑤その他お勧め店
中華料理の”大富”、みそラーメンの”でいご食堂”、何でもいけるけどハンバーグがフラッグシップの”パーラーとんとん”の3店は住んでいたときの思い出ぎっしりです。いずれも八重山料理の店ではないのですが。大富は仕事で疲れるといつも頼んでいた丼モノがあったのですが、なんという名前だったかな。ニラのような香りが強い野菜が入った炒めものがご飯にのっていて、生卵が落としてある丼なのですが。。。今度行ったら食べてこようと思います。

最後のおまけ↓

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これ、コンビニの新聞売り場のラックです。端的に八重山の独立っぷりが伝わってくるようで面白かったので載せてみました。

上段の一番目立つところに左側は八重山日報、右側に八重山毎日新聞、左下に沖縄県2大紙の沖縄タイムス、琉球新報、右下に内地のスポーツ新聞という配置。八重山で最も読まれているのは地元紙の八重山毎日新聞です。トップ面が見えるように並べられており、その記事をよく見るとですね、スポーツ紙はもちろん沖縄タイムス、琉球新報もトップ面は五輪エンブレムの不正問題です。しかし八重山の新聞たちは違います。八重山毎日の一面は「南根腐病が原因か」(台風が多くて弱っている街路樹が多く、その原因を報じたもの)、八重山日報の一面は「電線類地中化要望」(台風の来襲で電線への被害が大きかったのです)。

八重山は沖縄県に属しつつも沖縄本島とは違う独自の価値観で動いています。基地問題でも中山石垣市長は翁長県知事とは全く反対の意見ですし、私のような内地人が数年住んだだけでも、那覇が遠いことを感じました。そんな影響か私の中でも八重山と沖縄(ついでに言うと宮古諸島も)はそれぞれ異なる土地としてカテゴライズされており、例えば今回の八重山旅行を周りの人に説明す際に、”沖縄に行ってきます”というのは非常に違和感を感じ、”八重山に行ってきます”か、八重山というのが伝わりにくいときは”石垣島に行ってきます”と説明するのが自然に感じます。

さて次回以降はいよいよ西表島の記録に移ります。